エッセイを読んでいますと、30歳くらいのときに急に書き始めた小説というものが、どんな作品なのか気になって、昨日はそれ読んでいました。
「風の歌を聴け 村上春樹著」
私は、めっちゃ本を読む方では無いため、この感覚はあてにならないとは思いますが、無いところを自分なりに作ったんだなと感じました。ビビりました。日々働く中でいきなり、こういう小説を書こうと思いつかないもんなぁ。
フランス映画の見方をお客さんが教えて下さって、フランス映画全般だったか、ある監督の作品に対してだったか、起承転結の起承で終わる感じが良いと仰っていました。寸止めの悶々とする感じらしいです。
なるほどそうか、私は結を欲しがり過ぎているんだなと、そのスタンスで見るんだなと改心したのが先週末でした。それもあって、割とすんなり読めました。特に感想は無いんですけど、肯定的な感想の無さです。一般的に、結に対しての感想や、結に至るまでの分析が為されることが多いんだなと、そんなことも感じました。結があれば、読む側はスッキリ何かしらに分類して、ラベル付けして心を片付けることが出来るのでしょうけど、そうさせない小説って、そうか初めてなんだな。
なので、無理やりメガネに関連させることもなく、ただ読んだという報告のみです。