アーカイブ:2月2018

お客さんのメガネ
ヴィンテージのメガネ

18.02.19

同一のお客さんのメガネです。当店でご購入していただきました。黒のコンビフレームは、松下幸之助さん風で好きでした。サンプラチナであったこともポイントが高い理由です。

両眼ともs-6.00くらいです。乱視はc-3.00 AX180なので、簡単に言えば上下に物凄く分厚いレンズです。それでも、ある程度のフレームサイズであれば、屈折率1.67でもスッキリと収まり良く枠入れ出来ます。アッベ数を重視するということで、屈折率1.60でも良かったくらいかもしれません。

こっちは、フレームが6カーブでちょっとややこしいです。強度数の場合は、レンズが大体1カーブくらいであがってきます。レンズ表面がほぼ平らです。

フレームカーブを落とすのにも限界があります。前回の増永さんのチタンフレームとは異なり、今回はある程度はフレームが触れます。4カーブくらいに落としました。レンズの薬研にも傾きをつけることで、リムに負担をかけることなく、レンズが入っています。

例えば、美観に拘るのであれば、カーブの深いレンズを選択する等々あります。それの方がこちらも加工しやすいです。リムとレンズカーブがピッタリ一致して、綺麗に仕上がります。ただし、それなりに値段も上がります。また、年齢的に老眼も2〜3年で考えられる方でしたので、普通の単焦点で済む方法で枠入れしました。

ネジ抜き
修理とメンテ

18.02.17

修理のご依頼。元々は蝶番の再カシメです。オマケで、ネジ抜きをしております。

マイナスネジの先が潰れていました。一方はプラスに変更してあり、抜けない方がそのままでした。

ニードルで押し出す方法もありますが、今回はネジの後ろを、蝶番に刺さったままドリルで切削しました。後ろのネジの飛び出しを無くすことで噛み合う力を抜きます。あとはヤットコでネジ頭をつかみ、回して外しました。とりあえず外れて安心です。ニードルで押し出せば早いですけど、この時代の蝶番だと、金属も柔らかいので出来るだけそれを避ける方向での処置です。

収まりの良いネジも見つかったので、それに交換して終わりです。ステンレスネジに変えれば、とりあえずネジ穴が簡単に潰れることも無いと思います。

 

スターリングシルバー
無垢のメガネ(925silver,サンプラチナ,木)

18.02.17

スターリングシルバーのフレームに、ガラスのノンコートレンズを積みました。美しいです。

これから開店準備ですが、すでに1日を終えた充実感があります。

長さ調整
修理とメンテ

18.02.16

テンプルの長さ調整。

ヴィンテージ、ニコルのフレームです。テンプル長が145ミリです。男の人であれば、掛けやすくて申し分ないのでしょうが、今回は側頭幅140ミリくらいの女性です。逆に長すぎます。

長ければ長いほど、摩擦が生じてフィッティングしやすい、装用感が良いという訳でも無いです。耳後ろの乳様突起に触れると、痛みを生じます。長ければ、切るのが望ましいです。

切って、面取りを行いました。今回は1.2センチほどカットしました。テンプル先をまだ曲げていない状態で、比べるとこんな感じです。

毎回やたらめったら切るわけではありませんが、あまりにも長い場合は、レンズの到着前に加工をして、合うように整えていきます。

ゴドー
雑記

18.02.13

お客さんから借りました。たまたま、この本の中の「ゴドーを待ちながら」の話になり、それを持っているという事で、店に置いてくれました。

鷲田清一さんの本の中で名前が上がることが何度かあり、気になっていました。そこでの引用のされ方、解釈が唯一だと思っていましたが、それだけでも無いようです。個々人の生業についての話にも読めました。劇中の脱げない靴を眼鏡に変えたら、ただの眼鏡屋の日常の話に変わってしまうと、私にはそう感じられました。そもそもの解釈も、やはり多々あるようです。

あとがきにもあるように、「おそらく、おそらく、こういうことだろう。」と頭の中で自問自答せざるを得ないです。それは自分で意味や価値をつけられる余地が残されているという風に考えれば、とても面白く、且つ有難いことのように感じます。調べても分からないことが、まだまだ残されています。

鼻幅狭め
ヴィンテージのメガネ

18.02.13

日本のヴィンテージのメガネ。44□18サイズです。小さめです。

腕の長さが145ミリ程度ありますから、子供用というわけでも無さそうです。この長さはありがたいです。

瞳孔間距離が狭めな方や顔が小さい方には良いと思います。下のクリア部分の変色も少ないので、清潔感があります。多分、そこが一番のポイントです。

明日は休みです
営業案内

18.02.13

明日14日の水曜日は、休みにします。眼と検眼の話を聞きに行ってきます。

その差は6年
メガネのはなし

18.02.12

アンアンの82年と88年。メガネ特集だったので。

内容が濃すぎる。つまり面白いです。また、提案がやや非現実的です。でもそれは良いことだと感じます。自身で現実に落とし込む作業をする、さらにはその作業の前にあれこれ構想する訳ですから、オリジナリティが生まれ出そうな余白が残してあります。

82年の段階では、まだまだメガネが、ネガティブの塊のような扱いです。そもそも表紙の女性が、メガネ特集なのにメガネを掛けていない…。

88年は、メガネがオシャレなアイテムの一員になりかかっている文言です。それを煽り気味に「時代だ!」と、強く宣言しています。調べてみると、表紙のサングラスはカトラーアンドグロスでした。

カッコいいです。

お店について
営業案内

18.02.12

カテゴリー「お店について」の、駅からの行き方を書き換えました。

サークルKのファミリーマート化に伴い、ファミリーマートが近くにありすぎます。その結果、位置関係がぼんやりな場合ですと、1階にファミリーマートがあるビルという情報に引っ張られ、迷子になる為です。

ファミリーマートに依存しすぎない形式で書き換えました。お待ちしております。

また、グーグルマップに依然として表示されませんが、存在しております。住所をダイレクトに入力して下さい。住所を信じてお越しください。

暖かくなる前の準備
雑記

18.02.11

ようやく、自分のサングラスに着手出来ています。レンズは、ありがちな組み合わせですが、レイバンカラーのG-15にします。到着待ちです。いまのところ、ただのオモシロメガネです。

G-15カラーは、目が透けない位の濃い緑です。あと茶色に対しては、めっちゃ濃い青もカッコいいはずです。ただレンズメーカーの標準カラーに無い為、それはカラーも特注なのでやめました。自分の物に注力し過ぎるのでやめました。

鼻幅が狭く、ゴツゴツ当たる感じがするので鼻盛りを取っています。いつも盛ってばかりですが、逆パターンもあります。あとは、フレームが若干怒り気味(目が吊り上っている)だったのも修正しております。

これ装着して、あの自転車乗って花見したいですね。

 

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