カテゴリー:無垢のメガネ(925silver,SPM)

例外
無垢のメガネ(925silver,SPM)

21.07.27

しばらく、オリジナル製作の金無垢の話が続きます。

各パーツの調子の問題や、金無垢の磨きの問題もありまして、レンズ形状の変更不可としておりますが、このパターンは大丈夫そうです。元ネタの、80‘sダンビルのレンズ形状です。

再掲です。いまは細長いレンズシェイプの時代では無いというだけでしょうね。見れば見るほど、ブリッジの形に沿った綺麗なレンズ形状です。これなら、ツーポのキャッチ等を触らずに加工できます。耳側は多少キャッチを触っても、サンプラチナであればこちらで磨けますから、何とかなります。

グレーのレンズ入れてみました。

ダンヒルのブリッジに不変性を持たせるということで(元ネタは合金のメッキ)、まずはサンプラチナにて製作しました。銀無垢では強度が出なくて、今まで貴金属での製作を一旦諦めていました。今回、意を決して金無垢で製作してみて良かったです。このカッチカチに緊張感のある構造に、めっちゃ柔らかい雰囲気かつ優美な素材が合わさって、さらにバランスが良くなった気がします。手彫りが無くても、柔らかな雰囲気の方が優っている気がします。とは言いつつ、手彫りも依頼中なので届いたらまた載せます。

最近なるほどなぁと思った話がありまして。無人島に持っていけるもの1つだけのとき、何持っていく問題というのがあるんですけど、そもそも眼鏡掛けている人は、もうそれがツールであって1つにカウントされていますからね、という話です。一生懸命どれを選ぶのが一番有効か考えていましたけど、僕は問答無用で眼鏡一択でした。無人島に連行された、眼鏡を必要としていない他の人々からみたら、あいつ手ぶらじゃんって感じですね。

変な話に逸れましたが、眼鏡は一心同体系の物なので、どうせ長時間身につけるものなら、美しさをどんどん添加したいなという思いで作ってみました。

参考値
無垢のメガネ(925silver,SPM)

21.07.25

結局、色々あって精密秤買えなかったです。物が届いてしまった以上、すぐに重量を知りたいなという気分です。なので参考値ですが、先日載せた金無垢のブリッジの重さをはかってみます。食品用の秤です、あくまで参考値です。

ロウも含まれるので、あくまで参考値として。ナット、ワッシャーも金無垢なので、金使用部分の総量がこんなもんです。

ちなみに、鼻パッドだけですとこんなもんです。

たまに、百貨店の催事で「黄金展」みたいなのがあるのはご存知でしょうか。金無垢のおりんとか金無垢の置物とか、全部が金無垢のヤバい催事です。名古屋だと、丸栄が正月の催事で毎年やっていた記憶があります。丸栄が無くなった現在、どこで催されているかは知りません。そういう催事に金の眼鏡が並ばないのは、グラムに対しての上代が高いんでしょうね。つまりは、材料の金自体に手が加えられたりあれこれあって、さらに取り付けやら磨きやら工程も多く、それだけ価値が付加されているということではあるんですけど。

溶かしてしまえば、貴金属の価値だけに濾過してしまえば、なんてこと無い重量だったりします。金無垢の価値を、資産として見出すならおりんの方が優等生です。

ドタバタの最後に
無垢のメガネ(925silver,SPM)

21.07.18

計画自体は今年の2月頭から動いていました。その時点で、「6月までライン組んじゃっているので、それ以降です」と返事がありまして、待ちに待ってようやく仕上がりました。鼻パッド用の金無垢の板材の入荷が遅れて、7月となりました。

ブリッジのみ、金無垢にしてみました。全部金無垢は、ロレックス買うわーって金額になるので、今じゃないなと思いまして。矛盾しますが、そうは言っても値段ばかり気にしていたらいつまでたっても金無垢を使用した眼鏡なんて作れないなと思い、勢いでブリッジのみですが金無垢のコンビを作りました。デイトジャストっぽくて良いです。

発端は、金無垢の鼻パッドをサンプラチナのフレーム用に作ろうと思い、見積もりをとったことです。グラム7,000円の時代ですが、前回と同じ値段で見積もりが上がってきました。そうであれば、例えばコロナが落ち着いて金価格も落ち着いて5,000円台に戻ったとしても、商品価格を連動して変化させなくてもよく、ある程度変化のない価格を提示し続けてお客さんに長い目でじっくり安心して悩んでもらうことが出来ます。とても高い値段なので、そこの安定感があるのは最大の決め手でしたね。多分、メーカーさんの出血によって成立しているのかもしれませんが…。そしてブリッジも見積もり出して頂き、値段も「あっ、、ふぅ〜ん」って感じなので作りました。

