アーカイブ:10月2019

明日は15時オープンです
営業案内

19.10.31

金曜日は15時オープンです。検眼しています。よろしくお願いします。

ちゃんと食べ切りました
雑記

19.10.30

ブルバキから距離は近いです。およそ1キロなので、歩いて行ける距離です。というのを先日知りましたので行ってみました。ダッカさんです。超有名です。

今年で40周年ということで、キーホルダー作っていました。それがめちゃくちゃかわいい。山盛り具合がちゃんと表現出来ています。そうそう、実物もハンバーグに傾斜がついていました。

ちゃんと噛み砕くと、40年って凄いですよね。自分のお店を40年続けるって、経過した、時の厚みが凄まじいですね。

神回でした
雑記

19.10.30

今月の100分de名著が、いまの言葉で表現するところの神回でした。テキストが殊更に良くて、10年ぶり位に『善の研究』にトライしてみようという気概が生まれました。今なら、もうちょい分かるところがあるんじゃないか、という予感がします。

この前の『はじめての言語ゲーム』も、5年〜10年ぶりに読んでみると分かるところが増えていて、それがどうってことも無いんですけど、それなりに自分も人生でちゃんと苦労しているな、よしよし、なんて思ったりします。その記述に似たような具体的な場面、記憶がフワッと蘇ってくる感じです。あの『はじめての言語ゲーム』に関しては、8章以降はてんでダメだったものが、10年経てば何となく「あぁ、アレか」みたいには分かったつもりです。第10章に、本居宣長の言語ゲームを持ってきた、そのこと自体にも深く感動するとは思わなかったですね。そうか!と。まえは、なぜ唐突に?くらいな所感でした。

この2〜3年の間に沢山読んできた小林秀雄は、なぜ本居やベルグソン推しなのか、それと柳宗悦との相似とか、色々考えました。それを、眼鏡で表現するには?それはあんまりこういう形式等々で言明しなくても良いことで、ブルバキである私の経営課題なんですけど、上手くいっているかどうかはイマイチ判明しないまま、そういえば移転して2年経ちました。おかげさまです。

私には上司がいないから、こうでもしないと軌道修正が出来ない、創業理念的な、出立のときの想いから外れていないかチェック出来ないので、こういう本を読んでみたりします。今日は久々に来客が緩やかなので、あ、間違えました、14時半現在で0人でした。忙しい期間のあとは、たまに店でも本を読んで、一人会議をしていたりします。実際の場や機会があれば、読んでいないかもしれませんね。

珍しくブログが1週間空きましたね
雑記

19.10.27

この一週間の記憶がございません。珍しく混みました。加工等々、ようやく終わりが見え始めました。

そういえば、nbook出てるみたいですね。夏に、キックオフミーティングという名の何かしらは呼ばれたんですけどね、受付だけして2分くらいで帰ったのがバレていたようです。そう言えば取材無いなあと思っていたら、もう出てますね、言われて気づきました。そうじゃなくても、5分くらいで帰ったんでしょうけどね。

確かあのパーティーの日は、テレビドラマのラジエーションハウスの最終回で、ダッシュで帰ればギリギリ本田翼さんの顔面がバーンとテレビで拝めると思い、天秤にかけて速攻で帰った思い出が仄かに残っています。

どちらにしても、いわゆるカルチャー無いんで載らなかったんでしょうけど、なんで呼ばれたんでしょうね。これからもこっそり頑張ります。

気分良いです
ヴィンテージのメガネ

19.10.21

自分もメガネ変えました。完全に、影響を受けています。

色々試してみたいこともありまして、作りました。こういうフレームが一番普通に見えてしまうのかなファッションとして認識されるかな大丈夫かなとか、あとはコーティングのV.G.パールを使ってみたいなとか。反射の色が確認できますでしょうか?バッチリ白くて、清潔感ありますね。

掛ける前は、カットリムくらいしか見所無いかなと思っていたんですけど、そうじゃ無いですね。まだまだパッと見るだけでは全てを把握しきれないですね。

ブリッジのゴツさ。そして高めの取り付け位置と、ボリュームを抑えた鎧が、掛けていて心に刺さりました。それらが合わさって、例えば現代のレンズとセットで販売されているような普通のメガネとは違う、ファッションで遊んでますよ感が出ていると思われます。

レンズサイズ57です。なんだかそれも、気分が良くなるポイントかもです。

残像
ヴィンテージのメガネ

19.10.21

スペインのプラド美術館のクロークの女の子や、向こうから帰るときの、出国手続きで私よりも前にいた女の子の、あれらの黒いツーブリッジが、結局スペインの思い出で一番強く残っているかもです。

こういう話を日本でしますと、外人だからツーブリッジは似合うとか云々出るんですけど、そもそも彼女らは似合う似合わないをそこまで緻密に考えているのだろうかと、それらを聞き流しながらそっちに思いを馳せたりします。そりゃ誰でも似合うと思って買うんでしょうけど、それよりも様々な意味を含んだ重い軽いのバランスを考慮している気がしてならないです。雰囲気の差し引きとか。

ということで、これの紹介をします。ツーブリッジで、キャットアイで、サーモントっぽく眉にセルが貼り付けてあります。こんなに意匠を盛り込んで、重苦しくないのが良いなあと思って仕入れました。

