アーカイブ:1月2017

気ままにやる
雑記

17.01.17

初めて、映画フットルースを観ました。フットルースとは、気ままにという意味なんですね。

1984年の映画だそうで、車とかラジカセがカッコ良かったです。ゴツくてカクカクした感じです。

出てくるメガネのバリエーションが豊富でした。学生は80年代を象徴したセルのボストンやツーブリッジ、エキストラのお婆ちゃん達は70年代のビッグサイズフレーム。今のグッチみたいなメガネですね。主人公の親父というかちょっとよくわからないポジションの人が30〜50年代くらいのフルビュー(メタルの金,ボストン型)を掛けていて、それも渋くてカッコ良かったです。

個人的に一番メガネでぐっときたのは、開始45分位で登場するお婆ちゃんが、ローデンストックのカールトンみたいなメガネを掛けていて、それにブラウンの50パーセント全面の色のレンズを入れています。

曲もダンスも良いので是非。ついでにメガネも注目してみてはいかがでしょう。

 

彫金
無垢のメガネ(925silver,サンプラチナ,木)

17.01.16

サンプラチナの彫金。手彫り。オリジナルとは違うパターンの彫りですね。直線的で、これも良いですね。

サンプラチナは硬いので、それに合わせて彫りのパターンを変えているのでしょう。美しいです。

ドーパミン
目のことレンズのこと

17.01.15

昨日のNHKの番組で、「達人達・スウィッチインタビュー」を見ました。各界の有名人、凄い人同士がタイマンでインタビューをします。毎週、組み合わせが面白いです。

今回は、脳科学者と、競技飛行の方同士の対談でした。そこでメガネ的に興味深い話がありました。飛行機の方からの発言で、

“大会のとき、一番集中しているとき、一番調子が良いときは景色が鮮やかに見える。”

のような発言がありました。色が濃く見えると言ってたのかな。それに近い表現をされていました。これに対し、脳科学者は

“興奮状態ですと、ドーパミンが出ますが、それによって瞳孔が開きます。瞳孔が開けば、光の入る量が増えますから、脳へ伝わる情報量も増えて鮮やかに見えるのかもしれませんね”

のような返答でした。

集中と視力と認知。この観点は、わたしは今までに無くて、非常に面白いなと感じました。

瞳孔が開く(散瞳)ということは、実は視力としては下がります。それで調節が抜けて、生理的に連動している眼の内寄せが緩まり、眼位が整ったことで認知力が増したのでは無いかと予想しております。

あくまで推測なので、実際のメカニズムはどうだか掴みきれていませんが、集中しきっているときの風景というものを、今後は注意して眺めてみようと思いました。

23日まで
無垢のメガネ(925silver,サンプラチナ,木)

17.01.14

銀とサンプラチナのフレームが沢山揃いました。今月23日までです。

次の機会はしばらくあきますので、この機会にメガネの中で一番美しいものを見ていただければ幸いです。

作業完了
修理とメンテ

17.01.12

ネジが開かないメガネ。レンズの嵌め込み完了しました。プラスチックのフラットレンズ、ハードコーティングで反射バチバチです。もちろん、リムのカーブをフラットに修正してから枠入れしております。

ネジが開かなくても、レンズ入れられますよ。

ネジが開かないときは
修理とメンテ

17.01.11

前回もブログに書きました。お持ち込みフレーム。ユーズドフレームあるあるですが、右レンズネジが開きません…。

鎧部分がちょっと柔らかく、フレームに負担をかけたく無いので、ネジ抜きをせずにプラスチックのレンズを入れます。ガラスは厳しいですね。

リムを開かなくても、実はレンズ入ります。コツがいりますが。今日は下準備です。

リム内側がゲジゲジで、このままですと嵌め込みにくい為、シリコンを定着させています。写真を見ますと、リム内側が若干白く濁っています。これがシリコンです。定着すれば、レンズを柔らかく固定出来るようになります。あとは、0.05ミリ単位でギリギリまでレンズを削り、レンズにも味つけをして、フレームのネジを開かずに嵌め込んでいきます。

メタルフレームで、リムネジが開かなくてレンズを入れられないメガネがありましたら是非ご相談ください。

医療の進歩
メガネのはなし

17.01.11

今朝の中日新聞から。1月11日の朝刊。

再生医療も、後10年くらいで一般的になるんでしょうか。光を知覚出来るようになったというのは、驚くべきことですね。

この状況を鑑みますと、ひょっとしたら近視・遠視等々は治せるものとして扱われるようになる世界が到来するかもしれませんね。

ならば、矯正器具としてのメガネは消滅するかもしれませんが、アクセサリーとしてのメガネ(伊達メガネ)は残る気がしております。

ブルバキは、ちゃんとしたメガネ屋です。ですが、伊達メガネも度付きのメガネ同様に捉えております。大歓迎です。それは今述べたようにメガネの本質みたいなものが、実は矯正ということよりもファッションという側面に移行しているような予感と、単純に面白いと思って下さればそれで良いのではという想いからです。

久々の鼻盛り
修理とメンテ

17.01.09

ヴィンテージのメガネを買って下さったお客さんの、前のメガネ。ヴィンテージのメガネのお渡しの際に、こちらをお預かりして鼻盛りをして差し上げました。磨きもしております。服に合わせて、気分で掛け換えたらメガネの面白さが増しますのでね。

カトラーアンドグロスです。やっぱりカトラーアンドグロスはカッコいいなと感じます。

鼻盛りしないと、まず女性は掛けられないでしょうね。元々鼻盛り無しのものが多いので。

相当掛けずらそうでしたので、直しております。

カッコよさとか面白さとか美しさとか
雑記

17.01.06

NHKの番組、日本のジレンマというものを見ました。

いまの時代を指す言葉として、「post truth」という言葉があるのですね。知りませんでした。客観的な事実よりも、感情的な判断とか共感が勝る時代をあらわした言葉だそうです。

それに関係しているようなしていないような感じの話です。メガネとか、広くファッションの場合、カッコいい(カワイイ)が一番の価値なような気がしています。当たり前なことですが、SNSのおかげでより一層強固になったイメージです。

ここで標題に戻りまして、美しいより面白いよりカッコいい(カワイイ)が現状は大事と認識されているので、これが反転できたら面白いだろうなと感じています。少なくとも、メガネにおいて出来たらというのが理想です。上下の反転よりも、横並びに認識し直すというイメージですね。

 

小林秀雄 「人生について 中公文庫」p.49から

「…美は、もはや真面目には考えられておらぬなどと言うと、現代の教養人たちは承知しまいと思う。成る程、展覧会場は、真面目な鑑賞者の群れで溢れている。私はそれを疑いはしない。併し…これらの人々が、現に経験しているその生き生きとした感情を、決して家まで持って還りはしまい、という考えであった。…」


メガネのはなし

17.01.06

メガネ図鑑・その他資料収集も、もちろん趣味です。

年末に買いました。自分へのご褒美的なやつです。閲覧用に店に置いておきます。

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