アーカイブ:3月2022

ディオール
ヴィンテージのメガネ

22.03.28

ディオールのムッシュです。ブリッジが上の一本だけですが、なんとなく言わんとするところはツーブリッジのゴージャス化およびエレガント化でしょう。そのちょっとバブリーな雰囲気とムッシュであることも鑑みて、80年代と推定しております。

ブリッジが流線型で優美です。そこを目立たせるために左右の腕の作りはシンプルです。智は直線的でコンパクトにしてあり控えめです。全体としてやり過ぎ感が無くて良い感じです。

コンパクトな一個智です。それだけでも見どころですが、ぴったりテンプルが180度で開いたところで合わさります。しっかりと直線を成しています。おそらくディオールの名を冠しているので、当時はその辺をごちゃごちゃ説明することなく、開いたときに違和感なく完成されるロゴの姿で語っていたのだと思います。

このロゴも天才ですよね。しかもメガネの優れた作りによって、ちゃんとした楕円が形成されてブランドロゴが完成するという工夫が仕込まれており、ディオールのムッシュの中でも一際目立つメガネです。

26日(土)は休みます
営業案内

22.03.25

明日は休みます。日曜日は通常通りの営業です。

別注品
ヴィンテージのメガネ

22.03.18

日本に元気な時代があったことは眼鏡からも何となく掴めます。サーモントの、鼈甲への改造品がちらほら出てきます。正規代理が受けていたのかまでは分かりませんが、国内で改造を受けていたような話を聞いたことがあります。スニーカーのクロコダイルカスタムみたいな感じですね。

ローデンストックのリチャードの眉・テンプル鼈甲は以前も遭遇したことがあるのですが、白バラ甲の改造は初めてみました。

品格の
ヴィンテージのメガネ

22.03.18

モン(Monb)です。モン全体がこんな感じだったのかは、数を見て無いので何とも言えないです。ちょっと前に紹介したティアドロップとサーモントを融合させたフレームに引き続き、今回はツーブリッジとサーモントを融合させたフレームです。そして、両者に言えるのは限界までボリュームを落とすことで、サーモント特有の掛けると醸し出しちゃう威厳を払拭した点でしょう。

セルでの眉の取り付けをやめて、七宝塗装です。黒ではなく近づくとほのかに分かる程度のラメです。これが効いています。

現代の眼鏡の雰囲気と、70年〜80年代の眼鏡の雰囲気の中間な気がしています。眼鏡自体が80年代なので、多少おかしな表現なわけですが、80年代の眼鏡にしては小ぶりで、控えめで、ギラついていない感じが、今っぽいなと感じさせます。

山の特注
無垢のメガネ(925silver,SPM)

22.03.11

ちょっと前に載せた、サンプラチナの枠無しです。山の特注しました。

下が特注品です。足を2ミリ伸ばしました。

まつ毛が当たるとなると、山の高さが必要です。高さがあればあるほど良いかと言うと、そう言うことでもないです。レンズと眼の関係で言えば、大抵は距離が近ければ近いほど光学的に有利だったりします。ですが大前提として、まずはまつ毛が当たって無いことが大事です。装用感からスタートして、あとは出来るだけ近い方が良い感じです。近視で凹レンズであれば、眼とレンズの距離が開くほど眼が小さく見えますしね。

アーノルド
ヴィンテージのメガネ

22.03.09

ローデンストックのアーノルド(Arnold)です。カチッとした雰囲気の極致です。

バラして磨いたあとです。綺麗なデッドストックは、そう言えば久しぶりかもです。あとは、良いサイズです。

ローデンストックは、なぜか16ミリのブリッジ幅に会社のこだわりなのか、当時の真理なのか何かしらのメッセージが含まれている気がします。ツーブリッジやサーモントといった類のフレームでブリッジ幅16ミリが多いです。レンズサイズが変わっても、だいたいブリッジ幅は固定です。レンズサイズは50ミリから2ミリ刻みで56ミリまでのパターンが多いです。

昨今はこの辺りも50ミリか56ミリか、SかXLか、みたいな発掘状況でして、真ん中のサイズは久々です。

ちょうど、ローデンストックのアーノルドの販促ポスターが店にあります。

ちゃんと額装がしてあり、中に新聞が入っていました。チッソ・公害とか、錚々たるワードが並んでおります。ブリッジ幅16ミリは、やっぱりドイツの方には狭い気がしますけど、この眼鏡と顔の隙間の無さがカッコ良さの秘訣でもあります。お面みたいに、顔の一部を超えて顔になっています。ブリッジが鼻に擦りそうですもんね。日本人だとなかなか起こりえない現象が垣間見えます。

1970年の11月28日の夕刊でした。年代の判定として、金張りの厚みとかそもそものフレームのスタイルとか色々あるんでしょうけど、さらにもう一つ補足できる資料が出てくると嬉しいですね。

なんとなく民放のテレビ欄も載せておきます。

フレッド
ヴィンテージのメガネ

22.03.07

フレッドのメガネです。フレッドがジュエリーのメーカーということで、僕には遠い存在だった為、ヴィンテージメガネのネジネジからフレッドの存在を知りました。フォース10というシリーズで、ロープを模したネジネジと、船の金具から着想された金属パーツが決め手だそうです。

80年代の、無垢眼鏡よりお値打ちみたいな位置付けで作られた、貴金属メッキのフレームです。そういう方向性のフレームがフレッドに限らず乱立していた時代がありました。

確か22Kのメッキのはずなんですけど、ギャランティーカード類が無いので正確に申し上げられないです。

メッキの乗り方が綺麗です。メッキに至るまでの各工程の処理が綺麗でないと均一な光沢が生まれません。そもそもの作りが良い上に、良いメッキが乗るという感じです。おそらくその厚みも充分で、光沢の感じとかぽってりとした質感が、ぱっと見で無垢では無いかと思わせるほどです。

ネジネジは、ブリッジはどの方向から見ても縄です。テンプルは、顔側は平坦です。久しぶりに現物をみて、拡大しながら観察してみましたが、プレスによる模様なんでしょうけど細かく緻密で、尚且つ起伏が激しいので、何回も何回も打って少しずつ模様を出しているのだと思います。ブリッジにしてもテンプルにしても、このネジネジが本当にワイヤーと見間違うほど作りこまれています。

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