カテゴリー:雑記

ふむふむ
雑記

24.04.11

センスの哲学を読み始めています。前の現代思想入門の、その応用編って感じです。まだ読み終えていませんが、実生活に当てはめるとあれこれこういうことで、良い塩梅の脱構築がセンスということなのでは無いかと。実生活に当てはめてあるので、現代思想入門を読んでいなくても、この本だけで面白いです。

引用箇所のちょっとイヤミな表現は、まさに刺さる部分です。同一作品における見方の対立ではありませんから近い例えではありませんが、読みかえて“大意味”を“ハイブランド”で“小意味”を“物の作り・手仕事の具合”みたいに読みかえると、『ブランドのロゴTがカッコいいかどうか問題』でこういう光景をよく見るよなと、たちまち解ってきます。

この本にも続くように、小意味がいつのまにか権威になり、それこそがネオ大意味になってくると、今度はそれを転倒する・脱構築することが進歩であり、この本でいうセンスということになるのでしょう。基本に還れでハイブランドがネオネオ大意味になることもあるでしょうし、ただ本当に単純に還るのでは退化になりかねないので、それでネオネオ大意味としてのハイブランドのスローガンとして、クワイエットラグジュアリーみたいな言葉が出てきているのでしょうね。

私の店はちっこい店でハイブランドで無いことは自明ですから、どう脱構築するのか、どれくらいするのか、これが今も昔も経営課題ということになります。

鳴き声は久しく聴いていない
雑記

24.04.11

この日はコレみたいな、例えば正月のおせち的な季節の食べ物をしっかり食べなくては、みたいな家庭では無かったので、未だにその辺には疎いです。そんな私ですが、子どものころから春になるとウグイス餅を食べるみたいな機会が何度かあり、大人になった今もウグイス餅だけはぼちぼち食べています。ケーキは高くなりましたけど和菓子はそんなになので、つい買いすぎました。

14時ごろ届いたばっかり
雑記

24.04.05

予定よりだいぶ早く届きました。

アマゾンのオススメに出てきたのがキッカケです。タイトルに“センス”が入っているので、対面でレジに持っていくのがちょい恥ずいなぁとか考えなくてもいいことを考えてしまいました。そんなこんなで尻込みして買わない、買うのを忘れるのも何だかなあということで珍しくネット予約しました。

問題だらけ
雑記

24.03.25

写真だと上手く映らないんですけど、LEDに変えました。めっちゃビカビカに輝いています。LEDから発する光の特性上、蛍光管に表裏があるので、看板を両面輝かせることは出来なくなりました。

蛍光灯は2027年問題がありまして、このお店では今まで集めてきた看板の灯りをどうしようかなぁという感じです。今回のは簡単にLEDの代わりが見つかりました。特に一つ、蛍光管を軸にしてクルクル飾りを回している看板がありまして、径も大事になってくる看板は、諦めざるを得ないかもしれないです。

せっかく看板たちも集めましたし、やっぱり光っていて欲しいけど、ダメなら諦めるくらいな感じで、簡単に手に入るならLEDに替えています。

俺?我ら??
雑記

24.03.25

子どもが“俺たちになる為に、きっと我ら歌うんだよ”と、その部分だけをひたすら繰り返し歌っていました。

微妙に日本語が変なんですけど、詩ならそんなこともあるかと考えつつ、幼児にアイデンティティーの確立がテーマっぽい歌を歌わすのかなと。高校生の合唱コンクールでもちょっと重めなテーマな気もします。でも間違いなく、俺たちや我らと、発声している…。

それで、そのまま検索した結果がアレです。まさか答えにたどり着くとは思っていなかったんですけど、メロディからこれでした。友達になるためにひとは出会うんだよ、でした。検索すご。

いまいま検索すると違うものも出てきていますが、真ん中にまだちゃんと正解が出てきますね。

俺たちになるって、すごくロマンチックですね。当たり前のように、俺は生まれてからずっと俺なのに、(いまは望む)俺じゃないから、俺の意志で(望ましい)俺になるってニュアンスですもんね。思春期以降だよねやはり。

兆し
雑記

24.03.10

えぐれていた部分から苔が生えてきました。かなり嬉しいです。

ぷんぷんに香ります
雑記

24.02.19

おとといくらいに満開で、今日から花が散りはじめています。小さくて高さは30センチもないくらいですけど、花はたくさんです。そして、なんといっても匂いがスゴいです。朝おきると周囲に匂いが立ち込めており、結構良い気分です。

私は植物を育てるのは苦手で、そんなことを随分前にも書いた気がしますが、それでも梅は咲かせることが出来ました。ほとんど咲く手前の、かなり良い状態に御膳立てしてあるものでしたし、ほとんどそのおかげな気もします。来年咲くかどうかが勝負です。

苔は難しいですね。はじめは日照が少ないのか茶色くなって、日に当てたらあてたで、今度は当てすぎで一部黒く欠損してしまいました。とりあえず今年は梅を咲かすことに集中して、肉を切らせて骨を断つではありませんが、多少苔がやられてもという心持ちで育てています。

あと、なぜか昨年からカブトムシの幼虫を飼いはじめています。それをちゃんと羽化させられるかどうか、今年は緊張の連続です。

手前味噌
雑記

24.01.31

そういえばイギリスが好きですね。時計がそうでした。

サラリーマンの時だったから、10年以上前ですね。この辺も、金の価格が天井知らずというのもありますが、なんかすごいですね。さまざまな遊べるヴィンテージが、この世から消え去ろうとしています。

