ここに流れ着きましたsyuuri

21.03.17

タートのアンバーの44□22でした。お持ち込みだったんですけど、値段が値段なので、流石に緊張します。

プラス度数を所望で、非球面でも4カーブくらいです。リム曲げたくないなぁということで、レンズの切削でなんとかしました。ヤゲンのレイアウトを変えて、頑張って2カーブまで落としてはめ込んでいます。

リムが曲がってフロントが縮こまると、後のフィッティングが大変です。コマから削って側頭幅を稼ぐときに、削る量が増えるのでフロントは真っ直ぐでいて欲しいというのは、こちら側としてもあります。お客さんとしても、出来るだけあれこれ触りたくないでしょうしね。

早く着手出来て良かったです。初めのプラのデモレンズが、緩く入れてあるということだったんですけど、微妙に違うっぽかったので。リムとレンズの間を透かすと隙間が見えている為にそうっぽく見えましたが、実際はリムに対してレンズの形が合っていないだけでした。尚且つ片当たりしている状況は、点でリムを内側から押すので、不要な力が加わりやすいです。

左が当店で磨き後、右はお持ち込み時。右も傷の上から光沢が出ている感じはするので、ミニルーターで磨いているとは思います。どれくらい傷を消すかというのも難しい話ですが、ヴィンテージの生地の光沢は云々…を味わってみるには、まず真っさらが良いかなとは思っています。

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