量子もつれzakki

25.01.17

昨年末のNスペの『量子もつれ』をようやく観終わりました。物理未修でも分かるようになっていましたが、高校で物理を履修していると一層おもろいです。高校生のとき、全然納得していないけどとりあえず理解して計算せざるを得ないよなぁという、空虚な気持ちを思い出しました。

ベルの不等式で、なんでもつれの有無が分かるのか?数式がなんで世界の理の有無に関わるのか?みたいなところは、YouTubeの“ヨビノリ”チャンネルが分かりやすかったです。めっちゃすごい人がいますね。Wikipediaで???みたいなところがスッと入るようになっていました。

それで前フリが長かったのですが、メガネです。エッセルのメガネです。当店では何度も何度も紹介してきた、フランスヴィンテージの巨匠です。ベルがこれを掛けていませんか??テレビ映像をみていて驚きました。

顔に、細くて天地が浅めなツーブリッジのメガネが乗っていました。それは、リム上端が細いのに立体的でグラマラスで、なおかつ蝶番からブリッジを経由してもう一方の蝶番へ優美に流れております。そんなメガネはエッセルのフレームしかあり得ません。量子もつれで感動しようと思ったのに、カッコいいスペシャルな学者がカッコ良くエッセルを掛けていることにも感動してしまいました。

ナイロールかなと思いましたが、Wikipediaの1982年6月1日の写真ではフルリムっぽくも見えます。玉型的に金のフルリムの形がドンピシャっぽそうですが、銀のナイロールも似ているので載せてみました。

ここまで細くて体積も無く、飾りも無いのにメガネの歴史を見渡しても特異であり、映像でチラッと見えただけでエッセル!?となったのは、エッセルのフレームが個性的であるということの証左でしょう。

例えば建築家はカッコいいというイメージがあって、憧れて似たようなメガネを掛けるという行為が世の中に存在しております。それとか、ジョブズのツーポの丸メガネとか。ファッションの外の領域から、ファッションに引き込むことって多々あると思います。

ということで物理学者もカッコいいです。でしたら物理学者に憧れてメガネを掛けるという行為があっても良いですし、面白そうです。

 

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