アーカイブ:4月2022

ライトニング
雑記

22.04.27

96年から98年までの4冊です。寄贈していただきました。

いまのライトニングしか知らないので、そもそも所ジョージさんの事務所から出していたことを知りませんでした。なので、頂いたときに4冊の表紙を見て、なんで全部に所ジョージなんだ???みたいになりましたけど、そういうことなんですね。

個人的には、やっと証拠写真が手に入って嬉しいです。所ジョージさんが、クラブマスターにフラットレンズを入れて、バッキバキにレンズを反射させて使っていたという情報を聞いたことがありまして、いつを指しているのか全然分からなくて探せていませんでした。バッチリ載っていました。

しばらくオープン本棚に置いておきます。

より欲しくなっちゃう
雑記

22.04.27

少なくとも2年以上、どれくらい抽選に参加したのか覚えていませんけど、結局一回もSNKRSでナイキ×オフホワイトが買えることはありませんでした。何でもいいので、一回は実物を抉るように見たかったですね。履きたかったですね。

感傷に浸りつつ、2019年の雑誌penの『ルイ・ヴィトンとヴァージル・アブロー』の特集を読んでいたところ、目に飛び込んできたのがコレです。なんかやっぱりあれですね、見ていても抉るようには見ていないですね。手軽に買える読み物が誌面で紹介されていました。

“複雑なタイトルをここに” ヴァージル・アブロー アダチプレス(2019)

色々感動して、買って3日目ですが毎日1回ずつ読んでいます。特にp.21の

「…新しい靴がもう一足欲しいというわけじゃないし。すでに自分が持っている靴のことをあらためて認識させてくれるような何かがいいと思ったんだ。」

には驚きました。

心に響いた以上、次に銀無垢やサンプラチナで新作を作るときは、この視点を盛り込まないとですね。

金曜日は休みます
営業案内

22.04.20

次の営業は23日の土曜日です。そういえば、この土日は東別院のアンティークマーケットですね。

サングラス化
ヴィンテージのメガネ

22.04.20

フランスのヴィンテージ。ギュンギュンな凄い角度のバタフライ型ですけど、レイバンのウェイファーラーくらいな感覚で怖じけずに掛けてみたら男女問わず意外にいける気がして、カラーレンズ入れてみました。

答え合わせ
無垢のメガネ(925silver,サンプラチナ,木)

22.04.18

ヴィンテージのダンヒルのツーポフレームです。寄贈して頂きました。ありがとうございます。

サンプラチナで再現しましたが、まずフルリムから行いました。そのあとツーポに着手しております。ツーポ開発の段階では、フルリムしか所持していない状態でした。新しく資料として入ったツーポには、度付きの茶色が入っています。フルリムと比較しますと、天地が広く確保してあります。玉型変更をしてあるかもしれません。

ブリッジの細さ、角張った感じ、手前に迫り出す立体感、この三つを同時に成り立たせるのは相当難しいみたいです。その辺の話は以前もブログに書いたので省きます。

結局元ネタは、このブリッジを一つの型で作っていたのか、それともトップバーと左右で金型を3つに分けてパーツを抜き、ロー付けして作っていたのか、フルリムの分析だけでは分からずじまいでした。この度の寄贈のツーポで、それの決着がつきました。

このフレームの処理が甘いお陰で突き止めることができました。ロー付けのロウが残ったままメッキがのっています。バーの縁が盛り上がっているのが分かります。

下から覗いて。光沢が均一で無く、ロウが残っていて盛り上がっているのがこのアングルでも分かります。ということで型三つでした。それはそれで恐ろしくお金掛かっています。

当店のサンプラチナで再現したフレームと並べておきます。ブリッジは構造だけ再現して、模様は無しで作っています。模様のアイデンティティが強そうなのと、このフレームみたいに手彫りで装飾を加える算段がありましたので。ブリッジ以外の要素はアメリカのFUL-VUEの要素を混ぜております。全体としてはクラシック仕立てにしております。

ブリッジの再現は一つの型で行いました。サンプラチナの素材の特性等々を鑑み、強度を第一にロー付けを無くす方針をとりました。答えを知ってからですと、より一層メーカーさん凄いわーって感動します。

訂正
無垢のメガネ(925silver,サンプラチナ,木)

