925シルバーのメガネです。ラウンドの50ミリです。元のラインナップではオーバル48ミリと、ハーフアイの2型でした。ということで特別製作です。
レンズが大きくなれば迫力が増すのですが、そのレンズの迫力と各パーツの秘める強さみたいなもののシンクロを感じました。
昨年、オーバルが出来上がった際は、やっぱり横が物足りないかも…とか、実は感じていました。横にスタッズをつけてしまうと、正面は大人しいのに実はこっそりトゲトゲメガネでは無くなってしまいます。多くのサラリーマンが平日掛けられないということになってしまいますから、テンプルは何も無しで間違っていなかったと今でも思っています。昨年末のダイヤモンドのセッティングは、その物足りなさへの一つの回答だった訳です。まずは足りていない箇所に、足す行為をダイレクトに。その辺のことは、過去のブログに書いてあります。
今回のラウンド50ミリの別作では、何かが足りないというときに、足りていないその箇所にダイレクトに足すのでは無く、直接は足さずに他を何かちょっとでも変えるだけで、これだけ整ってくるんだなと感動しました。
ただ、ここまでレンズが大きくなるとそれはそれでオーソドックスから外れてきますので、何をとって何を逃すかの違いなのかもしれません。そういう意味では、この製作のおかげでオーバル48ミリのバランスも、よく見えるようになってきました。
ちなみに煮物で近いことを考えていたことがありまして、作っている最中の味見が、あまり当てにならないなと感じる時があるんですよね。そこであれこれ足すと結局辛い・甘いとかなっちゃいますよね。意外に足さずに、冷蔵庫で寝かしたらそれで十分みたいなことがメガネと一緒で起こり得ます。