やっと掴めましたmegane

22.06.18

金張りの1000分率の表示について、ちゃんと書かれているものをようやく見つけることが出来ました。厚み(1μ=0.001㎜)表示ということもあるそうですけど、金張りは金メッキと違って各パーツ毎に厚みが一定では無いので、総重量に対しての何かしらの金の割合で表示されるべきということを前提とした、1000分率の場合の説明が無いかなと思ってぼんやり過ごしていました。やっぱりありました。ぼんやり待ち続けた甲斐がありました。

微妙に違いますし、金においては大事な差かもです。どちらの表示も、メタル部分の総重量に対してという基準の設け方は同じです。ですが1000分率の方は、純金(24K)で換算です。張ってあるものが例えば14Kでも、換算は純金で行います。一方で、アメリカのよくある表示では「1/20 12K GF」とあったときに、12Kで使用量を換算し、張ってある物も12Kです。プラクティスが載っていまして、それが参考になります。

『1/20 10K GF を1000分率表示に直す』

途中に分母と分子に2.0833を掛けており、これが意味不明さを少々招くかもです。紙面の行数に制約があったのでしょうが、要は分母と分子にそれぞれ(1000/480)をかけているだけです。あるあるで、分数の割り算が意味不明すぎて分数全部が、分数の存在が嫌いになる場合がありますが、最後の計算まで分数のままの方が大体の場合、計算も理解もスムーズです。結果の量的感覚を掴むときに、最後に少数に直せばいいと思います。

演算結果が、20.833…/1000(10K GF)です。プラクティスが表記の違いによる意味の差を鮮明にし、理解を深めてくれます。

以下、同じように計算してみます。

『1/10 12K GF → 50/1000 (12K GF)』

『1/20 12K GF → 25/1000 (12K GF)』

結果を眺めてみますと、30/1000と40/1000の金張りの言いたいことがぼんやり分かってきます。

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