自分で試していますeye

17.03.16

ヴィンテージのメガネに対して、今回はレンズの質感とか見た目ではなくて、性能を重視してレンズを選びました。

上の眉毛のメガネは、70年代のドイツ、ローデンストックのフレームに被写界深度が深くなる単焦点レンズを搭載しました。また、夏場のサングラスとしても使いたいので、青色光カットの第1世代である、短波長吸収のカラーレンズを搭載しました。

下のツーブリッジのメガネは、同じ年代のフランス製です。メーカーはホヤで、この時代ですと製造がフランスのエッセルです。レンズは目線から10ミリ下に、手元をアシストする度数がちょっとだけ入ったレンズです。単焦点ぽく紹介されることもありますが厳密には累進レンズです。420ナノメートルの波長をカットする素材を染み込ませていますので、若干グレーのレンズです。

上も下も、短波長吸収カラーを入れたり420ナノの短波長をカットする素材で、チラツキを軽減しております。それにより遠くがパキッと見えるようになります。手元は、被写界深度を上げてピント調節がしやすくするのか、はたまたサポートする度数を入れるのか、という違いです。いずれにしましても、普通の単焦点レンズに比べて手元も楽になることを意図して選びました。

今のところの実感です。上は、やはりパンフォーカス気味になるのか、遠くも近くも綺麗な感じがします。空間が迫ってくるような感覚があります。手元よりも遠くが鮮明になったのを強く感じます。

下は、手元の作業が今はあまり無いので実感はありませんが、揺れや歪みが無いので、確かにほぼ単焦点と変わらない使い心地で、累進の入門としても進めやすいなぁという感想です。左右上下の視線移動も滑らかな気がします。本は読みやすいかもという感じです。特に、今は室内灯が全てLEDの所為か、420ナノの楽さはちょっと有るかもしれません。

私の場合は、どちらも夜になった時の目のしょぼつきが軽減出来ておりますので、それなりに効果はありそうです。しばらく続けます。もう少ししましたら、度なしの体感キットみたいなのが出来るはずですので、お店で試してみて下さい。今のメガネや裸眼にかざすだけお試しできるキットを作ります。

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