ヴィンテージのメガネは入荷時に検品しています。その際ダメだった物(今回はリム切れ)を使って、修理の練習やら改善をしております。
いままで、アセテートとセルロイドの接合は
①溶かして継ぐ
②中に芯材を入れて溶かして継ぐ
の2パターンでした。リム(レンズ周辺)の場合は、レンズを嵌め込む際に力がリムと垂直に入るので、②の芯材を入れていました。
くっつきますが、ちょっとでも力が変に入ると、表面に薄っすら溝が出るのが気になっていました。接合が完全に切れるわけでは無いですが、もっと綺麗に仕上げたいなと。
ということで、上から透明なプラ板を貼り、融着させて表面をコーティングしてみました。
それをギリギリまで削り落とします。
バフ磨きをしていない状態です。曲げと捻りに強くなったと思います。軽く押したり捻ったりしましたが、亀裂は生じていません。
ある程度、色々試してみる必要もありそうです。今回はセルロイドで、割と融着していて透明な部分がわからないほどでしたが、アセテートだとまた違う結果かもしれません。なかなか良いくっつきをしているので、手応えは感じていますね。