各種試してみました925silver

21.05.26

クラウンガラスの単層コートが再び使えるということで、ガラス熱が上がってきています。

あらゆるパターンを見て、比較して検討したいでしょうから、宣言下で暇なんで準備してみました。まずは銀無垢で。ガラスの単層コートと、プラスチック(CR39)のノンコートで比較です。レンズの質感の比較が出来ます。ノンコートと比べたときの、単層コートの青白さも確認出来ます。彫金有無による風合いの変化も比較も出来ます。

調子が上がってきてしまい、久々にサンプラチナのフレームにもガラスレンズを組んでみました。テンプルエンドがバチ状になっておらず、重量バランスや摩擦の観点からガラスを積むべきかどうか悩みどころです。とりあえずお客さんの度数等々の条件次第なんですかね。あと最後は、今回サンプルを作ってみましたから、それを掛けてみたときの何だかイケそう感があるか無いかで決めて頂ければと思います。

これも、同じレンズ形状・サイズです。屈折率の違い→比重の違いによる重みの差を体感してもらえるようになっています。ガラスの屈折率1.52と1.60です。コートはそれぞれ単層コートとマルチコートで反射光の色味の違いが確認できます。これも彫金の有無も比較できます。

あとは、フラットのガラス(1.52)の見本ですね。これはノンコート可能です。見本もノンコートです。同じラウンドだと、レンズ形状で柔らかい雰囲気を持たせるか、パリッとピリッとした空気感を持たせるか、違いがよく分かるのですけどね。とりあえず八角形のフレームに積んじゃっていますが、反射のギラツキ具合がよく分かると思います。

多分、いまの眼鏡の観点からは結構どうでも良いことでしょうけど。無垢のフレームにガラスレンズを積んで有機物を排除した“塊”の眼鏡を畳むときの「カチャカチャ」という響きが良かったりします。耳触りがよくて、何となく所有欲を満たしてくれます。

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