

HOYAのヴィンテージです。立体的なレールがリム上端を走っていないパターンのHOYAですが、それもあっさりで良いです。
上のモデルは、ややデコットシューター感があります。シューターのコッテリとした漢感を、そのあっさり感が中和しておりまして、何となく気負わずに掛けられそうです。下のモデルは、シンプルで無属性で良い感じです。賢そうな雰囲気。
このあっさりパターンのHOYAは、テンプルの弾性が凄まじいです。デモレンズを見る限り「G7」という別シリーズっぽいです。第七世代??




金張表記が「G.F.」のみ。推測ですが日本製で、その頃の標準の金張りの厚みということで、1/20でしょう。
ナイロン糸とナイロンレールの取り替えを、久々に進められています。在庫化が進んでおります。いつも当店で紹介している、レールがリム上端を走っているバージョンもあります。ヨロイとテンプルの作りが堅牢で、物としてしっかりとする為に進化した感があります。要は、やや現代のメガネっぽい雰囲気を帯びているという感じです。
ブリッジのトップと、テンプルが梨地加工です。HOYAフレームの梨地加工は70年頭頃からだったはずです。会報の該当箇所をまた探しておきます。

G7とデモレンズの“HOYA FRAMES”の書体が同じなので、近い年代かと。作りや書体の違いで、70年代の前期・中期・後期くらいで分類出来ると良いんですけど、その辺の資料が得られていないのが現状です。




