デザインの本zakki

18.07.10

頂き物。1956年のデザイン関連の雑誌です。この時代、デザインの本はどんな人々がページをめくっていたのか、それを考えるだけでも面白いです。

特に面白かったのは、「日本的機能の原型をみる 〜生活の歴史から〜」という項の、豆腐の分析です。

私も、未だ嘗て豆腐を離れて豆腐を考えたことは無いですね…。独白のような書き出しから既に面白いです。

用の美に対して、このように考えたことはありませんでした。これも勉強になりました。用と言われますと、所有者である私にとって有用かそうでないか、そんな風に思っていました。ここに書かれているのは、もっと広義でして、一つの生命が他の生命に奉仕するかしないかという分け方です。メガネにも、メガネ以外にも当てはまる内容で、うんうんと唸りました。

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