ブラッシュアップ終了megane

20.05.08

ブルバキオリジナルのセルフレームです。今年も懲りずにテレビフレームにて。新色でクリアのブルーグレーです。

自分で使って、都度改良して、その結果もフィードバックしております。それで、もうこれはレンズカーブを6カーブ指定するべきですし、それ以外不可だなということで、今回はフロントにもカーブを初めからつけております。この前のブログで、テンプルを弄って前傾角を増やしたと書きましたが、これで更に完成がイメージしやすいかと思います。

テンプルの処理は、ほぼ前回同様です。前回との違いは、フロントの接合部分から滑りを演出してみました。

比較するとこんな感じです。

生産は前回同様イギリスで、変な言い方ですけど総ハンドメイドです。

これも毎回言いますが、個人的には手造りだけではあまりピンとこないタイプです。それは分析の結果であるべきですからね。加えるなら、様々な界隈で“おじいちゃん”というのがキラーワードになりがちですが、それもあまりピンとこずです。良いなと感じたもの、それが若人のマシーンメイドということもあり得ます。それは、従事する若人にとっての救いにもならないかなと思うんです。もちろん、機械では作れない手仕事の美しさ、熟練の技による美しさに惹かれないことは無いですよ。銀無垢等々の、無垢ものの手彫りはまさにそれですから。

ということで大事なのは、それでしか作れない良さなのか?でして、それは自分のオリジナルフレームにも厳しく適用すべき判断基準となります。今回もイギリスから届いた物を見て、値段も考慮に入れて、結果、かなり自ら手を加えております。修正には合計3日かかりました。

とにかく、真っ直ぐな光の反射をどの角度からも無くせるように、あり得ないことですが流体がそのまま纏まって空間に存在しているような感じを目指しました。ただその為にひたすら頑張りました。それが何だと言われると困りますが、見て気分良くて掛けて気分良さそうなのでくらいしか考えてないです。

音で伝えるならば、トロトロのヌルヌルです。トップの画像から伝われば嬉しいですね。実物は、もう少し表面に水を帯びた感じになって綺麗です。

最後、簡潔にまとめますとこのフレームはブルバキオリジナルのセルフレームです。そしてもう少し詳しく述べれば、30代前半をどのように捉えるかに依りますが日本のおじさんによる手仕上げの製品です。…やっぱり、おじいちゃんの手造りの方が響き良いですね。

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