アーカイブ:5月2019

珍奇眼鏡
ヴィンテージのメガネ

19.05.12

インスタにも載せましたが、とても良かったです。バイザー付き眼鏡。

元々のフレームのデザインが良いだけに、バイザーがあるという珍奇さが際立ちます。黒と白の生地を張り合わせて軽快さを出しているので、やはりスポーツでの利用を意識しているのでしょうか。ですが断然、帽子にコンタクトの組み合わせに負けていますね。

ジュンヤワタナベのリュックとマウンテンパーカーが一体となった服を見ているときと近い感覚です。ただ、こちらはカッコイイよりも違和感が先に感覚に入ってきちゃうから、まずは笑えてきます。何でも二つを一つにくっつけたら良いってわけじゃないぞと、過去より警鐘を鳴らし続けてくれているのかもしれません。そして、蒐集家としては愛すべき1本であることは間違いないです。

バイザー部分、脱着不可。

明日は18時まで
営業案内

19.05.10

明日の土曜日は、18時に閉店します。よろしくお願い致します。

桃源郷入門
雑記

19.05.10

眼の諸機能のバランスの悪さみたいなのが分かるのは、そういえば3D映画ですね。ステレオフライも3D映画もVRも、基本原理は一緒です。

平成の終わりに折角なのでUber eatsは使ってみましたが、そういえばVRチェリーでした。あれって、その先に桃源郷が見えるんですよね?つまり人類最強の眼鏡ですね。眼鏡はヴィンテージが一番だと思っていました。

上記の立体映像が見えない場合は、大体眼に難ありです。年齢的にしょうがないこともあるんでしょうけど。試しにアマゾンのレビューを徘徊してみましたが、やはり機材は不良無しなのに見えなかったから星一つ、みたいなレビューがありましたね。立体感が全くない場合は、多分片目の抑制です。それかずっと二重の場合は複視です。あんまり浮いて見えなかったというのも、本当に機材の性能が低いのか、例えば遠視系で立体感崩れているのか、なんともそれだけでは分かんないですね。

そういえばお客さんでも、3D映画の途中で吐き気が止まらなくて、残り1時間はトイレで吐いていたという方もいらっしゃったので、複視とか抑制の脳への負担に驚いたものです。

そう言う私も、スターウォーズのエピソード8を試しに3D映画館で見てみましたが、遠方外斜位が大きめなので、途中から眼の疲れと集中出来なさに懲り懲りして、次からは普通のにしようと思いました。斜視ではなく斜位です。ネット上も混同している記事がちらほらなので、それはそれで怖いですね。

結局映画は、ストーリーもあんまり覚えていなくて、とりあえずオビワン焦らし過ぎくらいしか記憶に残っていないです。年末に向けて、ついに完結しますから、準備としてまた7と8を見直しです。

やっぱり手彫りが気分だネ
無垢のメガネ(925silver,サンプラチナ,木)

19.05.09

興奮し過ぎてミスりました。先にインスタにアップしてしまいました。

今日、届きました。ボシュロムの30年代の、あの彫金パターンを、日本の職人さんが再現してくださったのが、写真のオーバルの方です。トノーは、いつもの職人さんの持ちパターンです。

これが彫金の見本でお渡ししたフレームです。この手のフレームに関しては、“世界恐慌が云々かんぬん、ジュエラーが云々かんぬん、彫金師が眼鏡業界に流入云々かんぬん…。”と、言われており、手彫りで尚且つメガネの最高峰だわ、みたいな感じで提供されています。色々な疑問点もありまして、、、まあ、、取り扱いがない=専門外らしいですから、止めておきましょう。次行きましょう次。確かにパターンは、カッコいいです。私も一番好きです。再現してみたいと、ずっと夢見てきました。

そもそも西洋と日本の彫金のスタイルが違うようで、和の技法と西洋のパターンを合わせたときに、彫り方の違いによる不可避な向き不向きがありそうですから、出てきたものが上手く調和を実現出来ているかどうか、届く今日まで大変不安でした。それも杞憂に終わりましたね。

