カテゴリー:修理とメンテ

初お持ち込み
修理とメンテ

21.02.16

ギュパールのお持ち込み。電話でもフラットレンズ入れれますか的なお問い合わせ増えたんで、そろそろかなと思っていましたが何だかんだようやくです。

ガラスのフラット入れています。削りの粗なのかフラットのプラスチックを入れる際の加熱のし過ぎでたるくなったのか、今回のお持ち込みは初めからリム周りがふにゃっとなっていたので、その辺も修正をしています。

リムのぐるりは#600からスタートして整えています。それで、角を残した磨き云々が大事みたいな話のはずなので、フロント面の歪みもサッと取っています。なんて言えばいいのか表現に困りますが、xyzの軸を意識して磨いてこんな感じです。ここからバフをかけて艶を出し、パコッと枠入れするとトップの写真のようになります。

バッファロー
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21.02.01

問い合わせ自体はそこそこありますが、店頭受付のみなので実際の加工までとなりますと結構久しぶりですね。バッファローホーンです。

セルフレームの上位互換で買うとなかなか大変ですよ的なことを書いた気がしますが、やはり大変だと思います。確かIOFTでも、山羊かなんかの骨をテンプルに使ったフレームがナントカ部門の大賞をとっており、フレームがどうこう骨がどうこう動物の種類がどうこうではなくて、業界として細やかに救って掬っていくのかどうか、それが大事な気がしていましたが、旧態依然っぽいです。いろいろしょうがないにしても、値段が高いからという理由だけで、とにかく最高峰だからみたいな販売の仕方は何だかなと考えてしまいますね。

今回のフレームは、メガネルートではなくてアパレルルートの物でした。ブリオーニのバッファローホーンです。ブリオーニもメガネ作らせているんですね。今回の見所は、フロントのカーブにありまして、なんと6カーブという深さでした。初期レンズも6カーブです。顔面にピタッと張り付くようにサングラスが掛かるのがカッコいい感じです。

こういうところが値段に繋がるのでしょうけど、おそらく何度も不良を出して、振り絞って1本の眼鏡が出来ているはずです。バッファローホーンくらい硬くて、収縮性なくて、粘りもなくてとなりますと、このフロントのカーブを深く付ける際にも元の状態や毛細血管の入り方次第では割れていそうですし、メタルのバネ蝶番の取り付けでネジ穴切るときも亀裂が入ってダメになることもありそうですし、製作過程のあらゆる箇所で、コントロール出来ない破損リスクを抱えながら加工して出来ているはずです。最後は、いろんな汗と涙とパワーで乗り切っているのだと思います。

バッファローホーンで6カーブは初めてです。それが効いていて、凄くて強いペルソールみたいな雰囲気です。こういう粗野な天然素材は、エレガントな雰囲気に持っていったほうが良いですね。とにかくかっこいいのは確かです。

レンズを外しました。外す方が怖いです。どれくらいの溝の深さで、どんな感じの処理がしてあるレンズが入っているのか分からないので。なんとなくリムとレンズを摘んだときの感覚で探ります。今回はレンズがキツイのか、フレームが縮んでパツパツになったのか判明しかねますが、とにかくバッファローホーンで怖かったので、元レンズを駄目にしてレンズ毎加熱しています。そうすることでリム全体が均一に温まり、外す際のリム切れを防いでいます。写真では分かりませんが、左レンズに熱クラック入っています。やっぱりダメになりました。

ちなみにネットで調べたところ、某ファッション雑誌ではガラスのレンズと書いてありました。嘘ぴょんでプラスチックでした。

溝が深いのと、薬研ではないことから察するに、あまりレンズ替えを想定していないっぽいですね。正直、初期レンズが本当にパツパツだったので、私が上手く外せたのも運かもしれないですね。この深さは、後から見ると割とゾッとします。先にこれを見ていたら、はじめから割って外していました。

度付きの枠入れ完了するとこんな感じです。今回は、強めの近視の方で通常レンズだと2カーブほどの平らなレンズになってしまうので、ハイカーブレンズを使っています。あとは、元レンズと同様の裏面マルチコーティングで、白い反射をキラリとさせています。サングラスを度付きに変えると何か雰囲気が変わっちゃうんだよなといつも感じている方は、カーブとコーティングを変えると良いですよ。今回は、フレーム保護の観点と美観の維持という二つの観点から、ハイカーブレンズを選択しています。