22.04.18

銀無垢のメガネに関して。ネジ関係はステンレスにして、柔らかい銀に直接ネジ穴を作らないことで、開閉にたいしての強度を出しているとのことで、今までの販売でもそれはお伝えしていました。

蝶番側は、ステンレスの筒状のナットが差し込まれています。それでリム側のネジを受ける方もステンレスだと勘違いしていました。申し訳ございません、こっちはAPC合金でした。白金族の貴金属のパラジウムが使われています。フレームから取り外せる物はステンレスで、フレームと切り離せない箇所は貴金属で、ということでした。

相変わらずパラジウムの高騰は続いていまして、4月18日現在で1グラム当たり10,000円くらいでした。また上がったなと思って調べると、主な供給がロシアなんですね。なるほどこんなところにも影響が。

自分の
無垢のメガネ(925silver,サンプラチナ,木)

22.04.18

ブルバキを始めて最初の年に、銀無垢の一山を作りました。そのうちの一本をその年からずっと使用しております。

2020年までは、ほぼ毎日掛けていました。店頭でヴィンテージを掛けて、家に帰ったら銀の丸を掛けていました。経年変化とか、蝶番の具合の変化を、実際に使って調べる為です。いまのところガタツキは無く快調です。

ある程度使って、小傷が入りきったあとは、そんなに大きく変化があるわけでは無いです。そこで2021年は使用を抑え、おそらく年に10回程度しか使わずに家の棚に置きっぱなしにして、やんわりふんわり燻していました。それが今回の写真です。上の画像もそうですけど、ムラが出来ました。リム周りは特にで、重みの演出が足された感じです。

私自身は、シルバーアクセサリーやインディアンジュエリー類は、燻し加工を最初に全部剥がすエイジングのガチ勢でして、石鹸やら歯磨き粉やら光沢液やらを使いながら磨いて、真っさらにしてから着用する派です。ですので銀と黒の強いコントラストよりも、これくらいのふんわりとしたコントラスト具合が好きですね。ちょっと前に燻し液を使ってみましたが、ムラのあるやわらかい演出は人工的には難しいのかなと感じました。

あれこれ操作性がある物はやはり面白いです。

今日も休みます
営業案内

22.04.11

火曜日は開きます。今日は休みます。

急遽休み
営業案内

22.04.10

今日は店を休みます。

イギリスの古いの
ヴィンテージのメガネ

22.04.09

イギリスのヴィンテージです。まん丸っぽいのによく見るとウェリントンの玉型です。この玉型で、この蝶番で、このテンプルの末広がり方で、テンプルエンドがクルンと丸い感じで、いつも同じ組み合わせでみかけます。特定のメーカーの商品かもです。刻印等が無いので何とも分かりかねます。鼈甲のフレームを作っていたメーカーの廉価版的存在とも言われていますが、それも定かでは無いです。

メガネ業界で有名な図鑑です。みんな持っているアレです。アレの30年代のところに、リアルガチ鼈甲のメガネとして紹介があります。おそらく、年代の判定で30年代とされたり、鼈甲の廉価版的なストーリーが付加されるのはこの辺りも加味されているのではないかと勘ぐっています。

石油化学製品であることから立脚すれば、大戦後の50年代という推定の方がしっくりきます。そのように記載のある図鑑もあります。

下の、クラウンパントです。脚注で Imitation tortoiseshell, 1950s と記載があります。そう言われると、そんな気もします。つまり、あんまりよく分からないということだけがよく分かります。

フロントはフランスのヴィンテージ的な、ガラ磨きが少なくて角が残ったかんじです。鼻パッドも、フランスのヴィンテージと同じような、ベースと同じ色で合わせてあります。

腕が面白くて、蒲鉾みたいな断面です。外側はある程度丸みがついていますが、顔側は何もしていない板状です。

このパターンのメガネでしか見たことが無いのが、蝶番です。たしかに鼈甲のメガネで使われそうな、めちゃくちゃゴツい蝶番です。カシメのピンの面が合わせてあります。とくに珍しいこととしてねじ止めでは無いことが挙げられます。ピンの挿入で留めてあり、それも面が合わせてあります。

磨いたり何だかんだするときにフロントとテンプルが外れた方が便利なので、眼鏡屋泣かせな構造です。

なんか良い感じです。見てもらえると多分、確かになんかいい感じだわってなると思います。

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