観ました。まさに、直観と分析(論理)のせめぎ合いの映画でした。直覚から 分析に至らそうと、イギリス人ハーディが奮闘しますが、分析よりも直覚のみでひたすら突き進みたいラマヌジャンとの衝突が描かれています。特別、数学の知識は無くていけます。友情劇として観られます。ただ、バートランドラッセルをちょっとでも知っておくと、より一層おもしろいはずです。意外にラッセルのセリフが多いです。ラッセル・アインシュタイン宣言のラッセルです。
本来は泣ける映画では無いかもしれませんが、私はボロ泣きでした。ハーディがやっぱりいいひと過ぎて泣けました。泣くまで感動しなくても、ケンブリッジ大学の荘厳さが大画面で見られるだけでも鳥肌ものです。なんといってもインドの景色が美しいです。
登場人物のメガネがカッコいいですよ。みんなレンズがノンコートで白色の反射光がバチバチしています。再現度高めです。
あとは、ハーディの左手小指についたシグネットリングがカッコいいです。服装全体の厳格さももちろんカッコいいわけですが、特に小物に目が留まりました。