アーカイブ:8月2025

銀無垢の改造2
無垢のメガネ(925silver,サンプラチナ,木)

25.08.27

銀無垢のサーモントです。眉部分前面のみ、七宝塗装(艶あり)を施してみました。

広い面への塗装は初めてでした。綺麗にのっています。

サーモントといえば、眉部分はプラスチック製であるというのが一般的です。それを銀無垢で作って質量の違和感を付加した後に、もう一度元のイメージを付加すべくプラスチック風の塗装がのっています。その塗装はもちろん、銀無垢にするという写像に対しての逆写像(プラスチック感を足す行為であって、プラスチックに戻す行為)ではありません。行ったり来たりする中でのズレを、いま目の当たりにしていることになります。

非常に面白くて、ちょっと他のパターンも見てみたいところです。もっと軽い感じの色でも良いかも。柄無しのクリアの水色とか、クリアパープルとか。特に横からみた時の違和感が最高に面白いです。


表面の軽さと、裏面の超絶技巧なセッティングの重厚感との対比も良い感じです。

925加工例
無垢のメガネ(925silver,サンプラチナ,木)

25.08.26

銀無垢のフレーム全体に、シャーリング加工をしてみました。

改めて金属加工におけるシャーリングというものを調べてみますと、金属板のせん断加工による切断ということでした。

ということで、今回のメガネは磨き切って光沢のあるメガネを、ヤスリで傷をつけることであの感じに仕上げております。シャーリング加工=一方向に流れるような傷加工くらいに思っていましたが、製造ラインから上がりたてで未処理っぽい雰囲気を足すという意味も含まれるんですかね。

そういえば近い表現でヘアライン加工もあります。ヘアラインはもっと線が細くて均一なスジが一方向に入っているイメージを抱いております。果たして世間的には異なる表現なのか、世間的にも混同しているのかは不明です。

正確にはシャーリング風加工なのかもしれませんが、この感じもとても良かったです。

鍛錬
雑記

25.08.24

ルービックキューブが出来るようになって、そういえばあれも諦めていたなと思い出しました。スーファミの超魔界村です。あれの1面が越せなくて、気がつけばもうすぐ40歳。ヤバい。…別にヤバくは無いか。夢はでっかくということで、ルービックキューブが出来るかつ超魔界村の1面が越せる側の人間に俺はなる!と、次の人生の目標は超魔界村です。

まずRTAの動画を見て、やっぱりあれは簡単なのではと錯覚させて、今年の盆は朝から特訓していました。結局ノーマルレベルは断念して、ビギナーで特訓です。カウントはしていませんが、多分1面で100回以上は死んでいます。200回はいってないくらいかと。やっぱり難しい。

ただ1面を抜けると、他の面もやっぱり難しいんですけど、1面ほどミスらず抜けることが出来ました。4面くらいから面倒臭くなってミニスーファミの途中セーブというズルも使いましたが。1面を越すだけにとどまらず、1周目クリアまで出来ました。魔界村お馴染みの2周目が始まって、2周目の1面で開始30秒ぐらいで結局やられてそこで集中が途切れて一旦休憩です。正月にまた挑むかも。

 

買い足し
雑記

25.08.24

2×2×2のルービックキューブを買いました。これはおもちゃ屋で普通に買える、スペシャルなタイプのルービックキューブでは無いです。たしか2,000円いかないくらいだったはず。

ニュー高橋メソッドのおかげで、3×3×3のキューブは完成できるようになりました。ただそうなってしまうと、特にスピードキューブを目指さない限りは目標が無くなってしまいました。おもちゃ屋に転がっているバラバラな状態のお試し品を、コッソリ全面揃えるくらいの優しさを世に振りまくくらいしか、今は先が見えていないです。

解けないモヤモヤも、解けた爽快感もどちらも手放してしまった状況で、程よい探究心を欲していました。そこにこの2×2×2のキューブが彗星の如く現れました。もし、同じようにポストニュー高橋メソッドを生きている方がいらっしゃったら、2×2×2がオススメです。

なんとなく『右動作』で、3×3×3の要領で同じようにグニュグニュしていると、何だかいけそうな気がする状況まではいけます。私の場合は、掲載した写真の状況までいつも辿り着きます。底面と上面が揃い、あと側面一段も揃った状態まではいけます。そこで2パターンあって、対角で交換すると全面揃うパターンと、隣り合う2個が交換できれば全面揃うパターンと、いつもそこまで辿り着けます。

そこからが全然ダメで、買って2週間くらい経ちましたが3回ほどしか完成出来ていません。気が向いたときに30分くらいグニュグニュして、なぜか3回出来ました。何で出来たのか自分でもわかっていません。

