アーカイブ:2月2018

なんだかなぁ
雑記

18.02.28

メガネ業界の人間として、取り敢えずこれだけは。

テレビで、

「今まで測れなかったことが、この機械で測れるようになりました」

的なことを述べていましたが、機械ではなくても、80年代頭には理論が整っており既に測れる環境にあったはずです。それが証明出来る文献が手元に無いですが、少なくとも現在は確実に測れます。

あの番組の鍵となる検査項目は、調節ラグとAC/A比です。紙ペラの指標だけで共に測れる内容です。やるかやらないか、それぞれのお店の方針次第だと思われます。それは、お医者さんも同じです。

メガネ業界と言いますか、眼鏡小売のために、これだけは書き残しておきます。メガネ屋も、やってるところはありますよ。

お客さんのメガネ
無垢のメガネ(925silver,サンプラチナ,木)

18.02.28

セル巻き、巻きつるの長さ指定をした特注品です。あとは、SPMに手で彫金を入れてもらいました。山と智の3カ所。福井は雪が凄かったはずですが、ほぼ納期通りです。ありがたいです。

とりあえず今は伝票待ちの、販売価格決定待ちです。これだけ改造すると、いくら位になるのかボンヤリした状況です。その状況で取り敢えず作りました。それを許してくれたお客さんに感謝です。

SPMの彫金、想像を越えた美しさでした。今まで見ていたはずだったんですけどね。改めて観察しますと、切削面の鋭さだけではなく、ラインの細さが際立っています。繊細さではSPMの勝ちです。もう、自分がこれは欲しいですね。所有欲を紛らわすために、近々在庫持ちます。

現在店頭で彫金してあるフレームですと、銀が1本だけです。銀は、光の反射率の高さと、切削面の広さから生じる煌めきが凄まじいです。銀は硫化して黒ずみますから、くすませるのも味わいがあって良いですし、綺麗な煌めきが一時のものであるという儚さも良かったりします。磨いても、それはそれで銀の特性を活かしているといえます。

金属が異なるだけですが、SPMの彫金は思った以上に銀とは別物でした。

民藝展
雑記

18.02.28

行きました。高島屋に巡回で来ているやつです。5日まで。

民藝に関しては、その定義がすでに矛盾を生じやすい性質ですし、見るたびに考えさせられます。矛盾を孕んでいない物は、そもそもそんなに面白くなかったりしますから、その定義が健康的であることは、間違いないと思っています。

民藝の中でも最高クラスという表現が、そもそもの定義から逸れる表現だとは思います。何とも言いようがなくて困っています。いい表現が見つからないのでそのままにしますが、そのようなマックスな物が見られます。そっちは有料で、今作られている物の販売スペースは無料です。

最高クラス民藝ですが、確かに綺麗でした。本当に実用されていたのかなと思うくらい、精緻で美しかったです。そしてすぐさま、本当に美術と反りが合わないものなのか?とも考えました。

数学と世界との関係に似ています。人間の経験から離れ、純粋な思考の産物としての数学が、世界の美しさを否定していないところがそっくりです。理論の美しさが現実に引き戻せる場合も多々ですしね。実際目の当たりにしたことで、ようやく分かりました。

次の楽しみは、17日から行われる科学館のマーベル展です。

本日19時閉店です
営業案内

18.02.28

何だかんだ昨日もご来店ありがとうございました。そして、忘れておりましたが本日は19時には閉めます。直前のご連絡で申し訳無いです。忘れていました。

廊下のワックスがけで、業者さんが入ります。先方の仕事がしやすいように、早めに閉めようと思います。よろしくお願いいたします。

受け取りのみ
営業案内

18.02.26

明日は、受け取りのみの営業と致します。加工云々が溜まってしまいました。一旦、綺麗サッパリ片付けします。

今月もお越し頂きありがとうございました。

レスカの鼻盛り
修理とメンテ

18.02.25

さすがに、作業して帰ります。

お持ち込みで、またまたレスカのヴィンテージです。日本人にとって不完全なフレームですから、良い装用感のためには改造も致し方無いです。不完全だからこそ、日本の設計からは生まれない格好良さがあるわけです。そして、やっぱりそれを綺麗に掛けたいわけですから、それは極力叶えます。

