ローデンストックなんですけど、商品説明のときに色々「あっ!?あっ!?」となりました。それは金張の表示が異なるからでした。
本体は『1/20 10K』の刻印で、台紙は『20/000』の印字です。説明のときに、「1/20を千分率で〜」みたいなことを言おうとして「…(1/20は50/000だよなぁ?)」と沈黙し、そののち冒頭のプチパニックでした。
そういえばこうです。70年代のHOYAの会報から。
まさに例題通り。この変換は、この年代のあるあるだったということでしょう。
25.02.11
ローデンストックなんですけど、商品説明のときに色々「あっ!?あっ!?」となりました。それは金張の表示が異なるからでした。
本体は『1/20 10K』の刻印で、台紙は『20/000』の印字です。説明のときに、「1/20を千分率で〜」みたいなことを言おうとして「…(1/20は50/000だよなぁ?)」と沈黙し、そののち冒頭のプチパニックでした。
そういえばこうです。70年代のHOYAの会報から。
まさに例題通り。この変換は、この年代のあるあるだったということでしょう。
25.02.11
この見た目で、なぜかフレーム名?ブランド名?は“ROGUE-LOOK”ということで、ならず者でした。
いまの日本であれば、おじいちゃんみたいなメガネと言われると思います。大きめのツートンのセルは、確かにそんなイメージなんですけど。これは一味も二味も違う、いやもっと隠し味だらけで、最早べつの料理レベルでした。それはまさに、優しいおじいちゃんの裏の顔が、それはそれは恐ろしいならず者というくらいに。
レンズの形やリムの処理がカクカクしていてカッコいいとか他にもあれこれありますが、美意識高い最大の隠し味ポイントが垣間見えるのはここかなと思いました。フロントとテンプルの接合部分です。フロント側で、微妙にテンプルとの合口が綺麗に揃うように調節されています。
畳むとよくわかります。底辺が2ミリくらいの、謎の直角三角形が現れました。
正面やちょい斜めからみたときに、智が斜めに上がっているように見えます。ややつり目っぽい感じの演出が入っています。そして、智もテンプルに向かって斜めに削ってあり、フロントから目線がビュンっと上に、さらに奥に気持ちよく抜けるようになっています。普通は鈍重な印象になりがちなフレームに、キャットアイフレーム的な軽快感が加わっています。そういうあれこれを智に込めますと、水平や直角でない智とテンプルとの接合をどうしようかという問題がよく生じます。そこで帳尻合わせとして、あの直角三角形が生まれています。
帳尻合わせが出てくるのであれば、製造のしやすさのことを考えまして、例えば智のつり目感を諦めようという風になりそうですが、それをしなかったことが素晴らしいと思います。全部やっちゃっている、そんなフレームです。
25.02.04
レンズのカーブと、リム上端の分厚い部分のカーブが同じくらいなので、枠入れしたら見違えました。トゥルントゥルンで生命感が強まりました。
テンプルの作りも気が利いていますよね。フロントのトゥルントゥルンを、太極拳的な感じで自然に流している気がします。
これもすごい良かったですね。
25.02.04
凄い造形でした。上が箱みたいになっています。
箱みたいにするのは良いんですけど、そうした結果ドライバーが真っ直ぐ入らないです。上から覗くと、ネジが隠れているので処理しました。
ラインが崩れるとせっかくの箱感が薄れたりしますから、削るのは最小限に留めております。削らなくても良いかなと一瞬頭をよぎりましたけど、ネジを真っ直ぐさした上で力を真っ直ぐ加えて正しく締め上げていない為に溝が無くなっているネジを見て、やっぱりちゃんとしました。削りました。
左右、処理したあとです。そんなに気にならないかと。
なんとなく、削ったり磨いたりした手応え的にアセテートっぽい気がしました。インジェクションのフレームかと思っていたんですけど、削ったときのヤスリへの粘りが無くて、ボソボソ削れて粉になる感じがアセテートっぽい気がしました。まあ分かりません。
トレーサーにどうしてもかけられず、結局手でレンズ型を作り枠入れです。
どこの国に対しての“外”なのかは不明です。テンプルにFOREIGNの表記のみ有り。なんかカッコいいです。
大変おもしろカッコいいフレームでした。
25.01.13
20年くらいか、20年経っていないのか。ちょい前くらいの999.9です。
例えば私でいえば夏以外は基本シャツです。7対3くらいでオックスフォードシャツかそれ以外のシャツという感じでオックスフォードシャツ多めです。ロンTの袖プリントが流行ろうがなんだろうが、年齢も関係あるんでしょうけど、ずっと変わらずシャツです。
過去10年のメガネにおけるトラッド志向でウェリントンやボストンの小さめのメガネが定着して、隅々まで行き渡りました。ということでそこからそろそろ動いても良いし、私のシャツみたいに居心地よければ動かなくても良いし、なんでも良いですよね。
気分転換に動きたいなぁということでしたら、こんな感じかなというので載せてみました。どの方向から眺めても起伏があり、玉型と合わさって強い感じがします。機能と見た目の組み合わせが、それこそまさに早過ぎたgentle monsterって感じで、ちょい古い999.9の中でも一際目を惹きました。昔もいまもブランドとして認知されて先頭に立っているので、早いもなにも無いんでしょうけど。
25.01.06
同じ生地で、同じサイズで、同じパーツで、ブリッジの抜き加工の有り無しだけ違います。現行品でこういうのって無いですね。面白いです。