どうやら2×2×2における高橋メソッドもあるようですが、私は見ないでおこうと考えています。今のこの知らない状態の方が、いつでもまあまあ良いところまで来れて、けれどもいつでも難しくて、それで稀な完成に歓喜できる、最高の状態な気がしているので。

自由なので
雑記

25.08.13

自由研究って、すごい宿題ですよね。あの頃は訳わからず、適当に、代わりの工作を提出してパパッと終わらせていましたけど。

勉強っぽいテーマだから即ち自由研究ってことでも無く、むしろゲームでも良いはずで、何でも例えばこうしたい!という動機を元にそこに対して創意工夫があれば、それをまとめればもう自由研究ってことですよね。

この店も、といいますか個人事業主は自由研究的だなと。そうであれば、あの頃にもっと頑張って自由研究の基本姿勢を学んでおけばなぁと、近ごろ後悔まじりで思っていました。

明日から休みです(17日(日)まで)
雑記

25.08.13

そういえばですけど、2023年の年末から二郎系は食べて無いです。一番の要因は、自分の並べる限界(待ち時間)を超えてきたので、自然に疎遠になった感じです。

脳が壊れていたのか、2024年の夏くらいまでは禁断症状とまではいかなくとも、ふとした時に今だったら300グラムかなぁとか考えていました。そこを超えたら、割と楽になれました。

先日、2023年の年末ぶりに夜ごはんを1人で食べられる機会がありました。だからと言って、帰宅後の家事が無いわけではないので、考えた末にコンビニ二郎とレッドブルにしました。バーガーキングのレッドブルセットを真似して。

手軽さと背徳感と、それなりに脳はシビれて、それで満足することが出来ました。しばらくはいいかなぁという感じなので、脳も壊れて無さそうです。モンスターファームというゲームに出てくるトロカチンみたいに、強くなるけど寿命が縮む的な食べ合わせ感もありますが、私にはちょうど良かったみたいです。

読んでいる本
雑記

25.08.13

いまはこれ。ぼちぼち読み始めています。

増補部分、はじめの100ページくらいの『講義編』が全体の要約みたいになっております。まだ全部読んでいないので、という予測です。

講義編の調子が良かったんですけど、本編が始まってからが、やや足踏み。もともと1991年に書かれた本らしく、ポストモダン的な影響を受けているのか、影響も何も無意識なのか、ちょっと難しい雰囲気です。正直、挫折しそう。

ソーカル事件が95年で、この本の増補版が2001年です。講義編はソーカル事件の影響を受けてなのか、講義ということで分かりやすく力み過ぎずという判断が入ったのかどうかは分かりませんが、同じ人の文章かな?というくらい雰囲気が違います。

良い時代だなぁと思ったのは、本を読んで知らない人(浅学なので知らない人だらけ)が出てきても、パッと調べて作品もある程度パッと見られますし、音楽も聴けることですね。クリスチャン・マークレーという方の音楽から話が展開する章があったのですが、試しにYouTubeで検索したらちゃんと動画が出てきました。そういうのがあるのと無いとで、理解が全然違ってきますからね。

引用とサンプリングが異なる行為というのは、この本でなるほどって思いました。

8月11日(月)は休み、12日(火)も休み
営業案内

25.08.08

11日(月)は休みます。その次の日、12日(火)は月例の眼科さん出張のため店は休みです。

14日(木)〜17日(日)は盆休みです。ということで、明日と明後日の土日と、翌週の13日水曜日が営業日です。水曜日の次の営業は、盆明けの18日(月)となります。

これこれ
ヴィンテージのメガネ

25.08.05

ついに出会えました。HOYAの729でした。およそ8年ぶり。

8年前は銀色の物で、銀色は金張にロジウムかパラジウムのメッキになります。最終仕上げがメッキになるので刻印がありませんでした。

今回はYGとPG(ちょっと分かりにくいですが)で、14K[40]の刻印があります。台紙もついておりまして、日本製でした。造りが同じなのでエッセルのフランス製だと思っていました。この構造の日本製だと、GP刻印ありのメッキはよく見かけます。金張の日本製もあるんですね。切り替わりの時期なのか、このモデルは日本製しかないのか定かではありません。

8年前は、背に腹はかえられぬということで販売してしまいました。今のところ見てきた全エッセルホヤの中で一番好きです。全ヴィンテージメガネのメタル枠の中で一番好きかも。少なくとも個人的にはカザールの250と甲乙つけ難いくらい好きです。

レイバンへの近さも感じます。男らしい強いツーブリッジ感があります。一方で、レンズからレンズへ細くて流れるようなデザインが綺麗です。下の枠が無いナイロールの構造のおかげで、非常に軽やかな印象も併せ持っています。アメカジっぽいし、モードな雰囲気もいけそう。金張で程よい光沢もあるので、スーツもいけそう。細く、飾りが一切付いていないので仕事もいけそう。

_170831bk

pageTopLink