アーカイブ:10月2018

明日は定休日、金土日は臨時休業です
営業案内

18.10.10

また週明けに、お待ちしております。土日に、24時間で100キロ歩く大会に参加します。一回出たら癖になってしまって、実は今年の7月くらいからムズムズしていました。去年は出るとか宣言しつつ、開店したてで金欠だった為、実は出ていません。今年こそ、2回目です。

というわけで、全くその準備が整っていないので、勝手ながら金曜日も準備期間で休みます。よろしくお願いいたします。週明け月曜日は、這ってでも開ける予定です。名古屋で開けて2年目、ここで一旦振り返りの時間を設けたいと思います。

 

写真は、ディスプレイ変更しましたの報告です。変更するのは9ヶ月ぶりくらいです。カッコよくとかオシャレにとか、私には難しいので、お客さん同士が気持ちよく過ごせるように改良しただけです。新しい陳列棚を悩み中ですから、完成は10月末を目標にしています。連続的に滑らかに変更していきます。

ちなみにこれの変更点は、ほぼ分からないでしょうけど、下の段に30年代以前のヴィンテージメガネを配置しました。上はいつも通りの銀無垢とかです。前は何となく古い器材を入れていました。

ブルバキが1930年代以前のメガネを販売しない理由と、現行で銀無垢等々を作った理由は同値ですから、一つのショーケースでそれが滑らかに説明できるようにしただけです。

今までは、カッコ良さを重視してディスプレイのみ(販売不可)の商品は、机横の雰囲気の良いカーブガラスのケースに入れていました。ですが、今更そういう店でも無いよなと思いまして、配置を変えました。アクリルディスプレイに1930年代以前のメガネを飾るというのもいい感じです。過剰に良く見えない、ほどほどくらいで丁度良いと思っています。

ズバッと言われる
雑記

18.10.09

借りた本の中から。家に保管しており手元に無いので、書名が分かりかねますが、柳宗理さん関連の本から抜粋しました。どういう風に受け継がれて、今の民藝の捉え方に繋がっていくのかを知ろうと借りましたが、それとは外れた、予期せぬところで突き刺さりましたので、書き留めておこうと思います。

「良いものを発見したり、良いものを選ぶということは非常に難しいと思います。失敗をいくらしてもダメかもしれません。けれども一つ言えるのは、好奇心を持ち続けることですね。好奇心は一つの才能というのも僕は頷けます。なりゆきで出合うどうでもいいことを増やしていくと、自分たちのライフスタイルはダメになります。…」

少々意訳すぎるかもですが、何事にも必勝法は無いということを言いたいのかもしれないと、私は思いました。とか、本物は少ないぞ的な警句です。好奇心となりゆきという対比に着目すれば、意思を持ってトライすることの重要性が説かれている気もします。ただ、なりゆきで出合うどうでも良いことと表現したように、全てを豊かだと許容していない点に、驚きました。

つまり、ローテクスニーカーしかほぼ履かない人間が、たまたまエアマックス95を取り入れたからといって、一味違う振り幅のある人間であるかというと、そうとも限らないわけで、そんな一回きりのことであたかも振り幅を持ち得たと、調子こいたらいかんぞということでしょう。それは先週の自分です。

 

テレビ再び
ヴィンテージのメガネ

18.10.09

レンズ入れました。BR50%です。テレビ型の場合は、大体このまぬけさを妖しさに転換するために、目が見えないくらいの色を入れることが定石になりつつありました。ですが、今回は用途も用途ですし、フレームの緩急の付け具合が絶妙で、色なしレンズでも野暮ったくないので、薄めの有色レンズにしました。

多分、前も載せましたが、レンズの入っていない状態であったという事と、そもそも同じ物を二回以上ブログに載せても良いよね的なひらめきというか言い訳が降りてきましたので、もう一度載せてみました。

レンズ交換
目のことレンズのこと

18.10.09

ブルーミラーからゴールドミラーに変更しました。フロッグスキンです。ベースの色はコパーの85%です。ゴールドミラーとコパーの茶色が混ざって綺麗です。ミラーながら、落ち着いた感じもあります。

サマー感を無くしたいというご要望と、落として傷が付いたので治したいというご要望をいただいて、いっそレンズカラー毎、丸替えです。

ちなみに、コーティングの部分修復は出来ません。レンズ毎交換になりますし、カラーの場合は色の差が出ないように両眼の交換となります。

初期(ブルーミラー)は、ポリカ系の非常に傷つきやすいレンズが入っていました。裏面はコーティング無しです。作り直したレンズは、マルチコートが掛かっているので、裏面の反射が抑えられ、使いやすくさらに傷つきにくいので快適に過ごせるのではないかなと考えています。レンズ自体も硬いです。

YSL
ヴィンテージのメガネ

18.10.03

ブログの一番上が、スニーカーの話では流石にダメだなと思いまして、フレームのご紹介です。

今日、接客で在庫から掘り起こしてきた物です。販売にはなりませんでしたが、そうそうあったよなと、しみじみ思い出したので載せます。日本のライセンスのときのイブサンローランです。

フロントが秀逸です。鼻が”Y”になっています。金持ちっぽくて、いい雰囲気です。

ツーブリッジを選ぶとなると、レイバンからくるアウトドアやミリタリーの要素を含んだ粗野な物が浮かびやすいです。そこを敢えての金持ち感を纏うというところが、本気でダサいのか、ダサさを取り入れて全体として絶妙にカッコいいのか、分かれるところです。

