ホームランばかりvintage

19.09.25

ぼちぼちと日本の入荷を直しています。エッセルのナイロールの修理が飽きてきたので、趣向を変えてドイツ製フレームでも直しております。

60年代から70年代にかけて、ローデンストックのデザインはホームランばかりです。何ででしょうね。全部が当たりです。同時期のローデンの各種フレームをみても、どれもキリッとしています。

強固な作りとデザインとのシンクロ率が高めです。見た目がとにかく堅そう。着用の雰囲気も、そんな感じが醸し出されます。

時代と、フレームの作りも良かったのでしょう。とにかく、重厚感が凄まじいですね。その時代を過ごし、そこでファッション感やメガネ感が培われていれば、それしか愛せなくなりそうですし、それで良いと思えてしまいます。実際、今回のtorroではなく、carltonなんかは中毒性が高くてそんな感じでしょうね。日本のヴィンテージの筆頭といっても良いかもしれません。オークション等々見ても、アメリカンヴィンテージやフランス物以外で、個人間の売買でまともな値段がついています。

ノミネジ生きています。今となっては、加工機の精度が高いので要らない機構でしょう。個人的には残っていると嬉しい的な位置付けです。

ブリッジと玉型のバランスが素晴らしいです。ツーブリッジといえども、80年代のような野暮ったさは一切介在していないです。

他を載せようと思いましたけど、やっぱりまずは王道を載せておきます。

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