先日、ついに販売になったんですけど、やっぱり80年代のライセンス物は侮れないですね。真剣さがビシビシ出ています。

土曜日は16時オープン
営業案内

19.10.18

もうそれは、殆ど休みなんじゃないかという感じもしちゃうんですけど、明日土曜日、19日は「16時」から開けます。それまでは検眼とかしています。

よろしくお願いします。

多分2回目
メガネのはなし

19.10.18

お持ち込み、新品グッチのサーモントです。おそらく触るのは2回目です。前はフィッティングのみなので、枠入れは初めて。腕の作りが綺麗で良いです。金属パーツを挟むために、ブロック柄の生地を作って一気にシューティングするのでは無く、一色ずつ挿して裏からネジ留めしてあります。面倒なことをしています。

もう多分、時効なんで書くんですけど、他のサーモントのときに、レンズ嵌めるのに何で眉パーツを外すんだと、他所の眼鏡屋さんからお客さんを経由して言われたことがあります。これをする為です。外しません??

リムネジも、出来る限りメッキを剥がしたくないので、いきなりネジを締めこんでレンズのサイズ感を確かめるのでは無くて、ヤットコで仮合わせしています。サーモントは、まず眉パーツを外さないと、ヤットコで正しくクランプ出来ないので。例えばオートで削ってフレームカーブとレンズカーブが一致しておらず、リムがビョンビョン跳ねちゃう状態だと、ネジ締めが安定しません。さらに眉を外さないので、ひょっとしたらサイズが0.05ミリ以上大きいレンズに対してネジの締めこみを行うと、マイナスドライバーの先がツルッと舐めて、ネジ周りがガジガジになったりします。

マロンカラーが良かったです。これは濃さ15パーセント。お客さんの案です。

今回は、もちろん眉を外して、サイズもカーブもピタッとなったことを確認しました。無事にメッキが剥がれず締め上げることが出来ました。実際は締め上げるときの手応えが違って、垂直方向の力が殆ど要らなくなります。それでネジが舐めにくくなるのです。

あれは、色々驚いたなぁ。まあ良いんですけど。

トロだけじゃない
ヴィンテージのメガネ

19.10.18

ツーブリッジは、ローデンストックのトロかそれ以外か?のようなことは無いです。実際は、もう少し深いです。たとえば70年と80年で、あのブリッジのボリュームに対するイメージがまるで異なります。そして70年代の中でもアレコレ違います。

今回のローデンのツーブリッジは、ミリタリー感満載です。マッカーサー的な。トロは検索して貰えればと思うんですけど、そういう戦う男の、筋肉質な男臭さじゃなくて、インテリなダンディズムという感じです。ダブルのスーツにペイズリー柄のネクタイみたいな雰囲気です。

それにしても、これがスパッと潔くてカッコ良かったです。ブリッジの上の段、これがビヨーンと長くレンズとレンズを繋いでいるのが特徴です。レイバンだと、エシュロンというモデルにもある意匠です。

ドイツの堅牢なモノづくりからくる重厚感が乗っかって、潔いと言いつつも爽やかさは大して無くて、ちゃんとツーブリッジの良さである、おやじ臭さは残っています。

裏面マルチの4カーブ、クリアレンズで。バチバチの70年代スタイルですね。

消化不良な1日
雑記

19.10.15

海外からの問い合わせがありまして、日本で買い物する予定があるけど、フランスのヴィンテージ見にブルバキ行こうかな、という雰囲気でした。文面が。

やや意地悪して、確かに70年代のフランス物はごろごろしているなと、エッセル、モレル、ナイロール等々正真正銘のフランスヴィンテージがあるし、カモンって言っちゃおうかなと。あるのは殆どツーブリッジですけどね。

まあでも、ファッションの流れからフランスのヴィンテージを知ったっぽいので、限定されたフランスヴィンテージであって、つまりはそういうことじゃないんだろうなぁと察しがつきます。ましてや海外から来るんだもんなあというのもあって、飛行機使って消化不良はいかんなということで、物凄く頑張って他所を勧めました。例えば、それの2号店がどちらも東京にあるから、やっぱり東京が買い物は楽しいね!的なことまでつらつらと。うん、何しているんだ俺は。

今日は、メガネを紹介する日じゃないなという直感のもと、本を紹介しておきます。おそらく、もう記憶が微かですが、ブルバキ黎明期にどちらも紹介したかもですね。

向かって左は、言語ゲームの本です。よくもまあ、この薄さでここまでボリューム感を出しつつ、分かりやすく書いてあるなと驚愕します。モダンな数学の考え方までわかります。一度、人に貸して返ってこず、それが別の人に渡った疑惑がありまして、諦めて自分で買いました。また買ってまた読んだらまた良い箇所がたくさん見つかったのでまた紹介しました。

右は、題名の通りです。両方読むと、相乗効果でもっと良いです。この2冊があれば、高校くらいまで数学が出来て、やや鼻が高い人をギャフンと言わすことが出来るでしょう。こちらは物語形式なので、ペロッと読める感じです。ただし、読み込むほど深いです。

この2冊、特に何かが軽やかになるかと言われるとそうでも無いんですけど、ある、自分を凌駕していそうな物とか、意味不明なものとか、上手く捉えきれないこととか、そういう‘超える’モノゴトに出会ったときに、どのように自分は吟味すればいいのか、その指針を与えてくれるような気はします。

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