一応2、3日置いておいて、リムの亀裂がないことを確認してお渡しです。

再メッキ例
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21.01.24

白山眼鏡の古いのの持ち込みでした。元々は、925シルバーのような黄みがかった銀色でしたが、今回の再メッキによってこんな感じになりました。これは、色味としては「ホワイトゴールド」だそうです。銀色の再メッキは、真っ白な銀とorホワイトゴールドの2色しか無いです。ホワイトゴールドよりも、9Kのイエローゴールドに近いと思います。

レンズはマロンの10%です。

下がもとのレンズです。玉型変更もしています。玉型は、上のめっちゃ古いサンプラチナのフレームからトレースして、40ミリに変更して組んでいます。

先セルも交換しましたが、たまたま発注ミスで手元にあった先セルを使ってみました。これかっこいいですね。これからは積極採用します。

はむはむ
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20.12.22

この前インスタに載せたコルベアですが、問い合わせ多かったですけど両方お持込です。ごめんなさい。

バリバリに金張りが剥がれていなければ、鼻パッドと先セル交換である程度綺麗に見えます。アレくらい綺麗になっていれば外出先で外しても、全然問題なしではないでしょうか。

本体は、インスタに載せてあります。今さらなんですけど、インスタ便利ですね。元々の先セルはこんな状態でした。それを黒に交換しました。合うのが黒しか無かったので。

消耗品に関しては、オリジナルパーツかどうかあまり気にしていません。感覚としましては、予備であればラッキー使っておこう!くらいです。ちなみにこの頃のローデンであれば、中央産業の正規輸入の場合はクリアのブルーグレーの先セルに“csc”が入っているパターンが多いです。今回持ち込まれた二本は、共にクリアなのか生成りだったのか分かりかねますが、刻印なしの物でした。並行輸入で一旦バラした際に変わったのか、洋モノの正統な先セルなのか不明です。そういう状況ですと、そもそもどれが本物かみたいな話もありますので、つまり清潔が一番という結論です。

はむはむを忘れていました。簡単に抜けるかなと甘くみていまして、接着剤も流しているのか、外すのに苦労しました。結局、ニッパーでベースを傷つけないようにはむはむ甘噛みして除去しました。そのはむはむです。

お渡し済み
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20.12.15

この前の、外に出て依頼を承ったやつです。親戚の知り合いのなんやかんやの色々あって、つまりは私にとっては他人なんだけどなぁという心持ちで、特別に受けました。

お受けした理由は他にもありまして、それが上の写真の通りです。使っていたべっ甲のフレームをもう一度使いたいなぁという話でして、詳しく伺うと他所で断られたということでしたから、眼鏡界の近藤産興である私、ブルバキの出番となりました。貸さないけど、何でもやります精神です。

行く前は、散斑のオール甲かななんて思っていたら、まさかのフロントk18の腕が白甲だったので腰抜かしました。やっぱり、ちゃんと買える人が日本にはいるんだなと、こんなに持ち物の差はあれど私たちはみな同じ大地を踏みしめているんだなと、なんだかしみじみしましたね。それなりのお店で一旦診てもらい、枠入れ不可と言われたらしいですが、基本はただのナイロールフレームですから、使用済みのオール甲の枠入れよりレンズ交換の作業は楽です。

20年以上前でうん十万円、今だとどうですかね3桁かもしれませんね。それを一回きりの消耗品にしてはいかんなと、私で食い止めれて良かったなと思います。おそらく、似たようなケースで食い止まらないことも多いのでしょう。そこが時計と眼鏡を分けた差かなと感じました。

そういえば、無垢パッドのときに引き合いに出していた、芯金がk18のパッドとはコレです。これは見た目には殆ど関与しませんから、エチケットみたいな感じです。

原因不明
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20.10.14

それなりにお店を続けてることが出来ておりまして、こういう機会もポツポツ出てきました。プラス度数(遠視系)の方の度数変更に伴う、再枠入れでした。弛緩してくると、潜伏していた遠視がグツグツ炙り出てきますからね。目が悪くなって度数がドンドン上がるのではなく、元々あったものが顕在化してきたという感じです。

