改めまして925silver

19.10.02

毎回毎回、いつも最高なんですけど、今回は特に。もう、工業製品のネジ周りの作りでは無い、異常な光沢です。言ってしまえば、SPMはただの合金ですが、ここまで美しくなるものかと感嘆します。

無垢で再現して、ひと1人の人生よりも長いスパンで保存できるようにした、あのブリッジです。実は、初期ロットでフルリムを片手程度作りましたが、まだちょこっとだけ、ブリッジのみ残っていました。来年以降、どの玉型を作ろうかなと考える中で、あれこれ試してみようと思っていましたが、やめました。ツーポを作りました。

といっても、お客さんのご要望からスタートしておりますから、既に販売先が決まっております。在庫分がありません。一般販売は来年以降です。来年、SPMのラインが動けばなんですけどね。

初めは、載せるつもりは無くてですね、お客さんと私でニヤニヤして終えるつもりでした。ですが、あまりにもメーカーが想像を超える仕上がりで完成させてくれましたから、やはりちゃんと世間様に見てもらう努力をしないと、メーカーが報われないなと思いまして、ブルバキの職務を全うすべく、載せることにしました。

今年の7月頃に特注製作の依頼をかけましたが、納期未定・価格未定、全てが出来てからのお楽しみ状態でした。それで注文して下さるお客さんも、よく考えたら凄いですよね。

今回、載せようと心変わりしたのは、特に横です。こちらが指示をしていない部分に、アレンジを加えて、より1920年代のフレームに近づくようなディテールを追加してくれています。その上で、蝶番の面を合わせ、現代的な透き通る美しさを付加しているわけです。

無垢のパッド作らないと。もう一押し突き詰めたいですね。

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