金無垢のブリッジを作るに際して、新たに図面を描いて頂きました。その際、サンプラチナのツーポで散々試したこと、お客さんの反応、フィッティングの際にどこをどう動かしたかをお伝えして、一層眼鏡としての安定感を高めることに注力しました。具体的には、クリングスの形状とロー付けの仕方を変えて、箱の初期位置が鼻骨底部の良い感じのところに来るようにして、その状態で箱の位置と腕の位置のバランス、またそれによって決定されるレンズの前傾角のバランスも取り直してもらいました。

また、レンズの形を1型に決めております。サンプラチナのツーポで一番評判が良かった形で決定しました。それに決めきっちゃうことで、レンズのキャッチが非常に綺麗に隙間なく取り付けられるようになりました。

鼻パッドは、新規で型から起こして頂けました。

眼鏡業界にいれば、金無垢の眼鏡が大体これくらいの値段ってのが分かるんでしょうけど。今まで高級時計や高級靴や高級スーツとか、そういう所謂「オトコの上りの一品」に眼鏡があがってこなかったせいで、いまいち値段が不透明だったりします。そこも気になっていた部分でして、同一メーカーのほぼほぼ同一構造で、またそのうちブログ書きますがこのくらいの金の使用量でこんなもんの値段(および上がり幅)ですということがクリアになれば良いかなと思いまして、そんなことも念頭にあって作りました。

色々あり過ぎて、ようやく今じっくりと完成品を眺めております。想像以上にツートンがカッコ良かったです。

経年変化
無垢のメガネ(925silver,SPM)

21.07.15

銀無垢のカットリム、使用して半年程経過しましたので、ここに載せておきます。

確か年始から使い始めて、5月まではさほど変化はなかったです。梅雨入り後、湿気のおかげで変化に加速がつきました。リム周りは黒ずんできています。トップ画像に鼻パッドの様子を載せました。肌に接触し続ける面だけは、綺麗に銀色のままです。リムもそうですが陰影のおかげで重厚感が一層高まっている感じがします。

最近こればっかり掛けています。経年変化したときのカッコ良さが、一山の眼鏡たちよりも強く付加されていく気がします。インディアンジュエリーっぽい雰囲気です。

まだまだ変化が楽しみなので、しばらくは使い続けてみます。

智残し
無垢のメガネ(925silver,SPM)

21.05.28

サンプラチナの手彫り例です。今回の見所は、彫金箇所です。

例えば刺青では乳首が入る・入らないで、関東関西の流派があるらしいとは聞いたことがあります。ネット検索してみると、それっぽくヒットはしますがいまいち確信が掴めないので、あくまでらしいで留めておきます。

そんな感じで、智を残してみました。いつも総彫のときは「山・智・腕」と彫金の指示を出しているので、今回は「山・腕」です。正面の煌めきを抑えるということで、このようにしてみました。柄は菱松です。

さっぱりして良いですね。価格が、智を含む・含まないでそんなに変わらないので、手彫りの費用を抑えるというよりは、サッパリさせるかコッテリ埋め尽くしたいか、それで悩んで頂ければと思います。

各種試してみました
無垢のメガネ(925silver,SPM)

21.05.26

クラウンガラスの単層コートが再び使えるということで、ガラス熱が上がってきています。

あらゆるパターンを見て、比較して検討したいでしょうから、宣言下で暇なんで準備してみました。まずは銀無垢で。ガラスの単層コートと、プラスチック(CR39)のノンコートで比較です。レンズの質感の比較が出来ます。ノンコートと比べたときの、単層コートの青白さも確認出来ます。彫金有無による風合いの変化も比較も出来ます。

調子が上がってきてしまい、久々にサンプラチナのフレームにもガラスレンズを組んでみました。テンプルエンドがバチ状になっておらず、重量バランスや摩擦の観点からガラスを積むべきかどうか悩みどころです。とりあえずお客さんの度数等々の条件次第なんですかね。あと最後は、今回サンプルを作ってみましたから、それを掛けてみたときの何だかイケそう感があるか無いかで決めて頂ければと思います。

