生地の縮みとフィッティングについてsyuuri

17.02.25

アセテートでもセルロイドでも、時間とともに縮みが起こります。デッドストックでも縮みます。

シューティングの芯が金属素材なので、中だけが突き出した感じになってしまいます。

わかりにくいですが、0.3ミリくらい芯が飛び出しております。その為、開きが狭くなることがあります。

削り後です。横から見たときの隙間で比べるとわかりやすいです。

(下に見える白っぽい筋が隙間です。テーブルの銀が見えております。)

削る前、蝶番が閉じ切らずに隙間があります。

削り後。ピタッと蝶番の隙間が埋まりました。

上から比べると、開きの差がわかります。

日本人の平均からいって、開かないと試着すら出来ないな、という狭すぎるときはあらかじめ開きをします。

いずれにしましても、フィッティングの際は開きます。もちろん、熱でプラスチックを曲げるわけですが、それで開きが足りないときの話です。逆反りさせて掛けさせる方法もありますが、見栄えが良く無いので削って開いております。

フィッティングだけでも是非お越しください。ヴィンテージの60年代以前ですと、とりあえず開かないと、どうしようも無いでしょうね。レンズが小さいので、フロントで稼げる横幅が少ない為です。

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