全部本に書いてありますeye

19.05.07


ステレオバタフライが見えなかったお客さんの経過観測をしました。両眼視が回復しかかっています。バタフライテストが、ついに見えたようです。本を動かすと点滅するようですが、回復までもう少しでしょう。若いと回復も早いですね。私よりも未来があるわけですから、ただただ嬉しいです。

検眼に関しては、特に秘術は含まれておりません。全部検眼やら眼やらの関係の本に、原理としては書いてあります。あとは時代による解釈の変換と、お客さんの生活とその強度、眼鏡への期待と頻度、、、その他諸々を加味するだけです。測定に関して、特に伝説のほにゃららみたいなレア物は用いず、普通の器具で時間をかけて診ているだけです。そういう質問がありましたので、念のため。

数学の用語だと本当は簡単に表現出来まして、定義と定理は本に書いてあるので系を用いて、はたまた系を模索しながら処方している、と言ったところです。

あとは多分、矯正という言葉が何を指しているのか、ここが異なるのでは無いかなと。例えば近視になった、それは何を意味しているのでしょうか。近視になった眼をもう一回視力1.0にする、これは矯正なのでしょうか。そうなってしまったものを戻すことは、矯正と呼べるのか?そもそもなぜ身体は眼を近視にしたのか?この辺の捉えかた、つまりは意図の違いを常々感じています。同業で戦が起こりそうなときは、とりあえず黙るしか無いですね。

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