ついにご対面syuuri

18.09.22

リガースのお持ち込み。バッファローホーンです。腕だけバッファローホーンという物は、クロムハーツ製の物を触ったことがあります。リムまで全部骨というのは初めてです。

噂どおり、硬いですね。温めても、やや柔らかくなる程度でして、収縮する感じはありません。非常に、枠入れし難い素材です。

バッファローホーンの場合は、きっちり隙間なくレンズを入れると、リムがはち切れる可能性がありますので、ややガタつく程度に仕上げております。フレームとレンズに隙間を設けてあげます。

素材が硬過ぎて、リムにカーブがほぼついていないです…。それか、マイナス(近視)の非球面しか想定していないとかでしょうね。フレームカーブが1.1、レンズはプラス度数の方なので3.7カーブです。さらに難しさが増す状況ですが、やるしかありません。度数も低く、縁厚が稼げ無い為、目一杯レンズカーブをフレームカーブに合わせて、限界の3カーブまで落とし、その後チルトで帳尻合わせをします。

機械の初期設定等々で、参考にはなりにくいですが、今回はメタルモード(±0.00ミリ)から、-0.80ミリで決着です。これで、大体2〜3度フレームの中でレンズが傾くくらいのサイズ感でした。本日は、これ一本加工するだけで集中力が切れた感じです。安堵感がドバドバ溢れてきます。

もともとはどんなレンズが入っていたかと言うと、サングラスでした。素材がアクリル系の物で非常にたわみやすいです。それを活かして後ろから押して入れている模様です。レンズカーブは4で、厚み1.8ミリです。一般に流布されているレンズでした。傷も付きやすく安価な素材ですが、手軽に嵌め込もうと考えますと、確かにアクリル系しか無いですね。

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