表参道に来たのも一年ぶりでした。あの時の決意が蘇りました。
脳に記憶があるのではなくて、場所、物、自分の周りに散逸していると実感出来ました。あの時の記憶と感情が、いまの自分と重ね合わさりました。
16.10.04
表参道に来たのも一年ぶりでした。あの時の決意が蘇りました。
脳に記憶があるのではなくて、場所、物、自分の周りに散逸していると実感出来ました。あの時の記憶と感情が、いまの自分と重ね合わさりました。
16.10.04
今週の月曜日から水曜日にかけて、メガネ業界的には新年を迎えます。一番大きな展示会が東京であり、各社の新作がズラリと並びます。それにいきました。
毎年初日は、恒例のメガネベストドレッサー賞の授賞式があって芸能人がきます。その様子をあまりニュースで見かけなかったので、相変わらずメガネの地位は低いなぁと感じます。どうしたものか。悔しいですね。
お店としては、925シルバーのメガネの話が出来たのでそれが収穫でした。またお店に来ていただければ写真をご覧いただけます。あとは、普段あまりじっくり見られない現行のフレームを沢山見れました。まだまだ、アメリカ寄りのクラシックフレームが続きそうです。オールプラスチックは少なくて、やはりメタルとプラスチックのコンビが優勢でしょうね。
話を戻しまして、シルバーのメガネはキャストで滑らかな隆起をつけたテンプルが美しかったです。ツーポイントも作ろうかと考えております。
16.10.03
上が、型板を使ってレンズの形を変えた後です。プラのフレームなら、周径が同じであれば形を変えられます。滅多にやらないですけどね。プラの厚みがあるとできない場合もありますし。
今回は大きめのボストン型にしました。横を-1.5ミリ、縦は逆に+1.5ミリくらいです。ゆくゆくはフレームと同じくらいの濃さの茶色のレンズが入ります。
もともとは横長で潰れた形でした。それもかわいいんですけどね。ボストンにしてあげたら、男の人もサングラスでいけます。ワーク、ミリタリーのテイストが好きな人には、クリップオンとかのサングラスで顔面まで統一感出すよりかは、サングラスぐらいは外してあげた方が良いのかなと思います。サングラスのカッコつけている感が薄らいで、道具として使ってますよ感が出ます。サングラスは、なんか見慣れない恥ずかしいという方は、敢えて服との統一感を出さないとか、レンズの色を(特に濃さ)を変えてあげたらいいです。
あくまで持論ですが、外人さんは何であんなにサングラスが様になっているのだろうと観察して至った自分なりの結論です。違いは道具として使ってますよ感かと。
16.10.03
反対側もお見せしますね。
16.10.03
鼻パッドも交換できます。オールチタンのソリッドの鼻パッドもありますよ。もの凄くカッコいいです。比較するとよく分かります。
メガネは、70年代のフランスの金張り(14ホワイト)のメガネです。この年代は、メタルフレームの形が多様です。現行ですと、クラシックなメタルフレームのイメージは、ラウンドかオーバルかボストンの3種がイメージとして湧くのでしょうね。そうではない、ちょっとした変化球ですが、大きく今の時流から逸れすぎない、程よいさじ加減のいいフレームです。
こういったタイプのメガネは、初メタルフレームの人にはオススメです。丸とかより抜け感が出過ぎず、ちょっと上品な感じにスタイリングを振っても、バッチリ合うと思います。
ヴィンテージも、ちょっと改造するとより一層よくなる時があります。手を掛けて送り出しています。
16.10.03
先日のイブサンローランのヴィンテージメガネに、グレーの35パーセントの濃度のカラーレンズをいれました。
パソコン用レンズの、コーティングタイプ(ブルーミラー)に関しては、ヴィンテージのフレームとの相性から避けていると述べました。
ですが、例外的に80年のテクノ臭のする良いメガネや、カザールにはあえてパソコン用コーティングのレンズを入れて、青い反射をバチバチさせています。写真で見るとそんなに反射していないように見えますが、実際は、青味がかって見えるくらい反射しております。ちょっとした差ですが、こういう絶妙な違いが大事なものもあります。
ハイテクを避けすぎるのも、単なる懐古主義で終わってしまいます。それよりかは上手く現代と融合した方がもっと面白くなるのではないかと考えております。