ちょっと前に流行って、そのあとどうしてます?何だかんだ、これ買って10年くらい経ちますし、年一回くらいは読んでいますので、今年も読んでみました。
来年どうしようとか、こんなブルバキでもちゃんと考えるんですけど、そういうのはこの本か内村鑑三の後世への最大遺物か、久々に読んで発見のあった部分を、おそらくそこが未達成であるとし、それをどうメガネの問題に変換し、形にするのかという脳内会議があって、それが来年の目標になります。
たぶん、3年くらい前のブログで紹介した時に、第二章の純粋経験の柔らかい版みたいなところが、ブルバキ的この本の至高ということを書いたと思います。相変わらずそれはそうなんですけど、初めて第一章が則天去私の考えを、かなり柔らかく解きほぐしているなと分かりました。一章と二章が大前提を、第三章以降は実践編という感じなので、むしろ二章まで読んで腑に落ちないと、三章以降はただの道徳の教科書みたいに心に映るでしょうね。