メガネの修理 大手術2syuuri

17.02.12

続き。プラスチックの接着です。問題は、眉部分がそもそもプラスチックの薄い部分ですので、溶剤で生地を溶かした際に、力を加えて完全に接着することが出来ないことです。

透明なプラ板を上から貼り付けて、溝埋めに使用しております。ただ、生地が弱っているせいか本来の亀裂とは別の箇所にクラックが入ってしまいます。何度やっても出来るので、ある程度接着できている状態で磨きに入ります。7割くらいで、壊れるまで使いきって頂く感じですね。無念です。

磨きをした状態。写真では分かりにくいですが、ものすごく薄い筋が見えるのと、右眉に関しては、接着を繰り返すうちに生地が痩せて若干の凹凸が出来ています。遠目では分からないレベルには仕上げをしております。

型崩れは慎重に直します。テンプルの開きは、男の側頭幅の平均が160ミリなので、155ミリくらいにヤスリで駒部分を削り、開きを増やして終了です。無理矢理顔にかけると、結局眉部分に負担が掛かり、またパキッと割れる可能性があります。

とりあえず、一夏はいける状態までに戻せた感じですね。

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