アーカイブ:1月2018

映画
雑記

18.01.07

ちょっと前に、東京物語がテレビでやっていました。小津安二郎の映画です。

内容云々に関しては、映画に通じている方にお任せするとして、エンディングについて書き留めておきます。

笠智衆と原節子の二人のシーンで、時計が手渡されるところがあります。多分、時計がなくても、ある程度それまでの会話から感動的な一幕になるのでしょう。ですが、それがある事で、より一層血の繋がりを越えた、強固な心の繋がりが垣間見えた気がしました。

ただただそれに感動したという話です。加えて、メガネもそのような受け継がれていくものとしての認識が、徐々に拡がると良いなと感じました。

別作
無垢のメガネ(925silver,サンプラチナ,木)

18.01.06

写真上段:通常品

写真下:特注別作品

SPMのメガネです。レンズサイズは38ミリ同じです。ブリッジの幅と取り付け位置を特注しました。

男性ですが、目と目の距離PDが58ミリ、側頭幅145ミリです。ジャストサイズでメガネを掛けようとしますと、量販品では、なかなか見つけ出すのが難しい方です。

また鼻が高く、通常仕様だとメガネの位置が真ん中より上になってしまいます。これに関しては、様々なアプローチがあります。例えば、メガネを下げ気味に掛けさせるというのが、すぐに思い浮かびます。

今回は、度無しでガラスのフラットを積むことになりました。ただ、実際は正視か遠視性倒乱視気味の方です。30歳過ぎくらいから、仕事内容に依りますが、手元用のプラス度数の度が入ったメガネがあったほうが楽になる方です。

特にプラス度数は慣れにくさがネックです。軽減させるには、メガネを正しく頭部に固定することが鍵になります。将来的に度数の処方をすると考えますと、正しい位置、正しい頂間距離、正しい前傾角でメガネを掛けることに慣れて欲しいという思いもありまして、ブリッジを狭めるついでに、取り付け位置を上げております。掛けると、目とレンズの後面の距離である頂間距離は変わらず、メガネの掛けた位置は下がります。

物として、仕上がりはハイブリッジ風な一山のメガネになりました。それが美しい美しくないという観点も、もちろんあると思います。ただ今回は、掛けたときの顔に対してのバランスの良さと、メガネとして光学機能が、今後必要なときに正しく発揮出来るように、その2点を重視したという感じです。

 

今さら
営業案内

18.01.05

もうすぐ移転して4ヶ月くらい経ちますが、お客さんに指摘して頂いて、今日ようやく気づきました。スマホでこのサイトを見ると、営業時間と定休が出ないですね。

“お店について”の、カテゴリーに記載しました。12時〜20時まで、木曜日定休です。自分でもびっくりしました。強気な店って言う訳では無いです。普通のメガネ屋です。すみません、ただただサイトから漏れていました。なるほど、電話での営業時間のお問い合わせが多かったのは、そういう事ですね。色々、納得しました。

そんな中、来ていただいた方々、誠にありがとうございます。そして、ひょっとして木曜日に来て頂いた方、大変申し訳無かったです。

本日の営業時間
営業案内

18.01.02

18時ごろに閉めます。

 

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。店に着いて、ポストを見て早速嬉しい気分になりました。ありがとうございました。

今年は、お店として特に大きな動きは無さそうです。昨年の移転が、人生の一大事過ぎて、今年に起こりうるであろう全てが小さく思えます。大人しく、平常運転を続けます。銀無垢は、昨年の倍は作りたいですね。

とりあえず、イタリアから商品が入るかもしれません。基本は、日本の古いメガネを漁っています。それは、古着とかファッションの領域の古物商のスタンダードが海外からの仕入れという、その暗黙の基準に反発してみたいというのが理由の1つです。自分が頑張ると、日本の古い眼鏡屋さんにも潤いが行き渡るような循環が、やっぱりお世話になっている業界に対しての、望ましい姿勢かなと何となく思うからです。

とか言いつつ、折角の縁がありましたので海外から久々に仕入れてみようと試みています。ですが、私の絶望的な英語力で取引がボツになったらごめんなさい。モタモタし過ぎています。

_170831bk

pageTopLink