大当たりsyuuri

20.03.10

素性が分からないということで持ち込みがありましたが、見事にべっ甲でした。

見分ける手掛かりは沢山ありますけど、磨き切った時の光沢も、やっぱり他と違いますね。いつもアレみたいだなと思います。輪切りのオレンジとかが載ったケーキに被さるコーティングのあれです。変な表現ですし、いまに限った事ではないんですけど、光沢が乾いていない感じがします。セルロイドとの違いは、それが表面だけなのか内奥まで続くのかという感じです。でも私も、格付けチェック的に無記名の状態で並べて当てたことは無いので、やや信憑性に欠けます。

あとは、磨くと確実に分かります。独特な匂いがあります。正しくないかもしれませんが、いつも亀臭いなと思って磨いています。是非みなさんも、本物に出会った時は嗅いでみてください。削りカスが亀臭いです。

中古でお持ち込み。鼻部分に使用感が強くあって、シワが入っていました。その部分だけでもべっ甲の気配が漂っているなと、アテを付けられます。

磨いても使い始めたらすぐにシワが入り始めると思いますが、シワの除去も依頼に含まれておりましたし、気持ちは分からなくもなくて一回はピンピンに戻したいとは思うでしょうから、本気出して鼻部分のくすみを取り除きました。と言うと、いつも本気出してないみたいになっちゃうので、本気の中の本気を注いでみました。

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