今週の土日は、一宮に出店に行きます。お店にいないです。その準備もあって、滞っていました。
いつもと逆転させて、8割はメガネの話をしないといけない環境でしょうから、久々の感じです。よそ行き感出ると思います。
18.03.20
今週の土日は、一宮に出店に行きます。お店にいないです。その準備もあって、滞っていました。
いつもと逆転させて、8割はメガネの話をしないといけない環境でしょうから、久々の感じです。よそ行き感出ると思います。
18.03.20
アルミのブローです。アルミが大量に精錬され始めるのが、発電所のパワーが増してきた50年代以降なので、それくらいの年代だと思われます。ブローの形としての表れ始めが40年代の終盤ですから、流行りの形の最新の素材のメガネという位置付けだったのかもしれません。
ネジの固着が酷く、なかなか苦労しました。ネジ穴が潰れ過ぎて、筋がない状態です。ネジ穴の裏は、サビで埋もれています。
冒頭の写真は、ネジ穴(マイナス)を、専用のカッターで作り直した写真です。久々の作業でちょっと楽しい感じです。
裏は以前に載せたようにドリルを突っ込んで、ネジの先が出ている分を除去しています。それにより、ネジの締め上げる力が抜けて、少しの力で回ります。
無事に外れました。
18.03.15
ローデンの金張りです。
昨年末から、ツーブリッジがぼちぼち出ます。私自身も、少なくとも3年以上はエッセルのツーブリッジを掛けています。それを店で掛けていて、まさかカッコいいと言われる日が来るとは思っていませんでした。
この度は、薄い色のメガネというお題でした。ということで茶色を入れました。ただ、黄味がかった茶色です。レイバンのアンバーマチックみたいなカラーです。
普通の茶色でも渋くてカッコいいとは思いますが、レンズカラーとフレームの組み合わせがお父さん過ぎますので、ちょっとカッコいい感じに仕上げました。AOのスカイマスターのような、パイロットグラス系の形で、フレームがカッコ良ければ普通の茶色でも良いのでしょう。今回は、元々ファッションに振っていないフレームでしたので、カラー選択は慎重に行いました。
18.03.15
銀のメガネ入れました。メーカーさんが、ちょろっとストックを持ってくださっていました。助かります。
2ヶ月ぶりくらいに、定番が揃った感じです。
18.03.15
レンズ交換です。最新、ハイテク系です。ネジ無しの構造です。
この手のフレームも、割と好きです。こういう宣言は、ヴィンテージショップとしてはダメなんでしょうけど。当然、持ち込みはあまり無くて触るのは久々です。有難いです。
ナイロールの止め方が非常に面白いです。通常は単眼ずつ糸で吊りますが、これはリムの端から端まで一本のナイロンの糸でとめています。途中でブリッジ部分に絡ませて、力が加わるようにしており、糸が正面からは見えにくい工夫も良いです。
ただ、レンズが大きい、または糸が短い場合は要注意ですね。今回も、初期状態はキツくレンズが入っていました。そうしますと端と端が引っ張られて、弓のようにしなってしまいます。スポーツグラスのような、あたかもハイカーブフレームのようになってしまいます。
度数が弱い、斜位等々が少なければ問題は生じにくいですが、逆の場合は、まあまあ使いづらいメガネに仕上がってしまいます。特に、近方で視線移動がしにくく、手元の作業に集中出来ないみたいなことが起こると予測されます。
フレームはβチタンで軽く、しなやかです。フィッティングの観点からは、メガネ屋の店員に依存せずに、ぼちぼちの掛け心地が誰でも得られる・提供出来るようになっています。ですが、光学性能を引き出す際には、古いフレームと違ってヒトに依存してしまう欠点もあります。結局は別の部分で、ちゃんと気に掛けないといいメガネにはならない訳です。
厚み指定かけずに、限界まで薄くしています。機械で溝が彫れないので、手で仕上げました。4割くらいは軽く出来たかと。テンプルの開閉、着脱で一切フロントがしならないので、大丈夫そうと判断してそのようにしております。
超撥水のコーティングにしたこともあり、軽くて水に浮きます。すごい時代ですね。
18.03.14
修理のご依頼。クロムハーツです。フレーム自体は日本で作らせています。基本構造は、他のメガネと変わりません。
あまり使用した形跡がありませんが、テンプルを開いたときにリム切れを起こしたとのこと。確かに、プラの破片が出ておらず、金具の歪みもないことから、リム切れで間違いないでしょう。本当に、この場合は自然にポロリとレンズが落ちた感じでしょうね。
レンズサイズがデカいです。仮で当ててみて、薬研の縁がそもそも枠に収まっていません…。0.50ミリはデカイので、よく入れたなあという感じです。オプチルに嵌め込むサイズ感です。それ故に、今回はリムのサイドに空隙があるフレームでしたが、その切り込み部分から裂けたのでしょう。むしろ、それ以外の理由はないでしょうね…。完全なフルリムであれば、内側から押す力がぼちぼち均等に分散されるので、このような事態には、すぐにならなかったと思いますが、フレームの形状からそれが露呈した模様です。
ただしこの場合は、実はフレームに初期不良があったのかも知れない等々、後出しで様々に言えてしまいます。そして、それらはもはや確認不可能です。つまり、レンズサイズの不良が、100%リム切れの要因であったと立証することは難しく、泣くしか無いのが現状です。
でもやっぱり、実際に持って来て頂いた物を拝見しますと、某量販店での枠入れっぽいですが、価格故にしょうがないとかそれでは割り切れない何かがあります。
ということで、修理です。初めは、生地の質感からインジェクションのフレームかなとも思いましたが、アセテートでした。鼻パッドの取り付けがヒントになりました。とりあえず融着しました。
ヤスリのあと、磨きです。光を透かすと、若干筋が残ります。新しいフレームなので、くっつき具合は良い感じです。
再度枠入れです。生地を温めずに入れました。振ってもカタカタしませんが、拭き上げるときにガタつくくらいの、ちょいゆるのサイズ感です。とにかく、内側からの押し出す力を加えさせないようにしております。
これでハッピーエンドと思いきや、レンズを外して分かりましたが、右もリムの亀裂が入っていました…。完全には切れていません。
今日一日乾燥させて、また金曜日以降の作業です。まだまだ道のりは遠いです。
18.03.12
先ほどの、カザールがスーパーカブに似ているという表現は、そう言えばけっこう真面目だったりします。
好きな感じが、物の種別を超えて共通しているところに、感性の端っこが見えてくる気もしています。むしろ、それぞれ好きな基準等々が違うようで、根っこは共通なのかもしれません。ひとりの人間が決定を下すことですからね。
18.03.12
直近で仕入れたカザールの中から、これが一抜けしました。自分も、カザールの中で好き度が上位クラスなモデルです。薄い青色を入れて掛けているアレです。複雑でゴチャついた感じがたまりません。80年代の、四角の目のスーパーカブに似ていると思います。ちなみに青と水色の縦縞は、全部手でペイントしてあります。
ガーメンツとかニードルスとかに合わせたら、相当カッコいいでしょうね。一層、完成が楽しみな案件です。
18.03.09
福井めがね工業が、イタリアのルックスオティカに買収されました。なんだかんだ、それを記録しておく暇も無かったですね。WWDの記事でした。
日本のメガネもどうなっちゃうんでしょうね。
18.03.09
すみません、明日は14時オープンにします。ありがたいことに、作業が溢れました。ちゃんと整えてから、オープンします。ご容赦ください。
おかげさまで、色々揃いつつあります。自分の考えていた予定より、1年は早いです。