3周目zakki

24.06.10

なんとか3回目を読み終えました。じっくりを三回ではなくて、サラサラのパラパラを三回です。

この方の本はいつも親切に前半後半で分かれていて、本の真ん中で中間まとめが用意してあります。少なくとも前の著作の現代思想入門には中間のまとめがありました。これがいつも助かります。大体前半は1回目でそこそこ分かって、分からないのがポツポツ出始めるのが後半からというのが、いつもの私です。

人それぞれですが、おおよそ私の場合は結局後半が分からないというのは、前半は分かったと思っていても、じつは染み込むレベルで分かっていないということが多々なので、面倒なときもありますけど毎回頭から読むのが常です。

3回目で、なんとなくこの本の肝はこの箇所かなと感じました。自分なりの肝ポイントが出来たので、つぎに読むまでにしばらく期間が開けられそうです。とりあえずの納得感が得られました。

とくに箇条書き手前の、“これで行くんだ”と決める、というか諦めるしかないの部分は特に。しょうがなく諦めるのでは無くて、勇んで諦めるんですよね。

この諦めは、結論のアンチセンスに繋がっているはずです。寝ても覚めても自分から離れられないんです。反復と差異がセンスと言いながら、毎日まいにち自分で自分が好きだろうが嫌いだろうがお構い無しに、自分でしかありえないという当たり前で絶望的な反復をしています。まず自分であると、自分でしかないと諦めるわけです。

この本以外でも、昨今は身体性と言われているのですが、なんとなくそれの意味が分かりました。

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