そのままの大きさで貼っとくので、タブレットかパソコンで見てください。もう綺麗な背景とか要らなくて、物だけで十分ですよね。

注文に際して、「多少パターンの簡略化も良いですよ」と、先に手を差し伸べていましたが、ひょっとするとそれが火をつけてしまったのかもしれません。まさかの完コピでした。日本人は凄まじいなと感じる瞬間です。

続きまして、トノー。こちらは職人さんの持ちパターンです。

これも美しいです。そして、比較出来るようにパターンを二つ用意して良かったです。注文の際に、ここにも一つ読みがありました。

彫金師さんは確か60代かそこらと伺っていましたが、様々なメガネ、そしてパターンを彫った歴史がある以上、その方のイチオシは間違い無いはずです。ですから初め、見本彫金を打診する際に確認したことは、「職人さんそれぞれに受け継いだパターンがあって、それ以外をお願いすることは無礼にあたらないのか?」ということでした。結果は全く問題ないとのことでしたので、お願いしてみました。

実物で比較すると分かりますが、やはり違いがありました。自然光で遠目で見たときに、煌めきの量、煌めき具合いのバランスが、やはり持ちパターンの方が断然美しいです。これは、物凄く勉強になりました。掛けた姿は、持ちパターンの方が一層美しいでしょうね。

ただ共通して、やはり彫金を施すことで、本当に物が完成したなと感じました。行為としては削ぎ落としていくわけですが、物には装飾として付加されていきます。彫金の凄みは、この捩れをエネルギーにして生じているのでしょうね。無機質な物に蔦のような有機的なパターンを施しますと、言葉になりません。そしてボシュロムの再現パターンは美しさよりカッコ良さが前に出ていて綺麗です。華やかさが控えめで、日常に潜むにはちょうど良さそうです。

ちなみに値段もそこまで変わりませんから、好みで選んで頂ければ嬉しいです。ブルバキは同時に2個買いも推奨しておりますよ。

もう少し詳しく
目のことレンズのこと

19.05.08

度数が強ければ、何となく眼が悪そうみたいな認識はあると思います。眼の悪さを視力の数値以外に求める、つまり視覚の良さ(把握の手段としての立体感等々)に求めますと、度数が低い場合でも眼が悪い場合があります。

今回のケースでは、オートレフで片目+0.75くらいの若干の遠視、片目は-0.25くらいの近視です。乱視はそれぞれ垂直方向に近い向きで若干です。数値的な不同視の定義には、どちらでも当てはまりません。まさに今回がそうでしたが、下手すればお医者さんにも眼鏡屋さんにも眼鏡要らないねと言われて、変に売り込まれないあの眼鏡屋さんはいい人だなあと、思っちゃうパターンです。

ちなみに今回は、あれこれその判断に至る経緯をすっ飛ばして書きますと、利き目にだけプリズムの処方です。眼鏡のセオリーでは左右に半分ずつ同量でしょうし、未だに脊髄反射的にプリズムは良くないという方々もいらっしゃるので何とも書きにくいですけど、それで仮枠時にバタフライの点滅が確認出来ました。もちろん、それの根拠もありますけど、書くと長いですし何となく見当つくと思うんで。そして、昨日は立体視が復活しそうな気配まで到達しております。

初めは視野中枢の存在する後頭部が痛くなるでしょうし、眼の周りの筋肉が張る感じや、人によっては眼の奥が引っ張られる感覚があるようです。使えていなかった部分、停止していた機能が戻る時に、まさに整体のように痛みがある場合もあるようです。矯正ですからね。そんなことをぼちぼちしております。

全部本に書いてあります
目のことレンズのこと

19.05.07


ステレオバタフライが見えなかったお客さんの経過観測をしました。両眼視が回復しかかっています。バタフライテストが、ついに見えたようです。本を動かすと点滅するようですが、回復までもう少しでしょう。若いと回復も早いですね。私よりも未来があるわけですから、ただただ嬉しいです。

検眼に関しては、特に秘術は含まれておりません。全部検眼やら眼やらの関係の本に、原理としては書いてあります。あとは時代による解釈の変換と、お客さんの生活とその強度、眼鏡への期待と頻度、、、その他諸々を加味するだけです。測定に関して、特に伝説のほにゃららみたいなレア物は用いず、普通の器具で時間をかけて診ているだけです。そういう質問がありましたので、念のため。

