レンズの形状のご紹介です。フランクリンバイフォーカルという物があります。写真のように、上下で違う度数のレンズを誤差無く継ぎ合わせています。写真は、70年代のヴィンテージフレームに、自分の度数でプラスチックレンズでやってみたものです。
昨今は累進レンズの性能が上がってきたので、フランクリンと言わなくとも、読書用の小玉がついたレンズとか見る機会が減りました。ですが、まだあります。ガラスもあります。ちゃんと作っています。
すでに淘汰されてはいるので、それでも尚残る理由となる利点のみ。
・遠く用と近く用の焦点が2つバシッとあるので、くっきりそれぞれが見える。
・累進レンズと比べて、目を下に向ける距離が半分くらいで済む。
・(フランクリンは)上下で違う設計のレンズを入れられる。例えば、目を内側に寄せるのが苦手な目なら、下の手元用だけプリズムを処方出来る。
などなど。最新なら絶対良いというわけでもないのが、レンズの面白さの1つです。レコードとかカメラとかと近いですね。
私なんかは、フランクリンとか小玉とか、EXでも何でも、逆にカッコいいと思っちゃいます。レンズにデザインが入ったみたいで。