サンプラチナのメガネの新作です。展示会の帰りの新幹線で記事を書いたあれが届きました。
品番から察するに、去年の物かもしれませんが当店では今年から仲間入りしました。
ヴィンテージの店頭在庫にローデンストックのトロ(Torro)が無いので、そのトロの時代に作られた、限りなくトロに近いけどトロでは無い日本製フレームと並べて撮っておきます。
比べるとサンプリングしてかなりの部分を変更しており、やっぱりトロと違います。まずツーブリッジではないですからね。でも単体で見ると、やはりトロが脳裏をかすめます。ミルクボーイの漫才みたいな感じですね。元ネタ知っている方も、知らない方もどっちも満足出来るカッコいいフレームということでまとめておきます。
各パーツを細く控え目にしつつ、無垢の金属塊の良さを引き立たせる為に、一個智であったりボリュームのあるテンプルエンドになっています。細いのに何だかんだ存在感は強めです。
レンズサイズは53でFPD68です。これは何を意味しているのかというのは色々ありますけど、例えば世の中に出ているおしゃれメガネとしてのボストンとかウェリントンのメガネのサイズ感と同じと言えるということです。レンズは大きいけど、です。ボストンやウェリントンの次を探している方にとって、違和感が少なく掛けられるのでは無いかと予測できます。ちなみに、比較で用いたトロもどきの黒のフレームはレンズ56のFPD72です。
このフレームに対してさまざまな感想を抱くと思いますけど、おそらく流行りの逆みたいな風に捉えてもらえるのではないかと予想しております。四角い、レンズデカい、キリッと堅い雰囲気がつきそう。いかがでしょうか?現在の丸っこくて小さめのレンズのメガネが主流の逆を行きつつ、しかしサイズ感は流れに沿っています。真逆まではいかない、この流されているのか流されていないのか分からないくらいがめちゃくちゃ良いなと思いました。そもそも真逆で流されないフレームは、当店では70年代のヴィンテージの出番ですからね。
展示会の会場で悩んでしまい、そういうときは悩まずズバーンっと脳みそに突き刺さった物だけを採用しています。それでサンプラチナの無垢(銀色)だけとりましたが、金メッキ、黒のツヤ、黒のマットが見本で存在しておりました。それもすごい良かったんですよね。
特に黒のどっちかも、追加で店頭在庫持つかもです。そして手彫りをカスタマイズでしなさそうなフレームに関しては、メッキの在庫も良いなとちょっと思い始めています。