アーカイブ:2月2023

今日も算数
メガネのはなし

23.02.03

金張りの厚みって実際どうなん?ぶ厚いとは言うものの。気になりませんか?

後世の資料の為にと思いまして、電動カッターで切断しようと思っていました。ところが、気づけばこんなところに切断面が…というのでインスタにも載せております。ヤスリで整えて、バフで面を綺麗にしました。

母材、銀ロウ、ニッケル、金の順番に層状になっているので、上の写真で爪くらいの薄さに見えている層が全て金とは限らないでしょうね。また、メッキと違って取り上げる箇所によって厚みも異なり、一定ではありませんので。とりあえず母材との境目ははっきりと写せました。

そういえば、重さを計ったことがありませんでした。ネジ無し、パッドはカシメなのでそのままにして、7.4グラムでした。

刻印があり、“AO 1/10-12KGF”とあります。結局、どれくらいの金(24金換算)を使っているんでしょうね。計算してみます。

またまた70年代のHOYAニュースから。これに則って計算すると…

0.37g(24金換算)

となります。ちなみに、金は1㎤あたり19.32gですから、体積だと

0.01915㎤

になりまして、これは一辺が0.2675㎝の立方体です。つまり、一辺が2.7㎜のサイコロをイメージすればよく、それかちょっとデカめの鼻くそ(すみません)くらいの大きさということになります。改めて、金って物凄く延びるんですね。これは1/10の厚みの算出なので、70年代頭の1/20や、70年代後半の1/30の厚みになれば、それに準じて少なく・軽く・小さくなります。

 

脱構築って言いまくると思います
雑記

23.02.01

これは面白いです。読み終わって、いまはもう一巡の最中です。ちょうど、脱構築とか言いてえなぁって思っていたときでした。

デリダを筆頭に、現代思想の流れが把握できます。現代ということで、まだまだこなれたサラサラした読み物が少ないイメージです。例えばヴィンテージなアリストテレスとかは、一般教養的な読み物がたくさんあるイメージですけど。素人には大変ありがたい本です。

原本までいかなくとも、ややハードモードな各人の読み物にあたっていないため、本当にデリダはこんな感じなのかなぁとか思わなくも無いんです。ただ、いっそのこと千葉雅也さんの考えの本と読んでしまえば、それでとりあえず済みます。内容が豊かなので、細かいことは気にならなくなります。

脱構築欲は半分冗談の半分本気でして、職人vs工業製品とか、現代の製品vsヴィンテージ品とか、大手vs個人とか。この2、3年のブルバキは、つまり脱構築したかったんだなと。

弁証法的に、二項対立の末に一つ上のステージに上がれれば良いんですけど。どうやら、ただの退行か堂々巡りのことって多いですよね。前にも同じ議論があったっぽいなぁとか。手のぬくもりって言いますけど、工業規格満たしていないのでそれはそれで安全性のぬくもりが足りないなぁとか。表裏とか陰陽だと、どうも物足りないんです。対立というスタートラインは、スタートした瞬間に振り返ったときに、すでに消えていないといけないわけですね。んー、難しそうです。

 

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