アーカイブ:12月2020

手彫り例
無垢のメガネ(925silver,サンプラチナ,木)

20.12.06

いつも唐草ばっかり彫っていましたが、菱松模様も彫ってみました。アスタリスクみたいな形かと思っていましたが、三角形の外枠に囲まれて、放射状に松の葉がピッピと伸びております。私もこれまでしっかり見れていなかったことを反省です。これもとても良いです。幾何学模様で冷たい雰囲気かと思いきや、植物の有機的で健やかな雰囲気を纏っており抜群でした。民藝全集を読んですぐなので、やたらと物を褒めるときに健やかと言いたい気分です。

今までの柄の確認不足および在庫で持たなかった言い訳としましては、メーカーのサンプルではヒルトンクラシックみたいな、マンレー山に彫ってあるものしか見たこと無かったので、ちゃんとイメージ出来ていなかった為としておきます。

テンプルの広がった部分、広い面で松のピッピの伸びが鮮明な部分が特に良かったです。非常に健やかでした。切削面の鋭さ、煌めきの落ち着いた感じがたまらんです。

まだまだ続く
雑記

20.12.06

ようやく、決着が自分なりにつきまして、わからないことが好きというのは有限主義なんだなと。そうです、以前のブログ書いてからも、延々と考え続けていますよ。

分からないことが好きというのは、「この文は間違っている」に近いなと。つまり、分からないことが好きというのは「分からないことが好きということが分かっている・明瞭である・判明している…」という状態を示していると思うんですけど、分からないというイメージとしては濁っている感じのことが、迷いのない透き通ったイメージの好きと組み合わさっており、結局どっちなの?好きなの?嫌いなの?この文は合ってるの?合ってないの?みたいな疑問がずっとありました。

違うんだと、混ざっていないんだなと。分からないという濁りをそのままパッケージしてそこで区切り、その上でパッケージごと好きなんだなと。そういうことかと、何となく腑に落ちました。つまり、好きという宣言が有限主義の宣誓そのものなのだと、そういうことです。その方がいつまでも分からないとして、延々のたうち回る可能無限や実無限の立場よりも賢明なのかもしれませんね。

それでお前はどうなんだという話なんですけど、お会いした方はご存知の通り、分かりやすいものが大好きです。今日の、ケミカルな黄色の花瓶は結構気に入っています。

吹上の骨董市やってました
雑記

20.12.06

昨日の夜に知って、急遽本日の開店前に覗いてきました。吹上の骨董市です。コロナでやってないのかなと、5月も9月も気にしていませんでしたが、どうあれ12月はやってました。

出店も半分くらいで、めちゃくちゃ空いていましたね。今年一番、コロナの影響を感じたかもです。もうアレですね、骨董古物もネットオークションの時代ですね。

とりあえず何か買わないとと思いまして、どの花の美しさも搔き消しそうな花瓶を買ってみました。特に黄色がケミカルな黄色で良かったです。あと、初めて公式の買い物袋を頂きましたが、これのニセモノ感が私には刺さりました。

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