これはバシッと決まった気がします。このフレームに対しての、玉型どうしよう問題がひとつ片付きました。
ヴィンテージに参考になるぴったりなフレームがありました。エッセルの一山です。玉型の横長な感じも、四角なんだけど角が全部丸くなっており、ちょっとだけ柔らかい雰囲気も良いんじゃなかろうかと。
縦が短くて、しっかりとY2K感があります。その時代のそれらと違い玉型が柔らかい雰囲気であることで、ウェリントンやボストンの流れからここに来ましたよ感があります。連続かつ滑らかです。
24.03.18
これはバシッと決まった気がします。このフレームに対しての、玉型どうしよう問題がひとつ片付きました。
ヴィンテージに参考になるぴったりなフレームがありました。エッセルの一山です。玉型の横長な感じも、四角なんだけど角が全部丸くなっており、ちょっとだけ柔らかい雰囲気も良いんじゃなかろうかと。
縦が短くて、しっかりとY2K感があります。その時代のそれらと違い玉型が柔らかい雰囲気であることで、ウェリントンやボストンの流れからここに来ましたよ感があります。連続かつ滑らかです。
24.03.18
USS の下ごしらえでした。左右同じ薬研カーブの枠入れをしたいので、不良在庫の黄ばんでしまっているプラスチックレンズで同度数のペアを削って、フロントの反り具合をみてみました。
普段はそこまでしないんですけど、今回はテンプルのガタつきが1センチくらいありまして、どこからガタついているのかハッキリさせたくて、ジャブでダミーレンズを削りました。結果はフロントは関係なさそうで、テンプルから角度を直すしか無さそうです。
元のネジが刺さらなくなるので、1.4ミリに拡張して日本製のマイナスネジを挿しなおしています。
反対側の蝶番は、当たりに偏りがあったので、とりあえず調子を取って本番に備えています。
24.03.11
明日3月12日(火)は、月例の眼科さん出張のため、店は休みです。
今年から第二火曜日になりました。お気をつけください。
24.03.11
前にブログに書いたオーバルの玉型が、実は後々なんか気になり始めて。レンズ幅を50ミリから53?54?ミリにした際に、なんも気にせず機械でそのまま幅を増やしたのですが、天地も程よく伸びてしまった関係で、ちょっと欲しいシャープさが無くなってしまったなぁと。ということで、もう少し厳つい玉型にしてみました。
カッコいいけど怖すぎる。これで保育園に行ったら、怖くてみんな泣いちゃう。こんな感じのツーポイントが流行りそうみたいなヤフーの記事がありましたけど。多分あれです、若い女性だとツーポでこんな感じの玉型にしたときに、物と人物のギャップが広くとれるので、その幅って新しいよね良いよねってことなんでしょうね。ヒゲの中年はメガネの雰囲気とシンクロしちゃいました。敢えてが大事な要素でした。
シティボーイ全盛期育ちの私としては三苫の1ミリ的でも構わないので、微かでもその雰囲気が欲しいと思っていまして、今回はさすがに0ミリでした。諦めずにもう少し探したいですね。シャープでスポーティーだけど、ちょっと優しい柔らかい雰囲気が残っていて掛けても怖くなり過ぎない玉型を。
タダでは転ばないのがブルバキです。今回はレンズがグレーの10パーセントにシルバーミラーです。それは初で、ちょっと紫っぽいコバになるんですね。コーティングで色味は変わるので、グレーの10パーセントがシルバーミラーでどんな感じに変わるのか?その見本が出来たので良しとします。
今回の件に関してはフレームデザイン、玉型、あとはレンズの色味と三位一体し過ぎました。これはこれで極致な気もしておりまして、中庸を狙う昨今を鑑みますとオススメではあります。
24.03.10
えぐれていた部分から苔が生えてきました。かなり嬉しいです。
24.03.10
エレガントの方ざます。ユミとかじゃないです。
これ良かったんですよね。在庫は金色も銀色もまだあります。
エッセルなのでフランス製です。
ヴィンテージメガネのマニアでは無くても、カッコいいと言って頂ける機会が増えました。ウェリントンやボストンの次どうしようかなぁ問題への回答として浮上してきたツーブリッジであるということからでしょうか。業界的には、満を持してって感じもします。この8年の間に何度か、次はツーブリッジ、次こそはツーブリッジ、いま狙うのはツーブリッジみたいな雑誌の記事が沢山ありました。
フランスが手を加えると、ツーブリッジもタフガイ感が減らされてちゃんとエレガント系になります。
