逆転現象925silver

21.08.06

金銀、あとは一応プラチナの価格は気が向いた時に確認するようにしていました。ですが、パラジウムは確認していませんでしたね。

昨日そういう、いろんな物が高くて困っちゃうよねという話になりまして、それで貴金属の価格の話にもなりました。私の中ではパラジウムはグラム4,000円くらいのイメージでした。その価格だと、2018年くらいで止まっている感じですね。調べてみると2019年には7,000円程で、2020年から今に至るまでは、10,000円くらいを行ったり来たりな感じです。金よりもダイナミックです。

実際にパラジウムが、私の販売する製品になんか関係あるの?ということなんですけど、ホワイトゴールドが関係します。

ちょっと前に販売していた、銀とk14のホワイトゴールドのコンビフレームです。レンズ留めのネジ類とブリッジの二層目のなみなみ部分がk14です。後は鼻パッドもです。

去年、メーカーから買い切った鼻パッドの店頭在庫です。たまたまk18のホワイトゴールドもあります。

おそらくストレートな感覚としては、金の使用量が多いk18のホワイトの方が高いと思うはずです。実際、今ある店頭在庫の鼻パッドは、k18(wg)を高く値付けしております。金の含有量もそうですし、割金としてk18(wg)はプラチナのみ、k14(wg)はプラチナとパラジウムが使われておりまして、金とプラチナとパラジウムの3者の世界でパラジウムの価格が一番低いと、数字の大きさ通りのk18(wg)>k14(wg)が成立します。

今まではそうでしたが、ここで3者の世界でパラジウムが一番価格が高くなってしまいました。そうしますと、k18(wg)<k14(wg)が起こりそうな気配があるということです。先日のオリジナル製作、ダンヒルのブリッジの再現ではイエローゴールドとローズゴールドで製作しておりますが、こういう状況だとホワイトゴールドには手が出しにくいなぁという感じです。次の製作で作るとかは考えにくいですね。以前にサンプラチナで製作したというのもあって、白色は満足しているというのもあります。

とりあえず、ロジウムみたいな動きは無いのでまだ安心です。

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