アーカイブ:5月2018

ブラックウッド追加
ヴィンテージのメガネ

18.05.02

下段の、薄い茶色と黒のストライプの木目のフレームが入りました。日本のストックから。レンズサイズ、鼻盛りの形式から60年中頃かと思われます。

サイズが46□20-145ですから、腕の長さもゆとりがあって良いです。平均的な日本人の男ならば、ジャストサイズだと思います。

以前紹介した、上段のフレームと比べますと、木目が美しく際立っているのがわかります。

帰還しました
雑記

18.05.02

骨董市から帰還しました。店開けます。

過去最大級に悶絶しました。セイコーのワンプッシュクロノ、プラスチックベゼル2本、ワールドタイマー初期、茶馬、久々にセイコーの60年から70年代のオールスターを見た気がしました。特にワンプッシュクロノのプラスチックベゼルで悶絶しておりまして、今回は見送りました。見送りましたが、心を会場に置いてきているので、気もそぞろでこれを書いております。

二つ目クロノの、ランデロン48を実際に触らせて頂けたのも良かったです。ヴィーナスは番号忘れました。恐ろしいくらいに上品でした。3年ぶりくらいに、蓄積された物欲と言いますか、色々使ってみたい欲が沸いてきました。様々な緊張が解けてきた感覚があります。

で、眼鏡は写真のものを買いました。骨董市で眼鏡を買うのは何年振りでしょうか。基本買わないです。

ジャンクの中にありまして、ケースが最初は良いなと思って手に取りましたが、開けてビックリでした。当時のSPMの手彫りです。切削面の角の立ち方、力を込めたときの跡のつき方から間違いないでしょう。何本もじっくり見る、または本物を使ってみれば、すぐ気付けるようになります。

おそらくフレーム形状から1920年頃の物と推測できますが、その年代の無垢の手彫りは初めて見ました。この手の時代の物は、割とゴロゴロ転がっていますし、使えない(装用感の悪さ)ので買わないですけど、無垢の手彫りにはやられました。私にとっては大事な資料です。

鼻の部分が折れて、紐で結んであります。直そうと思えば直せます。ただし、販売する気もありませんのでそのまま置こうと思います。

驚いたのは、智の部分です。爪智タイプです。爪が一切えぐれていません。SPMの硬さは本物ですね。コンパクトで直線的なデザインも素晴らしいです。これは、いつか再現したいディテールだなと思います。

ちゃんと、眼鏡の成果も挙げております。それにしても今回は、自分の好きなゾーンが多かった骨董市でした。みなさんもどうぞ。

明日は13時オープンです
営業案内

18.05.01

すみません、明日は13時オープンにします。

明日から、吹上で骨董市です。今回は明日の2日から4日まででした。

お店で必要な物とかも無いので、ボヤッとした状態で行ってきます。面白そうな物を見つけ出す訓練として、一応仕事と言い訳していきます。皆さまも、行ったら「あれが面白かった!」等々、感想を教えて下さい。

では、よろしくお願い致します。

いま読んでいるもの。
雑記

18.05.01

文芸誌というものを、初めて買いました。買った理由としましては、表紙の内容に惹かれたわけではなくて、数学の講演を聞きにいっている森田真生さんの「計算と仮説」を読みたくて買いました。総ページ数が10ちょっとなので、検眼で相手を待っているときにでも読んでみてください。特に、純粋計算批判としての認知科学の章は、面白いです。発展し続けているAIを、むやみやたらに怖がらず、フラットに接していく為の姿勢や態度の手がかりがある気がしました。

ただ、何だかんだで表紙の日記のリレーも面白いです。2017年のその時の自分と重ねながら読みますと、自分が悩んでいるときに他人もしっかり悩んでいるなと、妙な安堵感が得られました。みんな、いい歳でも悩んでいますね。悩んで良いんですね。

とくに、日記という形式で依頼されている為だと思いますが、朝飯や昼飯を毎日書いている人は面白いです。当たり前のことですが、スゴイ人も人間だなと思いますし、そういう部分が最近は、まあまあ気になります。どんな人でもおおよそです。

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