始めは、懐かしい1.50のガラスのノンコートを入れていたんですけど、無くなりましたしプラスチックで。結局レンズの見た目も、材質の差よりもコーティングが主で、白い反射であれば、白い方がそれだけでクラシックでカッコ良くないですかね?ということで、昨今はめっきりガラスが減って、プラスチックが増えました。ガラスで推す場合は、いまはフラットのノンコートだけですね。

ヴィンテージ界隈で、正確に原因を把握しているのは皆無だと思っていますが、使用による劣化はやっぱり防ぎようがないです。スニーカーでいう加水分解的な、使ってもつかっていなくても劣化が進行する原因や決定打は、本当は何なんでしょうね。

やや臭いが出ているなと思って、全体をバフがけしながら診ていましたら、やっぱりありました。リベット周りのヘタれです。

この症状も、感覚としてはあるあるです。例えばデッドストックで購入して、ちょっと水につけて爪でしごくと、リベット周りがボソボソと日焼けしたあとの皮膚みたいに落ちるなんて、割とあります。

今回の物は、そこまで弱ってはいませんでした。ただ、バフに負けてしまいます。ピカッとならないです。水につけると、ボソボソ剥がれはしませんが、爪に僅かな引っ掛かりをおぼえます。

何となくですが、やっぱり圧が主な要因な気はしています。レンズとリムの関係もそうですし、今回の生地とリベットもそうです。あくまで予想です。しかもリベットに関しては、その仮定を採用しますと、緩ませようがないので仕方ないしか答えられないです。

先セル代替品
修理とメンテ

20.09.02

形状までは選べません。色と径くらいですね。

現行と規格が違うのでどうやって短くしようかなというところですが、電動カッターとかでチュッと切ると綺麗でした。ニッパーは、切り口がクチャっとなるのでダメですね。

セーフティタイプ
修理とメンテ

20.09.02

持ち込みでAOのサーモントです。ガラスの平面も持ち込みで、加工のみ承りました。

多分、サーモントタイプのセーフティは初めて拝見したのかも。承ってから気付きましたが、眉パーツははめ殺しで取り外し不可です。度なしであれば、時間が掛かるだけで綺麗に枠入れは出来ます。

ということは、普通のサーモントの類と比較して、あっちはネジ止めで取り外しが出来ますから、眉パーツの故障で交換対応をしていたのかもしれませんね。あくまでも妄想です。

リムネジが中折れしました。あーっ…てなって、一旦家に帰ろうかなと心も折れかかったのですが、頑張ってみました。今でいう、レッドロックネジの類で、樹脂が噛んで緩みにくいネジが当時使われていたみたいですが、ネジの真ん中に筋を掘ってそこに樹脂を挟んでいた形跡があります。ネジは脆くなるわ、樹脂が詰まってネジ抜きの時に負担がかかるわで、要注意ですね。次開ける時は気をつけます。

左の玉ねぎでドリルのガイドを作って、右のドリルで新たにネジ穴を作りました。サーモントのリムネジが死んでも、何とかなるもんですね。

修理完了報告
修理とメンテ

20.08.28

リム切れの修理でした。左の上端から切れたのを、切断面を合わせて融着して、更に裏から透明の生地を張り合わせた後、最後は削ってかたちを整えておしまいという感じです。さすがにこのレベルの綺麗な修理は、専門の業者に出しています。

交通事故で破損ということで、本人も眼鏡もある程度は無事でなにより。

日本の無名のフレームです。同時代のディテールに触発された結果なのか、強烈な造形とジャングルっぽい配色で、やや虫感があります。浮き立つにはもってこいです。懐かしい、いつ見てもカッコいいです。綺麗に直って良かった。

のりました
修理とメンテ

20.03.30

現行のウェイファーラーですが、鼻盛り出来たり出来なかったり。定番のカラーは、インジェクションで作っているっぽくて、素材から異なり、鼻盛り出来ないこともありました。今回は、フロントからチラ見えしているそれが、新規の鼻盛りです。ちゃんとのりました。これで、上手く掛かるはずです。

もし、茶色の生地の部分がアセテートとかではなく、溶剤が反応しなかったら…という一抹の不安がありましたので、元の鼻パッドの透明部分を0.2ミリくらい残して、そこにのせました。

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