鼻から耳側にかけて、拡がりと迫力が絶妙なので、なんでかなと考えていました。先日、4本仕入れた最後が売れたので、目の前から消える前に観察し尽くしました。
リムのブリッジ側からテンプルにかけて、生地の厚みが違いました。鼻側で3.8ミリ、テンプル側で4.3ミリでした。ラインの拡がりと連動して、質量も増大させていました。狙ってやっているとすれば、相当手が掛かっています。

掛けると、顔に張り付くように、あたかもマスクのように顔の一部になります。黒色のフレームでは珍しいです。大体ゴリっと迫力で眼鏡顔にしてしまうのが黒枠の特徴なので。
質量のグラデーションは、自分では思いつかないですね。プロのデザインならではの良さがふんだんに盛り込まれた一本でした。