エッセルはとくに横が良いんです。線が細いのにグラマーなんですよね。
ヴィンテージメガネが好きな方でしたら、ブリッジの造詣で直ぐにピンと来ていたかもしれません。ローデンストックのトロ(TORRO)の顔しています。ローデンストックはドイツのメーカーです。なんちゃってTORROなフレームです。
なんちゃってフレームの面白さの一つとしまして、トロが本家だとしたときに、この本家との間や距離から時代の雰囲気が嗅ぎ取れるところがありますね。フランスもドイツをやらざるを得なかったんだなぁという驚きと、やっぱりローデンのトロって時代を牽引していたんだなぁという感銘と様々です。
個人的には、本家よりも好きです。時代的にはエッセルはナイロールで優美さ=軽やかさをウリにしていた時代だと思われます。それは、当時のHOYAの店舗向けの会報を見ても、間違い無いです。
お得意のナイロール機構を手放し、尚且つタフガイなドイツのツーブリッジデザインを基に、フランスのエッセルが挑んだというストーリーは、物の背景として心に刺さります。ドイツのツーブリッジって響きだけで、キッチリかっちりの極致みたいな印象を受けます。堅い×堅い=めっちゃ堅いなわけで。それを葦でくすぐって柔らかくしたのが、今回のフレームということでしょう。
そういうごちゃごちゃを除いても、あれこれ変え過ぎて本家と別物に見えるようになってしまっているわけでも無く、変えなさ過ぎてそっくりさんなわけでも無く、要所要所の変更具合が絶妙です。だからそっくりさんフレームでは無くて、なんちゃってフレームなんです。
それでいて、そこにあるだけで表出されるかっちりキッチリしているのにちょっと軽やかな雰囲気、でも軽すぎないバランスが良いです。元ネタに足した優美さがちょうど良いのかなと思っています。コムデギャルソンのジャケットに近い感覚です。ポテトチップスで当てはめればプリングルズって感じです。チップスターだとちょっとライトなので。プリングルズはずっとプリングルスだと思っていました。そしてチップスターの梅味めっちゃ美味いです。話が逸れはじめたので終わります。
24.03.04
黒檀で製作してもらいました。今回は鼻幅をマイナス2ミリの幅22ミリに。鼻パッドの形状を貼りタイプにて作成です。レンズ幅は44ミリです。
貼りタイプは、よくあるセルフレームの鼻盛りの雰囲気に似ています。
24ミリのクリングスタイプと比較。
フロントの抜き型を頂きました。想像よりも、はじめに用意するブロックの体積が要りますね。
24.02.28
3月1日(金)は15時から検眼なので、15時で閉めます。
次の土日、3月2日と3日は休みます。
24.02.28
サンプラチナに七宝塗装してみました。
初の艶消しです。黒マットです。巷でも流行っているからか、納期早かったです。前回のデミブラウンの艶ありは2ヶ月くらいかかっていたので。オーダーのタイミングとかもあるんですかね。2週間くらいで届きました。
無垢の光沢と、黒マットの落ち着いた感じと、良いですねこれ。いま黒マットが流行っているとか関係なく良いですね。黒は艶ありより艶無しかもです。デミブラウンが上がってきたときは、やっぱり艶ありかなあと思いましたが、黒はマットが良いかもですね。
24.02.27
在庫分も玉型変更してみました。上のYGが変更後で、下のRGが変更前です。
元ネタに戻してみました。
金無垢でこのブリッジを作る際に、玉型決め打ちで図面を引き直して頂いていまして、レンズの掴みの部分もそれに合わせてあります。本当に人間の感覚なんてものは信用できないなということなんですけれども、あのときはボストン一択だと信じていました。まさかまさかの玉型そのまま、天地浅めの横長のどちらも良くなってきますし、4年前はあんなに気になったレンズ幅も、今は全く気にならなくなってきまして、それもそのままで作りました。ただ変わらず、このブリッジは美しいなあと感じます。
テンプル側の掴みはサンプラチナです。こちら側はレンズに添うように曲げを変えるのは容易いのですが、ブリッジ側の金無垢の掴みを触るのは流石に億劫です。あまりにも掴みの変更がいるようならやめようと思いましたが、ほとんど変更なく玉型変更出来ております。
アラフォーなので完成のこの感じって、正直ついこの間じゃんって感じています。そして、仕事にはやっぱり横長だよねと思っています。半沢直樹のときのミッチーのイメージ。このキッチリ感良いですよね。そんでもって若い人に前衛的でオシャレとか思ってもらえたらラッキーですね。