銀無垢のサーモントにも同じように、テンプル表にレーザー刻印をしております。

スタッズのフレームに対してのテンプル表面へのレーザー刻印は、ジュエリー感を抑え込む効果がありました。サーモントに対しても、ジュエリー感を結果として抑え込むことになっています。それはレーザー刻印がある強調表現に繋がったことによってなされたように感じます。
そもそもこのヨーロッパ型のサーモントは、銀無垢による開発時の狙いとしてアメリカの雰囲気を足すことでダンディズムを減らして粗野な漢らしさを足し、バランスをとることとしておりました。それでアメリカのヴィンテージに倣って、眉毛をクリアグレーにしてみたりアレコレがありました。
銀無垢の経年変化と、眉色、そしてレンズカラー、それにこの度のレーザー刻印を表に施すことによって、ミリタリー感がめっちゃ付加されたと思います。ちょっとした変化ですが、かなりカッコよくなりました。本物のUSSよりも、謎にUSSみがあります。銃とかの装備品の顔しています。


以前載せましたが、ジュエリーに振り切ることもしてみてはいます。彫金もそうですし、昨年からは天然ダイヤの埋め込みをしてみています。
その一方で銀無垢でメガネを作るという行為の中に、無意識に入り込むジュエリーの感覚を逆に切除していくというのも、今回のケースがそれに当てはまりますが、これもなかなか面白いです。銀無垢による豪華なメガネが欲しいのではなくて、ただ銀無垢のメガネが欲しいというそういう願望ですね。それを叶えるメガネですね。



