その時は服で手一杯でして、時計はアクセントの位置付けでした。なのでムーブメントとかはよく分からないまま生きていこうと決めて、とにかく金無垢の時計が欲しいなあということでこれにしました。そしたら尾錠も気になって、尾錠はクレドールなんですけど、金無垢を探してつけています。合わせても10万くらいだった気がします。そのときは気づけませんが、2010年代も良い時代でした。

アンティーク加工その2(デストロイ加工編)
雑記

24.01.26

925のチェーンの加工の話その2。

前編では、燻し液にドボンと漬け込んだだけでした。次はデストロイ加工編に突入します。

届いた状態がこれです。ピカピカ好きな私でも、確かにこれは何とも表現し難い、あともう一歩感を覚えました。

細長い、インディアンジュエリーにあるようなタイプのチェーンはメガネにどうかなと思い、そういうのを仕入れてみましたが何かが足りない。おそらくですが、ピース毎の出来が不均一なのにも関わらず、カットの切断面は工作機械を使っているためかスパッと正確です。その切削痕も強く残っているため、ラフなのかキリッとしているのか、手作りの大味だけど人間味のある優しい雰囲気なのか機械の画一な無機質な感じなのか。そういうどっちつかずなのがあともう一歩の原因なのかなと分析。といことでどっちかに振る改善をします。

このピースの出来がまばらというのは、考えようによっては最高です。シルバー製品を使い込み、凹んでまちまちになっていく過程をすっ飛ばせる可能性を孕みます。ということで、チェーンに施す加工の方向性は定まりまして、使い込んだような当たり+燻しをしていきます。

まずはチェーンに当たりをつけます。

こんな感じで当たりをつけました。2枚中の下の画像は、傷のバリを取るためと機械の切削痕を薄めるために、ペーパーヤスリを程よくかけた後に、ムラが出るように適当にバフを当てた状態です。自然な傷加工を目指す為にはある程度の適当さが大事です。無為自然を目指します。

ちなみに、ランダムに程よい傷や凹みをつける為に、今回はこうしました。

道路に打ち付けています。ちょっと古い凹凸感が強めのアスファルトがオススメです。店の裏の駐車場前で、20回ほどチェーンを握りしめて思いっきり地面に叩きつけておりました。側から見ると、ちょっとヤバい奴だったと思います。程よく尖り、尖り方もまばらで大小さまざまな道路がベストです。打ち付ける行為は繰り返し同じですが、当たりにランダムさが生じます。それが傷のまばらさに繋がります。真のストリートとは、こういうことです。

燻してすぐ。銀らしさが欲しいので、ちょっと磨きます。

いかがでしょうか?結構良い感じにめっちゃ使い込んだような雰囲気が出て、カッコよくなったと思います。めっちゃ使い込んだメガネチェーンって何だ?メガネチェーンを使い込んでもこの量の傷はつかんだろと、冷静になってはいけません。ウォレットチェーンやキーホルダーを使い込んだときの雰囲気が、メガネチェーンに足せたということで捉えていただけると嬉しいです。

金具は歪むと後々面倒なので燻しだけにして取り付けました。

今回も燻し液は温泉の素です。燻す前にペーパーをかけて、燻した後はクロスタイプのシルバー磨きで拭きました。例えば、アスファルトでデストロイ加工をしたのち、燻し専用液でしっかりと黒くして、そのあとにペーパーをかけると、またそれはそれで結果は変わると思います。

アンティーク加工その1
雑記

24.01.26

アンティーク加工(燻し)その1です。

シルバーチェーンなんですけど、新品のキラキラがカッコ良くないというご指摘を頂いたので、燻してみました。キラキラにはキラキラの良さがありますし、私も割とキラキラ派なんですけど今回はダークに仕上げていきます。先週のプリキュアで、主人公が闇堕ちしてから復活したのを思い出しまして、まずはとことんダークテイストをやってみようと思っています。

使えば自ずと黒ずんできますけど、それが待てないと言いますか、これもひとつのタイパということになるのでしょうけど、はじめに結論・結果を見たい気持ちはわかります。ということで作りましょう。

今回のベースはこちらです。線径0.7ミリで、チェーンの幅は3.3ミリです。いろいろ合わさって撚ってあるので、1本1本は細いのに、全体としては結構太くて存在感あります。始めはこんな感じで、これはこれで綺麗でいつまでも見ていられるタイプで良いんですけど、思い切って新品を燻していきます。

もっと真っ黒で、コントラストをパキッと出したいときは、燻し専用の物を使うと良いと思います。私は、青だったり茶色だったり、ムラのある黒くなりきっていないこの感じが結構理想的だと感じるタイプなので、温泉の素でこの感じで止めます。

トップ画像は、この状態からほんのり光沢面を足すために、クロスタイプのシルバー磨きで何回か拭いて仕上げています。メガネのフレームだと、この工程で磨き過ぎて結局ピカピカに戻してしまう傾向にあったのですが、チェーンは指が入っていかない隙間がありますから、適当になぞるだけで磨き残しが生まれて、良い感じに燻し感が出ました。

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