6月の「100分de名著」、カントの回が面白かったなあとか色々あったんですけど、それぞれに何を書こうと思ったのか肝心のそれぞれの核を忘れたので、大人しく眼鏡について書きます。
アメリカ物の金無垢の持ち込みがあったので、載せておきます。よくぞ、溶かしてマネーに変わらず残っていたなと思います。さまざまな記述で、1900年頭にも金や銀で眼鏡を作っていたと見かけますが、物を確認できたのは今回が初めてでした。多分、色々な事情とタイミングで溶かされて現金化されているんだろうなと推察しております。


近い年代の同じようなフレームとの比較、例えば金張りのフレームと比較しますと、こちらはそれぞれのパーツが細かい、小さいです。出来るだけ金の使用量を減らすようにしていたのかもしれません。無垢物の、その辺の工夫は現代も同じです。
あとはやっぱり、手彫りの切削面の違いがあります。鋭いです。




手持ちのルーペでササっと拡大して撮ったので大して綺麗に撮れていませんし、そう言えばいつも綺麗に撮っていないんですけど、何となく柄と風合いは分かると思います。