これも、同じレンズ形状・サイズです。屈折率の違い→比重の違いによる重みの差を体感してもらえるようになっています。ガラスの屈折率1.52と1.60です。コートはそれぞれ単層コートとマルチコートで反射光の色味の違いが確認できます。これも彫金の有無も比較できます。

あとは、フラットのガラス(1.52)の見本ですね。これはノンコート可能です。見本もノンコートです。同じラウンドだと、レンズ形状で柔らかい雰囲気を持たせるか、パリッとピリッとした空気感を持たせるか、違いがよく分かるのですけどね。とりあえず八角形のフレームに積んじゃっていますが、反射のギラツキ具合がよく分かると思います。

多分、いまの眼鏡の観点からは結構どうでも良いことでしょうけど。無垢のフレームにガラスレンズを積んで有機物を排除した“塊”の眼鏡を畳むときの「カチャカチャ」という響きが良かったりします。耳触りがよくて、何となく所有欲を満たしてくれます。

ツーポでツインカラー
無垢のメガネ(925silver,SPM)

21.05.10

サンプラチナ、ツーポイントのフレームにツインカラーレンズを入れてみました。ツインカラー自体はめちゃくちゃ特別なことでは無いんですけど、出荷数は少ないでしょうね。上が緑の15%、下がピンクの15%です。薄目であれば仄かに分かる程度で、そこまで奇抜な感じにもならないと思います。

ツーポイントだと、さすがに色の切り替わり具合が丸見えです。濃度がともに15%程度だと、どうかな仄かを通り越して分かりにくいかな薄かったかなと心配でしたが、大丈夫ですね。遠目からでも、レンズがとても綺麗だなと分かります。

緑とピンクがマーブルっぽく混ざっているこの感じも良いです。横はいつも通り総手彫りです。

何度も紹介しているオリジナルの、ダンヒルのブリッジを型から起こしたアレです。それにブリッジまで総手彫りです。回数を重ねる毎に、どんどん彫金の精度が出てきていると思われます。今回こそ、最高に美しかったです。多分、次に上がってきた時もおんなじ事を言うんでしょうけどね。

銀無垢追加
無垢のメガネ(925silver,SPM)

21.03.15

先にインスタに載せたやつです。フロントの縁の厚みを持たせたカットリムの銀無垢フレームです。ケーブルテンプルに改造してみましたが、通常品と比べていかがでしょうか?通常品も並べておきます。

上が通常で、下が改造品です。ケーブルの長さはある程度頭部に合わせてオーダー出来ます。銀無垢の場合は直付け不可の為、チューブで継いでいます。巻き数も増えるので径は太くなります。その分、弾力性が増し尚且つ耳との接地面が増える為、ケーブルテンプルにしては穏やかな掛け心地です。

銀無垢に関しては、素材の光沢を際立たせるために磨き込みをしています。銀無垢を素材として選択した時点で、造りがもたらす雰囲気も込みで醸し出すもののベースがもうすでにエレガントです。そうなんですけど、このフレームに関してはレンズの大きさ、形、あとはプレス模様の選択等々が重なって、ややエレガントさが薄いです。エレガント過ぎないです。ではエレガント過ぎないとは?なんで?そういう話になります。

エレガントさを無くすということで直ぐに思いつくのは、表面をマットにするというやり方です。ただそれは

①素材の特徴を尊重した手法か

②造りの良さを味わいやすい手法か

この二つが気になるところです。特に①に関しては貴金属全般に言えることだと勝手に思っていますが、鏡面仕上げの、表面に水分を含んだかのようなとろみのある輝きの美しさが、やはり素材の醍醐味かなと思っています。所有したあとのニヤニヤポイントもそこかなと。また②に関して、カットリムの歪みのないそれぞれの切断面の美しさは、マットよりも鏡面にして、光の当て方を変えながら眺めたときに一番わかると思います。そうなりますと、光沢を維持しながら何かしらの要素を足すことで、エレガントさを抑えることを考えなくてはなりません。

そこで、上手くエレガントさを中和するのに機能しているのがレンズシェイプと大きさによるスポーティーさの添加と、手彫りを採用しなかったことによるギラギラ感の排除だと思います。