数学の用語だと本当は簡単に表現出来まして、定義と定理は本に書いてあるので系を用いて、はたまた系を模索しながら処方している、と言ったところです。

あとは多分、矯正という言葉が何を指しているのか、ここが異なるのでは無いかなと。例えば近視になった、それは何を意味しているのでしょうか。近視になった眼をもう一回視力1.0にする、これは矯正なのでしょうか。そうなってしまったものを戻すことは、矯正と呼べるのか?そもそもなぜ身体は眼を近視にしたのか?この辺の捉えかた、つまりは意図の違いを常々感じています。同業で戦が起こりそうなときは、とりあえず黙るしか無いですね。

お取引先等々、明日はちゃんとお返事します
雑記

19.05.07

ゴールデンウィーク、楽しかったですか?ブルバキはいつも通り暇でしたが、喋りすぎました。ぼちぼち加工が溜まり、色々重なって返事が出来ていない関係者様、とにかくすみません。特に今日、油断し過ぎました。明日は真に暇なはずなので、ちゃんとお返事いたします。

それと関連しますが連休中に嬉しかったのは、メガネの使用感の報告を頂いたり、特に何もなくともゴールデンウィークの1日はブルバキで対話するみたいな感じで日をくださったことです。ありがとうございました。結局、自分が一番喋って気持ち良くなってごめんなさい。

眼鏡とか眼鏡屋のライバルは、一泊の温泉旅行とか無条件に楽しいこと全て、ですからね。重きを置いて下さっていることに、結構感動しています。

あすは、ほとんど休業です
営業案内

19.05.04

明日の日曜日は、予告通り検眼が2件ありまして早くて17時ごろ開けます。そこで全力出し切って、開かない場合もあります。開かない場合は、インスタで告知します。

昨日よその店でお客さんにたまたま会って、インスタのあれカッコ良かったと褒めてもらったメガネ
ヴィンテージのメガネ

19.05.03

そういえば、これ仕入れしてたということで、5月の骨董市はお預けにしました。明日まで吹上でやっています。

向かって右が今回のです。数多のインスタ投稿の乱れ打ちの中から、これをピンポイントで褒めて頂けるとは。お客さんが面白いです。左は、5年くらい前に手に入れた同じ系統の物ですが、その当時から酸っぱい臭いと、時間が経つと表面に結露のような水気がでる症状があり、5年間で自己崩壊する直前までになりました。

結局、何が進行させるのか未だに判明していないです。スニーカーしかり、ナイロンのカバンのネチャネチャ現象しかり、ここにヴィンテージの限界を感じます。

ほかのコレクションと一緒にショーケースに入れていましたが、他の物の劣化が進行することは無かったです。フューチュラだけ何故か?と考えますと、一つはレンズがオリジナルのままでした。外したら黄色が外れそうですし、枠入れも同様に難しそうです。

一方、クワガタみたいなオリバーゴールドスミス等々は、レンズが入っておらず、こちらで緩々なレンズをコバ磨きして嵌め込んでいます。ひょっとして、内側からの圧迫が関係するのか?どうなんでしょうね。確証は取れません。度付きで常用となれば、レンズが枠内で動かない、簡単に外れないようにしないといけませんから、いずれにしても使用し始めたらいつかは終わることは避けられないでしょう。

今回分に関しては、酸っぱい臭いがプンプン且つ変色と陥没も確認できます。

目頭部分が欠ける危険性が大でしたが、思い切ってレンズを外してみました。やはりアクリル系のレンズが、目一杯キツく入れてありました。それか、生地が小さくなってしまったのか、はたまたその両方でしょう。手元にあった、CR39のグレーを入れています。やはりレンズがあると無いとでは、迫力が違いますね。

次はいつまで形を保ってくれるのか不安ですが、綺麗なうちに、とりあえず多くの方に見てもらいたいですね。

迫力
ヴィンテージのメガネ

19.05.01

オプアートが流行った時代を象徴するフレームです。60年代のフランス製。

図鑑等々では見たことありましたが、現物は初めて。メガネにすると、どうなんでしょうね。服とかはカワイイけど、メガネはアレですね、カワイイとかの前に迫力が凄すぎて、ぽかんとしてしまいます。とりあえず、時代を象徴するフレームなので、手に入って嬉しいです。

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