皆さんで上手いこと馴染ませて教えて頂ければ嬉しいです。それぞれのやり方があるはずですからね。

ノスタルジー
雑記

18.10.03

つい、インスタグラムみたいな写真を撮ってしまいました。

スニーカーが賑わっているのは、各種さまざまなところで聞きますから、何となくその世界が気になっていました。なぜ今、スニーカーなんだと。ということで、試しに買ってみました。昨日、初めてネット抽選というものを行い、初めて落選し、思った以上に悔しいと感じる自分がいました。写真で履いているこれは、たまたまその日の夜に入った店の棚にあったので、買って履いています。あまりこの色は人気無いんですかね?

いずれにしましても、今月の13日と14日に行われる大会、24時間100キロウォーク用(その日は店は休みます)の靴を買わないといけない状況でしたから、落選後は気持ちを切り替えてウォーキングシューズとして普通のフライニットのヴェイパーマックスを買おうと決心していました。そもそも、そんなファッションのスニーカーを買う余裕は無いと。私はウォーキングシューズを買わなくてはいけないと。しかし、お店に行ったら諦めていたものが予期せずあり、いきなりドンっと目の前に現れたものですから、冷静な判断を欠いてこれを買ってしまいました。資金難により、肝心なウォーキングシューズは買っていません。大会はどうするんでしょうね。

そもそも、ヴェイパーマックスという新機構を含めて、それらは本気のウォーキング用なのかどうかが分かりません。エアーという機構とは改めて何なんでしょうか?考えだすと面白いです。単なる装飾にしては本気過ぎますし、実際各種マラソン大会にしても、本気のレースで使用されているのをあんまり見ません。でも、ただただひたすらカッコいいですし、そして清潔感があって綺麗です。

小学校低学年のときに憧れていたあのスニーカーを、今履いているという何とも言えない喜びと、冷静になると今必要では無い物を本当に買ってしまった罪悪感と、コレで100キロ歩いたらやっぱりアホかなという謎の期待が入り混じっています。そして、いまは履いていても狩られないという安堵感もあります。この時代に、現実世界でのラッキーが残されているということにも驚きましたし、ワクワクしました。

ハイテクスニーカーを体験したいと思い立ち、ここ2ヶ月くらいスニーカー界隈をネットで徘徊しておりました。実際調べていたのは絞ってナイキだけでしたが、それだけでも物凄い勢いでリリースがあることに今更驚きです。そして、デザインが豊かでどれを見ても楽しいです。徘徊していますと、やはりこの楽しいと感じた心のままに自分も体感し、その体感から生まれた考えを持たなくてはダメだなと、買う為の言い訳が形成されていきます。ローテクの方が服に合う云々はこの際全部忘れて、デザインとテクノロジーに溺れるべきだなということを強く感じます。これだけ種類が豊富で勢いがあり、なおかつワクワクが絶えず面白ければ、そりゃハマるよなぁというのが私の実感でした。1社でこれほどワクワクするということは、アディダスもニューバランスもプーマもその他諸々、ブランドのダッドスニーカーも含め、本当はもっともっと面白いのでしょうね。

ヴィンテージのメガネ屋が、しかも最新のスニーカーが良かったみたいなことを書いていてどうしようもない訳ですが、久々に時間があったので書きました。買うまでのプロセスやラッキーも含めて楽しかったことを振り返り、自分の店でメガネを買うことが、ここまで面白いと感じてもらえているのかどうか、とても不安にもなりました。スニーカーよりも、大きな金額が動いている事実もありますからね。とにかくいまは、スニーカーはすごい界隈だなと、身銭をきることで真に理解し、それによって打ちひしがれた感じです。

また、エアマックス95という存在に関して、20年以上前にも一大ムーブメントを起こし、今のスニーカーブームでもトップクラスの人気があるということを鑑みますと、スニーカーデザインの何か「本物さ」みたいな要素が秘められていることは間違いなさそうです。ヴィンテージメガネですと、アーネルとかリチャードとかカールトンとかウェイファーラーとか、品名と形が結びついた面々が挙げられます。

そんなスニーカーを自分の好き嫌いという小さい領域で判断し、排除してはダメだなという考えも、今回の勢いに任せて手にした理由です。正直、履いて1日経ちましたが、未だに上から見たデザインはやや苦手です。横と後ろは綺麗だな、カッコいいなと思っています。バンズのチャッカの方が服に合わせ易いなとも思っています。でもそういうアレコレが、全部どうでもよくなっちゃうところが、あのデザインの凄みの証明なんでしょうね。メガネだと、個人的にはカザールとの近さを感じました。

未使用でもこんな感じです
修理とメンテ

18.10.03

同一フレームの同じサイズで2本、NHSが入ってきていましたので在庫化しました。

磨きと型直しをした後と、しないそのままとを比較するとこんな感じです。流石に今回は歪みが多いので、でもレンズを削って枠入れし、レンズごと温めて型直ししております。

上に重たい何かが乗っていたのでしょうね。他のダース箱とか。割とグニャっと感強めですが直ります。

カシメの座彫無しは、やはりガタつきやすいですね。生地は縮みますから、空隙が生じやすいです。ピンのうち直しもしてあります。

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