本日は、開店遅くなってしまいましたが、ひさびさにいい情報があちこちから入ってきました。何だかんだ展示会場に1時間くらいは居ましたから、17時くらいに開けています。16時台にお越しいただいていたらすみません。
ブルバキとしては、これからも無垢物は続けますよ。無垢をやめるときはブルバキも終わるときです。
ちなみに、やはり金無垢ならこの組み合わせで製作可能のようでした。業界のセオリーとしては、貴金属の量を減らす方向にデザインが為されていきます。そうではなく、眼鏡の構造的正しさ、例えば一個智による堅牢な構造、顔幅をカバーする横に広い智、ガラスレンズを積んだとしても重量バランスが崩れにくく尚且つ保持する為の摩擦が失われない幅広の先セル、曲げ点が鮮明になるように掛かる部分が細く絞られたテンプル等々の、銀無垢のオリジナルでも行った、ブルバキの考えるメガネの構造的正しさの具体的表現が維持されながら、同じような質量が金無垢であるのであれば、恐ろしく美しいのだろうなと想像が尽きません。そしてこのブリッジ。
そういったフレームに見合う検眼と加工、その修練をもっと積みたいと、いつもながら気を引き締めて帰ってきました。ネジの締め方であっという間にネジ頭はえぐれますし、何度もフィッティングでクネクネすればすぐに波打ちますから、販売側がこんなにも問われるフレームもなかなかないんだと思います。