この眼鏡を眺める時に、異なるゾーンのエレガントの最前線を参考にしました。そういえば、ルイヴィトンもディオールもスポーティーな時代です。グッチはエレガンスかつゴージャスなまま、ノースフェイスとコラボしてピクニックに行きました。ロエベもアウトドアしてましたね。エレガントの塊みたいなブランドがそうですから、エレガントを要素として押さえつつ、どう連続かつ滑らかに動かすか?みたいなことは、例え小さな眼鏡屋としても考えてみたいところです。そして、やっぱりスポーティー感は鍵だなと思います。それが、この前のヘルシーにも繋がりますね。ヘルシーであればどのシーンでも、例えばオフィスワークでも嫌味なく使える眼鏡として存在できるのではないかと。カットリムの重厚感は凄まじく、素材と合わさってややエレガントさ強めです。ですが、全体としてはヘルシー路線で柔らかい雰囲気かなと思っています。

何となくですが、レイバンとローデンストックの融合みたいな雰囲気になりました。どうですかね、例えばオフィスワーク出来そうじゃないですか?ダメですかね。私がそういう考えだからかもですが、高いもの買ったのにあんまり使えないという不幸は避けたい派ですから、ブルバキの銀無垢の中では存在感は高めですが、日常使い出来るギリかなと思って、ラインナップに加えました。ケーブルテンプルに改造は、個人的にはスポーティーさが上がってなお良しです。ただ、髪で隠れる場合は掛けると分からないので、普通のテンプルでもいいと思います。

以下は余談です。一旦ブルバキの銀無垢の歩みを振りかえってみます。その上で今回のカットリムのフレームがどの位置付けであるかを明確にしておきます。すでに他の銀無垢を買って下さった方のためにも、示しておこうと思ってです。

時計にあてはめると分かりやすいと思うのですが、どうですかね。ロレックスでいう、まずエクスプローラー1を銀無垢の一山たちで作ったつもりです。オーソドックス、普遍、そんなイメージです。

次の製作は一昨年と去年に作った、80年代のダンヒルのあるフレームのブリッジを型からおこしたものです。素材の強度の問題や、ちゃんとした物を出すというメーカーさんの矜持とかあれこれの関係で、銀無垢での製作は出来ませんでしたけどね。サンプラチナにてフルリムとツーポの製作をしました。何となく今になって振り返ればあれは、ロレックスのデイトジャストみたいな位置付けです。

30年代のヴィンテージに則って、鼻パッドを金無垢にカスタマイズしたり、ブリッジから腕まで総手彫りで埋め尽くしたりと、やや派手に装飾を施してみました。ど直球のエレガントを再現したつもりです。でも個人的には、普遍にちょっとだけ足した感覚です。なのでデイトジャストに近いかなと思っています。

それで、次に何を作りたいかと考えたときに、ロレックスで言えばサブマリーナの位置付けが欲しいなと。ゴツくて堅牢で、でもビジネスもいける雰囲気で。華美ではないけど粗野でもなくて。まさにスポーティーでヘルシーなイメージも備えているあの感じです。昨年、ダンヒルブリッジのツーポが完成したタイミングで、エレガントの基本を修了したタイミングで、その位置付けが欲しいなと感じていました。

逆にロレックスだと分かりにくくなってますかね。そうですね、、、インディアンジュエリーみたいな眼鏡が欲しいなと。精緻でもなく、でも雑でもなく、華美過ぎないあの感じ。インディアンジュエリーという名称になっちゃっていますが、ジュエリーとアクセサリーの狭間みたいな、そんな銀無垢の眼鏡が欲しいなと考えていました。そこで、はじめのカットリムが出てきます。ちなみにケーブルではない物(写真で赤のレンズが入ったもの)は、メーカーさんのファクトリーブランドの商品として一般供給があります。ブルバキでなくても買えます。

今回紹介した銀無垢のフレームですが、レンズの形はティアドロップ風です。レンズのサイズも51ミリで今までのブルバキのラインナップより大きめです。そういうレンズシェイプによってもたらされるイメージとしては、まさにスポーティーだったりアクティブだったりアウトドアだったりします。ベトナム戦争後、オーパ!あたりなのかな?開高健みたいな、一番脂ののったときの中野浩一みたいな感じです。

2020年の11月に通常品が納品されたとき、フロントをみて「つぎに欲しいのはコレだな」と、直感がありました。フロントは70年代から80年代の感じで、上記のようなイメージを含んでいます。まさに狙うべきスポーティーさを、しっかりと組み込んでヘルシーに中和されているなと。ただ、そのままでは何故か、細かいところでしっくり来ずでした。しっくり来ていないのは、好き嫌いよりも結局、あともう少しでもっとサブマリーナなのに、、、という気持ちのせいでしょう。そこでテンプルの処理に目をつけました。