リム内側の計測で、鼻幅28ミリです。

削り取り、内側に傾斜をつけて土台作りです。

真っ直ぐに鼻盛りのチップを接着すると、おそらく幅を寄せ切らないので頑張ってみました。

取り付け後。磨いていません。

これで大体18ミリです。掛けた姿がやや上目になるようにしました。それでも、上4下6か、ちょうどレンズの真ん中に瞳がくる感じでしょう。キーホールブリッジが眉間に掛かるくらいの方が、外人みたいでカッコいいなと思いまして、しっかり盛りました。

明日から開けます
雑記

18.02.25

本日は、店を閉めていました。来店で予定を立てて下さった方、来ちゃった方、すみませんでした。仕事せずに数学の講演会に行ってました。

おかげさまで、レンズ度数の決定において確信を得ました。引き続き頑張ります。

各人の世界の見え方を、ランドルト環(最小分離閾)のスコア1.0以上で健全と判定する在り方に、疑問を感じております。その疑問が、おそらく今の色々なものの流れ(今回は数学の潮流でした)と相違が無さそうという実感が掴めました。今の私の検眼がパーフェクトであると、誤った確信が芽生えたわけではないです。

ひとつの規定・基準から各人の見え方の良し悪しが決定されるのだろうか?という疑問から出立して、あぁでも無いこうでも無いと悩みながらも、処方度数を決めるというアウトプットを続けていくことが、どうやらそんなに間違いでは無さそうだな、という感覚が掴めたということです。

検眼と、仮枠(試しで度数を入れたメガネを掛ける段階)の関係、特に仮枠の捉え方も変わりました。

元々は仮枠の段階で、検眼で出した値からズレるのは当たり前と考えておりました。数値のズレは、初めは出て当然であるという認識でして、時間経過とともに出来ればその差を埋めていくことが望ましいのでは?という考えが強かったです。

しかしそうではなく、その人が培って来た認識というものの固有性に重きを置くのであれば、検眼では既知数を炙り出して、仮枠で実際に心地良さという未知数を求めていくという捉え方の方が正しそうです。検眼の値が基準ではなくて、未知数と先ほどの述べましたが、それは実際には誤りで数値化できない掛け心地の部分を基準にする、そこにようやく気づくことが出来ました。気づくというよりも、それが一番だと、本当に思えるようになったという表現が当てはまるかもしれません。

お時間がありましたら、また検眼しましょう。させてください。

今日と明日の営業について
営業案内

18.02.24

明日25日の日曜日は、予告していた通り数学の講演会に行きますので、店は休みです。ご容赦ください。メガネのために、話を聞きに行きます。

 

また、本日24日の土曜日ですが、17時ごろには閉めます。今週も皆様のご来店ありがとうございました。加工等々、キャパオーバーしかかっております。不十分な体制のまま、メガネを選定するプロセスの提供をしたくありませんので、店を閉めます。ご購入いただいた商品の受け取りは可能です。

申し訳ございません。私の抱え切れる器が小さいです。ですから、お店もそのように小さめです。

費用対効果
雑記

18.02.20

ようやく、サングラスにすることが出来ました。G15カラー、グレーがかった緑色です。一番濃いめのカラーです。掛けると、ほぼ目が見えなくなるのがこれくらいの濃さでして、それは濃度85パーセントです。

昨日と一昨日、掛けて歩いていますが、今のところ連続2日で他人からメガネをイジられています。私のメガネ人生の中でも、初めてなくらい、費用対効果の高いフレームでした。

 

一昨日のハンバーガーショップでは、外国人の店員さんに、

「メガネかわいいね。いつも丸でしょ。」

みたいな感じで、注文後に言われまして、普段も何となく覚えられているし、今日の変化球もバレててダブルで恥ずかしいなと、そんな心持ちになりました。ただ、いまはそれで億劫になって行かなくなるとかはないでしょうね。そこまでの過敏さは、さすがに無くなりました。むしろ、もう一度これで行ったる、くらいな感じです。

顔に何か載せるという行為は、フレームが顔に対して占める面積が小さい割には、まあまあのインパクトを他人に与えます。だからこそ、メガネで遊ぶということが、やや難しいのでしょう。でもその難しさが、メガネの楽しさの根っこなのだと、ひさびさに体感して思い出しました。

明日の営業
営業案内

18.02.20

あす2月21日(水)は、検眼の予定が2つ入っています。メガネを見にお越しいただいたとしても、満足の出来る対応が出来ません。その為、店は開けません。

メガネの受け取りは出来ます。よろしくお願いいたします。

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