枠入れ完了vintage

18.06.10

ローデンのリチャードです。ようやく枠入れ完了しました。レンズは、ニコンのシーマックスです。古のフレームに、最新のレンズを詰め込みました。しびれます。

加工に相当時間がかかりました。サーモントであれば大体そうなんですが、どうやらリチャードは、一層眉部分とレンズが干渉しやすいです。そしてこの年代の特徴でありますが、フレームカーブはキツめです。よって現行の非球面レンズには合わないので、フレームカーブを落としつつ、レンズは薬研調整で折衷案を狙います。眉パーツの生地は縮んでいますから、ネジを外すとネジ穴同士がズレます。ドリルで穴を広げて無理なくフレームに止めます。

ぼちぼち大変なんですけど、今日は手が空いていましたので、その場で加工してお渡し出来ました。ニコンのプレカール加工がレンズに施されていなければ、もっと苦戦を強いられていたかもしれません。当時は、年配者だけが掛けていたというわけではなさそうなので、同様に縁が厚いマイナスレンズも入れていたはずです。もっと苦労していたのか、それとも加工の精度がそこまで出ていなかったので、細かくチェックしなくても良かったのか…。ちょっと謎でした。

とりあえず、上手く収まりました。やっぱりカッコいいです。

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