ぼくのしょうがつやすみzakki

20.01.03

元日の時点で、親戚付き合いに限界を感じ、2日と3日はサササッと距離をとって、ひたすらに積ん読の解消に努めておりました。あとは録画したアドベンチャーレースを観たりとか。集まるのが嫌とかじゃなくてですね、これはもう、言葉に出来ないですね。

積ん読の中に、年末にお客さんに教えてもらった本も入っています。

めちゃくちゃ非現実的かというとそうでもなくて、並行宇宙論とか世界5分前創造仮説に近い内容とか、現実から離れすぎていないです。

とくに、ふるまいによる心の有る無しの描写は、現実社会でもその有無が怪しくなるくらいに強烈です。心なんて無くて、ふるまいが一致しているだけではないのか?そんな風に疑い始めますと、生を問うのと同じくらい、足場がガラガラと崩れるような不安を覚えます。

精巧なアンドロイドであるジェミノイドは、そういうことを研究する為に生まれているはずですし、そこまで人間に似せなくてもR2-D2やBB-8に心や感情を感じるのは私だけでは無いはずです。

メガネを通してやれ純粋持続だ、やれ本当の感動だ、とか言ってましたけど、そもそもの感情の源泉であるような心が有るのか無いのかどうなんだ?みたいな地平に戻されてしまって、打ちのめされました。そんな良い本です。しかも小説なので、哲学書周辺と違って、サラサラしてます。

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