サイズの刻印の位置が違います。一方はリムの上端で、これはヴィンテージフレームによくあるパターンです。それでもう一方はリムの下端に打ってあります。もう少し幅のある打ちやすい場所に打てばいいのにナゼそこに?とも思ってしまいますが、それが妙にカッコ良かったりします。
インスタに同時に載せたのは初めてでしたが、抜きありは単独で以前も載せたことがありました。見返してみたら2019年の11月でした。もう5年前で、5年前といえばセルフレームは生地が厚ければ厚いほど良いとされていた時期だったと記憶しています。いま思えばステーキ的な、肉は厚ければ厚いほど美味いみたいな、そんな時期がメガネにもありましたね。なのでその時代は音沙汰なかったか、この店のインスタがメガネを載せるとフォロワーが減るというスパンだったのでマイナスのフィードバックだったはずです。
今年は、プラスのフィールドバックを頂いております。なんとなく2023年末くらいからそんな気がしておりますが、FPD=PDが正しいメガネの掛け方というのが正しく無くなったのではないでしょうか。そもそも当店では言い続けていますが、メガネの掛け方の正しさとは?という、何をもって正しさとしていたのかというのが大事です。結局それはひとそれぞれというありきたりな答えに行き着きます。人それぞれという到達の場合は、正しいという表現といいますかラベル付けが間違っているという気がしないでも無いですね。
ひさびさに書きますと、FPD=PDというのはざっくりメガネのレンズの中心に目のド真ん中が重なっていることです。正しいという表現がくっついている場合に想定されているのは、更にレンズが小さくて目の周辺の余白が少ない場合が多いと思います。これは結局、クラシックに見せる作法です。特に50年代以前に見せるテクニックと申しますか、そういった意味で確かに正しい掛け方の一つだと思います。ただ即座に正しく無いとも崩せます。例えばゆったり掛けているように見せる掛け方としては自明で正しく無い訳です。それくらい、近年のFPD=PDを正しいとする主張は脆弱だったとも言えます。
服がゆったりの極致に到達した次は、メガネもそういう風になるんでしょうか。分かんないですね。そこに居続けても良いし、移っても良いし、色々ですね。
余談ですが同じのが仕入れ出来た訳ではなくて、ただ売れていないだけです。売れて無いというのはいい大人として、商売としてダメなことなんですけどね。売れたら良さを共感出来たということで嬉しいですし、お金を頂くということで有難いと沁みます。売れていないなら売れていないで、それで分かることがあって面白いわけで、そんなことをしているので2025年も相変わらずこんな感じです。
24.09.11
こんな感じのフレームをはじめて拝見しました。生地の中にピラミッドスタッズです。表面は平らです。ベースの黒が凸にピラミッドで、上からクリアが貼り合わせてあります。
断面が。黒とクリアの境界が波線になっています。
生地を作る段階で、めっちゃ手間をかけていますね。これには感動しました。
24.09.04
レンズを交換しました。元はG15的なグリーングレーの濃いレンズが入っておりましたが、ブラウンの濃いレンズにしました。フレームの色とレンズの色を合わせて、一眼のフェイスシールド感を足してみました。
在庫で寝かせておりましたが、セルの縮みでガラスレンズが食いついてしまい、コバが欠けています。それで交換した次第です。
ネジも頭が潰れていたので、切り直してマイナスネジを挿しました。見た目が変わらず直せました。
ついでに、ブリッジ周辺に何かしらの薬剤が飛んでプツッと尖っていたので、ペーパーヤスリで整えて磨きました。
レイバンのオリンピアン1DXみたいな、イージーライダーのときのサングラスのセル版みたいなデザインです。その感じを尊重してクラシックに合わせても良いですし、黒のバンドTにダボダボなデニムで今っぽく合わせても良さそうですね。
24.06.05
ディオールのヴィンテージです。そんなに古くはありませんが。オプチル素材だからこそなんですけど、ブリッジの流線型の尖りが綺麗です。それこそオークリー的な、現代的なスポーツサングラスのような形状です。
マットな横のロゴドン具合が絶妙です。言われて気づきましたが、ちょっと前のディオールのあの金具に見えなくも無いですね。マシュー・ウィリアムスの。
ちなみに左蝶番はクリスチャンとディオールが綺麗に開閉で分かれます。
右の蝶番はDのヒゲで分かれます。
24.06.02
こっちもあります。
色違いをブログに載せたか忘れましたが、濃い茶の方はブログにあれこれ書いたはず。めっちゃカッコよくてオークリーのトレンチコートに似ているヴィンテージのフランスのフレームです。
本日あれこれ盛り上がりまして、そういえば私がどう呼ぶかは自由だなと。しかも誰も命名していなそう。そうだ、めっちゃ感動した私が名付け親になってあげるということで、今日からあなたはトランシェとして生きなさいと決めました。トレンチは英語で、調べたら塹壕のフランス語はトランシェ(tranche’e)だったので。トレンチ・コート(英)、トランシェ・マントウ(仏)というのはいろいろ問題ありそうですし、何よりもトランシェマントウなんて贅沢な名だねぇってことで、トランシェ。ちょうどゴーグルっぽいデザインですし、もうトランシェにしか思えなくなりました。
デザインでいえば、完全にスペースエイジ全盛期な造形で60年代かと。当時のピエール・カルダンの服っぽい雰囲気が漂っています。あとはパントンの世界観とかに通ずる宇宙っぽさが溢れています。
作りからいえば、テンプルが芯なしで蝶番が座ボリなしでリベットの面が合わせてあって…と、もう少し古そうだみたいなことも述べられそうな要素が詰まっています。