もちろん、この状態でも良いです。しかし、エレガントに対する残心を感じます。エレガントな物の方が高い値段に納得しやすいですしその方が売れやすいのかもしれません。ですがそこで勇気を出して、もっともっとスポーティーに振ってみました。それが、あのケーブルへの改造です。たとえば革靴なら出せる金額がスニーカーだと躊躇しちゃう感じってありませんか?あれに近いです。敢えてスニーカー風に、そっちに踏み込みました。

カットリムを仕入れした直後のブログでも書きましたが、プレスの模様についても、もう少し詳しく触れておきましょう。もちろん、今まで激推ししていた手彫りは最高です。今もそれは変わらないです。でもこれはプレス模様です。

ジッと物だけを眺めるように努力します。そうしますと見えてくるのは、このカットリムの迫力に手彫りの荘厳さみたいなイメージまで加わると、サブマリーナから一気にベルサイユ宮殿になってしまうなと。デイトジャストはゆうに超えて宮殿です。いましたいことは忘れてはいけません、あくまでもサブマリーナを作ることです。そのイメージを保持したまま、カットリムの特殊性、磨きの美しさ滑らかさを際立たせようと思うと、ブリッジやテンプルにはプレスの模様が最適だなと改めて思います。金属の表面に模様だけのせ、ギラギラは付加しないプレスこそ、このフレームにはぴったりだなと。つい、究極みたいな蜃気楼が、物を突き詰める過程で立ち込めてきますが、間違ってはいけません。いま欲しいのはサブマリーナです。ヴェルサイユ宮殿に迷い込んではならんのです。

また、模様なしのプレーンも想像してみました。ただプレス模様がないと、カットリムの美しい面が、ブリッジとテンプルの他のパーツに溶け込んで目立ちにくくなってしまうでしょう。加えて実用面では、テンプルやブリッジは掛けるときや位置を直すときによく触る箇所なので、手垢が目立たないように配慮をする意味で模様を入れておくと良いです。

これらプレス模様だからこその良さ

①手彫りよりもヘルシーでライト(ギラツキなし)

②イメージを保持したまま、醍醐味のカットリムだけを目立たせることが可能

③手垢が分かりにくい

ざっくり3点が加わることで、余計なイメージを足し過ぎてサブマリーナ感を崩すことなくエレガントでスポーティーなフレームが仕上がったと思います。プレス模様の是非を考えるときに、年末か年始の雑記「ピザはk倍のピッツァか?(0≦k <1)」も取り入れています。あれも、本当に私自身も反省したことでして、プレス模様をk倍の手彫りとして見ていた自己を認識し、そこを改めた上でプレス模様を眺めました。そもそも、生産数1桁でプレス模様というのも贅沢な話ですしね。

長くなりました。レンズシェイプや大きさによるフロントのスポーティーな雰囲気、そしてプレス模様による簡単に言えばすご過ぎない感じが、カットリムの存在感と合わさることでエレガントさを中和して、めっちゃサブマリーナ感があり、しかも丁度ブルバキの銀無垢にそこのラインナップ無かったから、ぴったりな物を加えれて嬉しいという話でした。

今まで、銀無垢の手彫りの眼鏡が、ブルバキとしてはアガリの眼鏡なんだよね的なことを申し上げてきたと思います。いまでもそう思っている節はありますが、でも反省しまして、そうではない人へ想いを巡らせてみました。エクスプローラー1でアガりたい人もいれば、デイトジャストでアガりたい人もいるなと。そもそもロレックスで言えばサブマリーナでアガりたい人も多いよなぁというのもあり、それに準ずる物をご用意してみた次第です。

ちょっと前の製作
無垢のメガネ(925silver,SPM)

21.02.10

サンプラチナのツーポ、製作例です。

手彫りの箇所は、元のダンヒルの様にトップバーのみです。柄は30年代のボシュロムのダイヤです。そろそろお馴染みになってきました。

やっぱり、左右対称なセンターシンボルが欲しいよねって話になりましたので、ボシュロムの元ネタと同じような、ちょっと抜け感のある朝日マークを彫っています。

レンズは緑の10%です。

回数を重ねる毎に、より精密になってきています。

フェアマロン25%全面
無垢のメガネ(925silver,SPM)

20.12.22

925シルバーのカットリムですが、レンズ変えてみました。いまいちアクリル系のデモレンズでは、レンズを含めた系の輝き具合が掴みにくかったので。

去年からマイブーム続いています。フェアマロンです。赤茶色です。

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