セル巻きの新色925silver

22.10.30

展示会IOFTの注文分が届きました。サンプラチナにセル巻きです。

黄色なんですけど、クリアイエローで下のサンプラチナの光沢が合わさってゴールドっぽく見えます。

つづいて緑です。キウイっぽい緑です。

緑も黄色も、インテリアでいうところの昭和レトロポップみがありました。羽根が緑で、土台がメタルの扇風機を良いなあと見るその感覚に近い、良い緑と黄色でした。確かに80年代のフレームで、ハッキリと記憶にあるのはジョンレノン(メガネのライン名)の丸メガネで、大きい丸にこれと同じような黄色のセル巻きが施してあるものです。他にも、仕入れのときにピックしない物の中に、安価なサングラスで元気なカラーのセル巻きが施してあるのを何度も見ています。七宝塗装でボストン型に赤とかピンクを乗せていたり。そういう色々な物に共通してあったであろうあの年代のポップさが今回のセル巻きにはあるなぁと、あの年代に生まれたばかりであの年代にまだ自我が芽生えていなかったであろう人間が申しております。

メガネの横の部分を智と言いますけど、今回は普段ブルバキで置いてあるのとは違うタイプのフレームに、緑と黄色のセル巻きをしました。今回の品番はMI-444で、3年くらい前にテンプルが紫檀の削り出しに改造されたモデルを一度入荷したことがあります。ヴィンテージのメガネ界隈からしたらレンズが大きめかもしれませんが、それが極端に小さいだけかもしれなくて、46□22というサイズは普通の大きさかちょい小さめくらいです。それでMI-444の智は堅い雰囲気の一個智、テンプル側のコマまで含めればスパルタ智です。

よく分からない用語を使うと上みたいな感じですが、セル巻きの色とその雰囲気に応じて、ベースとなるフレームの雰囲気を合わせてみたということで、80年代の雰囲気のまんまアップデートしてみました。

もし、こういう元気なカラーの当時物のフレームがあったとして、年代的にフレームの大きさは例えば50□18とか52□16という感じで真ん中が詰まった雰囲気のフレームだったりします。また、80年代であればおそらく智の作りはヨロイの形式で作られることが多いと思います。何だかんだ忠実な80年代の再現というよりは、いまの感覚から80年代に1歩2歩ズラしたくらいな感じです。

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